オスカー・ニーマイヤー展 感想(4)
東京都現代美術館
2015.7.18〜10.12
オスカー・ニーマイヤー展
会期終了しましたが
感想を続けます💦
≪section 5≫
コンスタンティーヌ大学
コンスタンティーヌ、アルジェリア1972年
本展フライヤーよりの画像
ニーマイヤーは1962-85年、軍事政権を避け、パリへ亡命した。その際、当時のフランス領アルジェリアによく滞在した。コンスタンティーヌ大学は、独立直後のアルジェリアが各界の期待を担って開学した最初の大学で、その設計にニーマイヤー熱意を持って取り組んだ。従来の多棟構成の提案に対し、長期的な視野に立ち、将来の変更可能で機能性を重視し、未来的なデザインを模索。結果、研究棟、事務所棟、図書館という大胆且つ簡潔な構成は、新しい国の教育のシンボルとして輝かしい存在感を放っている。
ニテロイ美術館
ニテロイ、ブラジル 1996年
本展フライヤーよりの画像
ニーマイヤーが亡命から帰国後、制作した作品。ニテロイはリオの対岸の街で、当初の予定地から、ニーマイヤー選定の現在地へと変更して設立した。人々が「宇宙船」と呼ぶこの美術館のフォルムを、本人は岩場から茎を伸ばして咲く『花』だという。
地下にはレストランやバーもあるらしいです。こんな空間では、目にする全てが特別なものになりそう。アートを見て、それからブラジル料理?お酒?考えるだけでワクワクします。
このインパクトある造形が、自然界の植物に着想を得ていることに、驚きます。それと共に、安心感も。未来的であるということは、決して外部に頼るだけではないのだということ。内側からそれを見つけ出すことが出来るのです。
ニーマイヤーの精神の解放性を強く感じた建造物です。
(1231日目)
ご覧下さり、ありがとうございます。あなたの好奇心が予想以上に満たされますよ✨