「ホドラー展」2-①
「ホドラー展」
スイスの国民的画家。
まとまって紹介された展覧会
を、振り返ります。
数字はカタログの作品番号
緑色はカタログ解説の抜粋
2.暗鬱な世紀末?ー象徴主義者の自覚
ジュネーヴの労働者の居住域で暮らし始めたホドラーは、クールベを強く意識し卑俗な「現実」を描いた。
1880年代半ばに象徴主義文学者ルイ・デュショーサル(1862-1901)に出会い、感化される。対象の深層を象徴化する絵画を描くようになる。
1885年までに全ての親兄弟を喪ったことや、世紀末のヨーロッパに蔓延していた憂鬱なイメージの愛好が、この画家の絵画にも陰鬱さをもたらしたと言えるだろう。
11.怒れる人(自画像)
1881年 ベルン美術館
自画像を多く描いたホドラー。
パリのサロンへ≪狂人≫の題で出品されたこの自画像は、見当違いの批評を招いた。数ヶ月後、ジュネーヴで展示される時、ホドラーは≪怒れる人≫と、タイトルを変更した。そのためジャーナリスト達への怒りの表明とされてきた。
レンブラントやヴァン・ダイクを思わせる本作は、1887年ベルン美術協会に220スイス・フランで購入され、1920年にはベルン美術館によって22,000スイス・フランで買い上げられた。
12.死した農民
1876年 ジュネーヴ美術・歴史博物館
(画像無し)
(894日目)
ご覧下さりありがとうございます。あなたにラッキーがありますよ✨うに
<開催>
国立西洋美術館
2014年10月7日〜2015年1月12日
兵庫県立美術館
2015年1月24日〜4月5日
○画像は本展カタログより お借りしました。
編集:新藤 淳
NHK
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学術協力:スイス芸術学研究所
印刷:大日本印刷
発行:NHK
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©2014-2015
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