明日まで。恩地孝四郎展
恩地孝四郎 展
見てきました。
20年振りの大々的な回顧展
だそうです。
木版画 260点
ブックデザイン 70点
水彩と素描 27点
写真20点
油彩 11点
見応え充分です。
私はブックデザインに
好みのものが沢山ありました。
3冊の本を大画面で見られる
プロジェクターがあります。
自由にページをめくれます。
特に「蟲・魚・介 」
が気に入りました。
恩地孝四郎と言えば
有名な
萩原朔太郎の肖像。
間近で
その迫力に触れられ
感激しました。
皺の深さ
波打つ髪
欧米人のように高く形の良い鼻
刷り師によって表情が変わるのも
印象的でした。
戦後、有力な支持者を得て
抽象画に専念することが出来た頃から
どんどん構図や色彩が洗練されて
素晴らしいと感じました。
言葉の感覚も鋭く
詩をこなし
写真もこなし
多才な才能を
多彩な活動に昇華した恩地孝四郎。
その全貌を余すことなく味わえた
展覧会でした。
《音楽作品による抒情 No.4 山田耕筰「日本風な影絵」の内「おやすみ」》1933[1935]、木版・紙、ボストン美術館 Museum of Fine Arts, Boston, Gift of L. Aaron Lebowich,
カタログ2200円は売り切れ
再販は4月頃ということで
ショップにて申込用紙による
予約ができます。
【開催概要】
会場:
東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
会期:
2016年1月13日(水)~2016年2月28日(日)
開館時間:
10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
※入館は閉館30分前まで
休館日:
月曜日
観覧料:
一般1,000(800)円
大学生500(400)円
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
※高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
※キャンパスメンバーズ加入校の学生は、学生証の提示で割引料金400円。
主催:
東京国立近代美術館
和歌山県立近代美術館
東京新聞
美術館へのアクセス:
東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分
〒102-8322 千代田区北の丸公園3-1
☆見ていて「これは!」と思う作品の多くが、ボストンやら大英などの所蔵で、やっぱり良いものは外国か。とため息。
原始海洋生物を描いた作品で、なるほど、と私なりにとっかかりが出来て、一気に見るのが楽しくなりました。言葉にならない気分や感覚のようなものを、抽出して形象に落とし込める才能にただ羨望の眼差し。時代に先駆けた才能。しかし数が多くて、見終わったらグッタリでした。笑。☆
【今日の一点】
《P198 アンプロンプチュ(即興)No. 1(2) 濡れた舗道 》
1949(昭和24)年
マルチブロック、紙
養清堂画廊
画像無し
プラタナスの枯葉
水溜り
白いごみ屑
明るい舗道