「オートクチュール展」三菱一号館美術館
3月4日〜5月22日
PARIS
オートクチュール
世界にひとつだけの服
HPはこちら
http://mimt.jp/paris-hc/
カリスマブロガー
『青い日記帳』のTakさんナビゲートによる
本展担当学芸員の岩瀬 慧さんの
解説付き内覧会にお邪魔しました。
1人、一点
ほぼ1回
しか着用されなかったという
贅を尽くした衣服が
厳かに陳列しています。
一昨年になりますが
銀座の「Dior」アーカイブが
目も眩む美の迷宮だったので
もういいかな
と、ちょっぴり思っていたのですが
そんな自分を殴りたい❗️❗️❗️
というほど
素晴らしい展示でした✨
パリ・モードの殿堂ガリエラ宮がパリで好評を博したファッション展を
日本向けに再構成したものです。
ガリエラの館長で
スターキュレーターのオリヴィエ・サイヤール氏は
開催が桜の季節と知り
生地の劣化で
殆ど貸し出されることのなくなった
桜色のドレスを
来場者を見送る最後の一枚として
出口に配置されたそうです。
バレンシアガ
イヴニング・ドレスとペティコートのアンサンブル
1967年春夏
アブラハム社製ガザール織り、ナイロン・チュール、型押しした絹タフタとオーストリッチの花飾り
またジャン=ポール・ゴルチエが
プリーツを得意としたグレに
オマージュを捧げた
イヴニング・ドレス『青い鳥』
2006年秋冬
プリーツ加工したジャージー、玉虫織のモスリン、絹オーガンザ
その反対側には
グレ
(1934年頃のアリックスをモデルに)
イヴニング・ドレス
1947年
ビスコースのジャージー
が、あるなど
練られたレイアウトになっています。
もう一つ注目したいのが
ドレスの下のマネキン!
腕のあるマネキンは
パリのガレリアから
分解して
持ってこられたものだそうです!
重量もある上に
一体一体、
ドレスに合わせて
胸や腿に綿を縫い付ける
途方もない作業が施されているそうです。
パリからこられた専属の作業員の方や
協力の三菱レーヨンの尽力によって
見えない所まで
非常に手間のかけられた
まさにオートクチュールな
展覧会。
会場に一歩足を踏み入れれば
丁寧な手仕事によって紡がれた
濃密な時間が流れています。
ドレス小物類、
デッサン画、
写真など
いつまでも見飽きない全137点。
是非多くの方に鑑賞して頂きたいです。
会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
それ以外は、本展HP、フライヤーよりお借りしました。
≪開催概要≫
PARIS オートクチュール—世界に一つだけの服
◯開館時間10:00~18:00
(祝日を除く金曜、会期最終週平日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
◯休館日月曜日
(但し、祝日と5月2日、16日は開館)
◯主 催三菱一号館美術館、日本テレビ放送網、ガリエラ宮パリ市立モード美術館、パリ・ミュゼ
◯特別協力公益財団法人京都服飾文化研究財団
◯後 援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
◯協 賛 大日本印刷
◯協 力 三菱レイヨン株式会社、エールフランス航空、日本通運株式会社
◯企画協力NTVヨーロッパ
◯お問い合わせ03-5777-8600(ハローダイヤル)
☆こちらカタログもオススメです!
撮影出来たので要らないかな〜とおもったのですが、見本を手に取った瞬間、「これは良い本❗️」の予感。中身も確認せず購入。表紙、厚み、レイアウト、裏表紙の手触り、素晴らしいのです!
と、思ったらやはり!『D_CODO』さんのデザインでした!さすが〜〜〜〜💖
会場資料室の壁面解説も折込頁で入っています。
好評で、増刷も決定!
電子版も拡大が精巧で良いらしいです、
が!
俯瞰して見られ、
細かい解説を確認出来、
デザイナーの引き出す新たな展示の魅力を味わえるのは紙書籍ならではの良さです。
是非是非、お手元に一冊!(私は何かの回し者?笑)
今後のファッション鑑賞にも役立つこと請け合いです☆