パリのリトグラフ(3)
2/7(日)まで開催中
パリ・リトグラフ工房idemから
ー現代アーティスト20人の叫びと囁き
美術館HPはこちら
感想の続きです。
【2F】
アルベロラの1コーナーを
過ぎると
広いスペース。
すぐにあるのは
JR
東北の被災地での制作活動もする
このアーティストは
例えば
犯罪者の巣窟のslumに
女性の目を描く
というように
現実社会との繋がりを意識した
インパクトの強い作品を
発表しています。
本展ポスターにも用いられている
「テーブルに寄りかかる男」。
威圧感を感じる大きな目は
ピカソ。
工房の機械をピカソも使用したと知り
制作したものだそうです。
デヴィッド・リンチと
上下半分ずつの合作も
ありました。
デヴィッド・リンチは
監督する映画の世界観を
彷彿する作品の数々。
広いスペースを抜けると
ビデオ上映があり
そこから通路のような
最後の展示会場
森山大道の
エロスの香り
やなぎみわの
3作品と原版の石板
マティスの画集
パスカル・デュサパンの
楽譜のリトグラフも
面白かったです。
全 107点
アフリカや南米など
あまり馴染みのない国の
作家の方々の作品も新鮮で
視点の違いを探すのも楽しく
好奇心をそそられました。
とてもゆとりを持って見られました。
多くの方に楽しんで欲しいです。
画像は本展フライヤーよりお借りしました。
正月明け第1弾は何にしようか
考えていましたが
ひょんなことから
この展覧会になりました。
今年も沢山のアートとの
偶然の出会いや
計画的対面を
楽しみにしています。
今回、現代アートを鑑賞しながら
正月ボケの脳が目覚めるのを感じ
ニヤニヤが止まりませんでした。
評価がきっちりと定まっておらず
詳細な解読も古典ほどはされていない
現代アートは
多くを語りかけ
自己を見つめる
きっかけを与えてくれます。
認識の幅を広げてくれる
現代アートはとても刺激的。
今年は意識して
多く足を運びたいと思いました。