≪アートシーン≫「三浦景生の染め 白寿の軌跡」
≪アートシーン≫のコーナーで
取り上げられていました。
2016年 9月 11日放送
『三浦景生の染め 白寿の軌跡』
語りは
伊東敏恵アナウンサー
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京都 染色界を牽引した
三浦景生
の回顧展です
三浦景生の染め 白寿の軌跡
京都市美術館
牡丹之図 1979
伝統的な染色の世界で
常に新しい手法を模索し続けた
三浦景生
2015年に99歳で亡くなるまで
生涯現役作家として
活躍しました
きゃべつ畠の虹 1987
きゃべつ模様の屏風です
染色のモチーフとしては珍しかった
野菜に焦点をあてました
思わず笑ってしまいそうな
独活
三浦のとらえた独活は
自由自在にその姿を変えていきます
うどのたいぼく 1991
まるで絵画のように
表現するその作風は
染色界に大きな衝撃を与えました
自然のつながりの中で
現代にあった模様というものが
できないかと思ったんです
伝統技術の伝承は
これは僕は大事だと思います
しかしその反対の極があってもね
そうやないと自由ということにならない
人のやってることをやるのは
もうやっぱり面白ないですね
2000年6月17日『土曜美の朝』インタビューより
晩年は様々な材料を駆使して
新たな表現を追求しました
60年もの間
染色界を盛り立ててきた
三浦
染色の枠を超え
たどり着いた境地です
港賛歌 2000
三浦景生の軌跡をたどる展覧会は
京都市美術館で
9月18日まで
蓮文 1981
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画像はNHK教育「日曜美術館」よりお借りしました。