アートシーン「ボルドー展」(2)
7月19日 放送
NHK教育「日曜美術館」
≪アートシーン》のコーナー
『ボルドー展』
続きです。
語りは
伊東 敏恵 アナウンサー
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ボルドーは産業で栄える一方
著名な画家たちが集まる場所としても
知られていきます
その1人が
スペインを代表する宮廷画家
フランシスコ・デ・ゴヤでした
フランシスコ・デ・ゴヤ
「ロス・カプリーチョス」画家フランシスコ・ゴヤ・イ・ルシナンテス 1799年
ナポレオン戦争後
ボルドーへ亡命します
ゴヤは祖国スペインを思い
闘牛の作品を
繰り返し制作しています
フランシスコ・デ・ゴヤ
「ボルドーの闘牛」:二分された闘牛場
1825年
最も注目されるのが
この作品
ボルドーで幼少期を過ごした
ロマン主義の巨匠
ドラクロワの大作です
ウジェーヌ・ドラクロワ
「ライオン狩り」 1854-55年
人間とライオンの
生死をかけた
激しいぶつかり合い
躍動感に満ち溢れています
しかしこの大作は
火災により絵の上部が失われ
大きな損傷を受けました
ボルドーで生まれ育った画家
ルドンは
ドラクロワの大作を
模写していました
オディロン・ルドン
「ライオン狩り」(ドラクロワ作品に基づく模写) 1860-70年
ドラクロワのオリジナルを伝える
貴重な証言となっています
一部が失われても
その生命力が失われることは
決してありません
ボルドー展
美と陶酔の都へ
9月23日まで
国立西洋美術館(東京・上野)
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(1082日目)
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