「ホドラー展」7-①
「ホドラー展」
スイスの国民的画家。
まとまって紹介された展覧会
を、振り返っています。
数字はカタログの作品番号
緑色はカタログ解説の抜粋
7.終わりのときー晩年の作品群
<会場図>
こうして、死がわれわれへと向かってくる。われわれの生の一秒一秒は、美しく穏やかな運動と反動だ。もし君がそれを知に採り入れるなら、意志に受け入れるなら、それは偉大な作品をつくり出す!君はただ、このひとつの生をもつ。それが作品にまったく別なるリズムを与える!これを知ることが、死の思想をひとつの大きな力に変える。ーフェルディナント・ホドラー
晩年は、≪無限へのまなざし≫の制作の傍ら20歳年下の愛人の死を見つめた。その死後はアルプスの湖、特に自室窓から見るレマン湖とモンブランの風景を描き、独自の造形言語を追求し続けた。
95.ヴァランティーヌ・ゴデ=ダレルの肖像(パリジェンヌⅡ)
1909年 ベルン美術館
97.≪ポーレットを抱くヴァランティーヌ・ゴデ=ダレル≫の側面観の肖像習作
1914年 ベルン美術館 (上)
98.≪病のヴァランティーヌ・ゴデ=ダレル≫の左側面観の頭部習作
1914年12月23日 (中) ベルン美術館
99.≪病のヴァランティーヌ・ゴデ=ダレル≫の正面左向きの頭部習作
1915年 ベルン美術館
100.死にゆくヴァランティーヌ・ゴデ=ダレル
1915年1月21日 ジュネーヴ美術・歴史博物館
この美しい頭部、このすべての指(……)、この鼻、この口、そして眼、これもだ、この素晴らしい眼ーすべては虫喰まれてしまう!何ひとつ、残りはしない。何も、ほんとうに何もかも!ーフェルディナント・ホドラー
101.バラの中の死したヴァランティーヌ・ゴデ=ダレル
1915年 チューリヒ、コーニンクス財団
<参考写真>
ゴデ=ダレルとホドラー
ゴデ=ダレルとの間に生まれたポーレットを抱くホドラー(中段)
(915日目)
ご覧下さりありがとうございます。あなたがスリルを楽しめますように💓
<開催>
国立西洋美術館
2014年10月7日〜2015年1月12日
兵庫県立美術館
2015年1月24日〜4月5日
○画像は本展カタログより お借りしました。
編集:新藤 淳
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学術協力:スイス芸術学研究所
印刷:大日本印刷
発行:NHK
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