アートシーン📺「ルネ・マグリット展」
NHK教育「日曜美術館」の
≪アートシーン≫
「ルネ・マグリット展」
が、取り上げられていました。
語りは、伊東アナ。
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空中に浮かぶ紳士たち
不思議なオブジェ
超現実な絵画を描いたのは
20世紀美術の巨匠、
ルネ・マグリット
シュルレアリスムの画家
マグリットの作品
およそ130点を集めた展覧会です
マグリットは
ブリュッセルの美術学校を卒業し
画家の道を目指します
アール・デコなど
当時の新しい絵画の動向に
目を向けています
向かわせたのは
その先駆者、
ジョルジョ・デ・キリコの絵
との出会いでした
独自のシュルレアリスムに挑戦した作品
異質で無関係なものを
組み合わせています
夢の中の光景を思わせます
妻をモデルにし
女性の身体を分割して描いたこの作品が
大きな反響を呼びます
この頃
マグリットのシュルレアリスムのスタイルが
確立されていきます
国立新美術館副館長 南 雄介さん
「マグリットの描く世界というのは
一見すると、
とても奇妙な見慣れないもの
のように見えます。
私たちの生活を創り上げている
約束事の網目のようなもの、
それを一旦ばらばらにしてしまったら
どのようにものが見えるか?
というところを見せようとした
側面があると思います。
マグリットの祖国ベルギーは
戦火に見舞われました
この時期
マグリットの絵にも
大きな変化がみられます
強い色彩と
粗いタッチで
戦争に対する
怒りの感情を表現しました
戦争が終わり
マグリットは再び
自らの様式に回帰していきます
岩や石をモチーフにした作品も
多く描かれ
≪石の時代≫とも呼ばれました
そこには
世界の構造や前提が変容を遂げた
イメージがみられます
見えるものと見えないものとの関係
を、表現した作品
前後を入れ替わった
奇妙な空間関係
大きな鳥
しかし
鳥の中は美しい青空
この対比が
マグリットの求めた
未来への普遍性を
強く打ち出しています
東京の後、京都で開催されます。
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(996日目)
ご覧くださり、ありがとうございます。あなたに素敵な未来がありますよ✨💎✨うに
画像はNHK教育「日曜美術館」
からお借りしました。