筆跡鑑定⁉
トーハクの「和様の書」
とのタイアップ企画がこちら。
島谷副館長と
書もソツなくこなす糸井重里さん
のやりとりが
面白いです。
印象をコントロール出来る点が
「声を聞くのと、書を見るのはとても似ている」
と、ユニークな視点で述べる糸井さん。
対して
「魅力的な書とは
上手下手を超えて
その人の感性を表現出来ているもの。
数多く見ることで
書を感じる感覚が養われていく」
と、副館長。
すると
「ずーっと野球を見ているファンが
『今の見逃しはすごい!』と言えるようになるのと同じ。」
と、またまたユニークな糸井さん。
これを受けて
「自分で野球が出来たら
より奥深くプロ野球を
楽しめるように、
書も
下手でも書いてみると
鑑賞する力も高まりますよ」
との副館長の見事な誘導で
美文字練習と
参ります。
歴史をざっと押さえ
歴史的名品をお手本に
初心者にも理解できるよう
興味深く
すすめて下さる副館長。
ブルータスっぽい例えも
分かりやすいです(~_~;)
「非モテの悲哀が共感を呼ぶ平安ロストラブ」
と引き合いに出されたのは
こちら。
壬生忠岑の百人一首にも取られた有名な歌
「在明のつれなくみえし
わかれよ(改行)
り 暁許うき物は無」
書いたのは
藤原 定実
載っているのは
古今和歌集 ・元永本←国宝
このように
一文字ずつ
筆の運び
形の美しさや
墨の濃淡
じっくり観ていくと
書家の人柄も伝わってくるようです。
そして!
出てきましたのが
「天下人の書」
よ!まってました!(江戸っ子?)
信長
秀吉
家康
この三人の書を
並べてみられるなんて
こんなこと、
あって良いのでしょうか⁈⁈
ブルータスの編集さんは
信長はさすがに堂々と迫力がある
秀吉は足軽から身を起こした素朴な書きぶり
といった感想をもたれたようです。
さて
書に通じた島谷副館長は
どんな鑑定を下すのか?
続きは明日〜。
(369日目)