音声ガイド・クラークコレクション
解説 19件 30分
ナレーション 野島裕史 松尾桂子
特別チャンネル 4件
黒柳徹子さんと館長高橋明也さんの対談と黒柳さんのコメント
再再訪でやっと利用
音声ガイド
混雑の為、特別チャンネルは聴くのを
諦めました。
独断と偏見で(この言い方も時代が?)
解説を抜粋します。
鑑賞の良い手掛かりになりました。
ありがとうございました。
作品の番号は
出品目録の番号
第1室
2. ルイーズ・アルデュラン
カミーユ・コロー
コローと親しかったアルデュラン家のお嬢さんを描いた。
この時、ルイーズは15歳。!
第2室
30.版画収集家たち
オノレ・ドーミエ
風刺画で知られるドーミエの油絵
密室で親密な間柄を計算された光の効果によって浮かび上がらせている。
第3室
11.港へ戻る帆船、トゥルーヴィル
ウジェーヌ・ブーダン
風景画でも、室内で描くのが当たり前だった時代。
戸外で、自然の光の中で描くことをモネに勧めたのが、16歳年上のブーダン。
モネは有名になってからも、ブーダンへ感謝を捧げた。
第4室
15.エトルタの断崖
クロード・モネ
白い波頭、岩の陰影
この絵は、朝か?夕か?
専門家でも意見が分かれる。
第5室
20.籠のリンゴとブドウ
アルフレッド・シスレー
パリ生まれのイギリス人、シスレー
この絵はシスレーにしては、暗い色調
67.皿のリンゴ
ピエール=オーギュスト・ルノワール
クラークコレクション、ルノワールの絵については、最後の購入作品。
48.自画像
ルノワール
ルノワールが30代半ばの頃の自画像。
色彩の画家が、使用する色を抑え、内面に向き合おうとした気迫が感じられる。
54.うちわを持つ少女
ルノワール
モデルはコメディ・フランセーズの女優、ジャンヌ・サマリー。
ルノワールは、特定出来るモデルを普遍化させて美を表した。
57.劇場の桟敷席(音楽会にて)
ルノワール
日本で言う文科省の高官の娘を描いたが、買い取られなかった。
その後、構図を変え、
左の女性の胸元の首飾りが消され、髪型が変えられるなどして現在に至る。
第6室
47.菊
ジェームズ・ティソ
当時のイギリスで流行っていた菊の花を、流行のドレスを身にまとった女性と共に描いている。
第8室
41.蛇使い
ジャン=オノレ・ジェローム
19世紀後半のオリエンタルブームの中で描かれた作品。
トプカプ宮殿のタイルや
カイロのモスクなど
有り得ない組み合わせながら
忠実に描かれている事から
恐らく写真を元に創作された。
第9室
43.公爵夫人(青いドレス)
アルフレッド・ステヴァンス
「上手いだけの絵」と揶揄されたステヴァンス。急激に財力をつけた商人の好む貴族的な題材を描いている。
後ろの衝立の浮世絵の男が、女性と同じ方向を見ている、など暗喩が散りばめられ、意欲が感じられる。
第10室
25.ポントワーズ付近のオワーズ川
カミーユ・ピサロ
光の一瞬の変化を捉えやすい、という理由で、印象派の画家は水辺の題材を好んだ。この絵も、工場の煙と雲の流れが重なり、自然との調和が描かれている。
第12室
37.稽古場の踊り子たち
エドガー・ドガ
斜め上からの視点による大胆な構図は浮世絵の影響を感じさせる。
途中でキャンバスを張り替えるほど、この絵に苦心した。
右から二番目のタイツを履く少女の右足は、9回も描き直されている。
第13室
58.シャクヤク
ルノワール
燃えるような赤が印象的なこの絵は、クラーク夫妻が捜し求めてやっと手に入れた数少ない静物画。
32.花瓶のモスローズ
エドゥアール・マネ
マネの亡くなる前年の作品。
72.待つ
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
誰を待つのか、後ろ姿が観る人を惹きつける作品。
フランシーヌ・クラークは、夫の行動に口出しする事は稀であった。しかし、別のロートレックの作品(ジャン・アヴリル)を買いに戻る助言が的確だったことから、スターリングはフランシーヌの審美眼を信じた。
第14室
65.鳥と少女(アルジェリアの民族衣裳をつけたフルーリー嬢)
ルノワール
民族衣裳や鳥など、現地で描かれたような忠実さではあるが、ルノワールの創作の可能性が高い。
当時のアルジェリア総督府にはフルーリーという人物はおらず、誰なのか不明。
73.犬と女
ピエール・ボナール
斜め上からの視点や大胆な構図、(ドガでも同じ解説が有りました)輪郭線をくっきりと取った平面的な描写は浮世絵の影響を強くうけ、ラビ派と呼ばれた。
ボナール、24歳の作品。
ボナールは身近な人を多く描いた。
この絵のモデルは、手前が妹のアントレ、奥が従姉妹のベル。
以上
(269日目)
一部不確かな点が有りました。
間違いに気付かれた方は
ご指摘下さいませm(_ _)m