「オランダ ハーグ派展 」⑨第二章 セクション5
で、6/29まで開催中
ゴッホの原点
オランダ・ハーグ派展
近代自然主義絵画の成立
(詳細はこちらのHP参照)
<第2章>
セクション 5 : 海景画
9作品
記載は
展示順に沿っています。
作品名
作家名
制作年(不明は無記載)/所蔵
を記しています。
★-☆ー☆ー★-☆
「漁船」
ヤコプ・マリス
1878年 ハーグ市立美術館
ハーグに特徴の銀灰色を基調に
この地方特有の古いニシン船を
威容をもって描いている。
空と海の銀灰色。マストを頂天とする構図。とても心惹かれます。
「スヘフェニンゲンの浜辺と船」
アンドレアス・スヘルフハウト
1840年 ハーグ市立美術館
ロマン主義でしられるスヘルフハウトだが、この絵はむしろそのドラマ性を排して静澄さが漂う。
開放感のある素敵な絵です。
「浜辺の景色」
ヤン・ヘンドリック・ヴァイセンブルフ
1887年 ハーグ市立美術館
上のスヘルフハウトの40年以上後に描かれた絵。構図、雰囲気がとても似ている
「オランダの海岸沿い」
ヘンドリック・ヴィレム・メスダッハ
1885年 ハーグ市立美術館
パリで賞をとり、ハーグに移ったメスダッハは、海景画で知られる。日没の水面に反射する淡い灰色からサーモン・ピンクへと続く美しい階調の変化を見事に捉えた作品。
以降は、海景のみならず、漁民やその生活に焦点を当てた絵画。
「浜辺のロバ」
ヴィレム・マリス
1865年頃 ハーグ市立美術館
「エビをとる人」(左)
ヨーゼフ・イスラエルス
1900年頃 ハーグ市立美術館
「漁師の女」(右)
ヨーゼフ・イスラエルス
ハーグ市立美術館
柄がチョンマゲに見えて、一瞬、日本?青木繁?と思いました。先の浜辺も、日本海沿岸と似ていますね。
「浜辺」
ベルナルデュス・ヨハネス・ブロンメルス ハーグ市立美術館
「貧しい人たちの運命」
フィリップ・サデー
1901年 ハーグ市立美術館
アートシーンで詳しく取り上げていました。
★-☆ー☆ー★-☆
(148日目)
腰も幾らか復調。読んで下さり本当にありがとうございます。あなたに✨シアワセ✨運ばれますように🌼
画像及び解説は
本展カタログに寄ります。
監修・執筆
アン・デュマ(ロンドン、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ学芸部長)
ベンノ・テンペル(ハーグ市立美術館館長)
ハンス・ヤンセン(ハーグ市立美術館学芸部長)
古谷可由(ひろしま美術館学芸部長)
作家解説
古谷可由
荒井直美(新潟市美術館学芸員/元・新潟県立近代美術館主任学芸員)
太田智子(山梨県立美術館学芸員)
森川もなみ(山梨県立美術館学芸員)
翻訳
小林晶子(損保ジャパン東郷青児美術館主任学芸員)
富岡進一(郡山市立美術館学芸員)
協力
澤田佳三(新潟県立近代美術館学芸課課長代理)
渡邉祐子(下関市立美術館学芸員)
編集
(株)ブレーントラスト
発行
「近代自然主義絵画の成立ーオランダ・ハーグ派展」カタログ委員会©2013
制作
印象社