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今月の一枚

ダッハウの宮廷庭園の門
ユリウス・エクステル
1887年 ローゼンハイム市立ギャラリー蔵
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モランディととても迷ったのですが
こちらの一枚を。

外光の透明感と
祝福されたような風景に。

今月も
いや、特に今月は
色々あったな〜〜と振り返りつつ

この絵に出逢えたことを
喜びの一つに挙げたいと思います。

画像は『原田直次郎展』図録よりお借りしました。



追記:今夜の「2355」(Eテレ)は
久々に✨ボルボックス✨でした❣️
月曜日のミカヅキモからずっと待っていましたよん🎵嬉しい3月締めくくりになりました💕💕
「2355」のスタッフの方々に感謝💝💐
e0295455_00524500.jpg


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画像はNHK教育テレビ「2355」よりお借りしました。
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by abby819lucky | 2016-03-31 21:12 | アート

アートシーン「原田直次郎展」

『日曜美術館』(NHK教育)
≪アートシーン≫のコーナーで
取り上げられていました。

2016年 2月 28日放送
原田直次郎 展

語りは
伊東敏恵アナウンサー

*ー*ーー*ー*ー*ーー*ー*

明治の文豪、森鴎外

ある画家の展覧会の開催に奔走します
会期はたった1日

その作品は人々を圧倒しました

画家の名は 原田直次郎

鴎外の展覧会から
およそ百年ぶりとなる展覧会です


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原田は明治17年
ドイツ、ミュンヘンに留学
本格的に油絵を学びます

鴎外と出会い
固い友情を結んだのもこの頃でした
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ミュンヘン近郊の村を描いた作品です
「風景」1886年
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陽光に照らされた樹々
庭先に遊ぶ少年や鳥

対象を徹底的に見つめ
描く技術を習得しました

原田が特に熱心に取り組んだのは
人物画です
「裸体習作」1884-86年ごろ
e0295455_18574974.jpg



モデルの老いて痩せた背中

人物の内面まで写し取ろうとする
直向きな思いが感じられます

そして生まれた代表作
『靴屋の親爺』
ドイツ滞在最後の年に描かれました
「靴屋の親爺」1886年
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光と影のコントラストの中、
浮かび上がる鋭い眼差し
眉間に刻まれた深い皺
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徹底した描写で
無名の職人の生き様まで描き出したその絵は
日本の洋画史上に残る傑作です

原田は明治20年に帰国
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その頃日本は
急激な西洋化への反動から
日本美術の復興が叫ばれ
洋画家不遇の時代でした

原田は肖像画などで
生活の糧を得ながら
西洋画の普及に奔走します
「毛利敬親肖像」1890年
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しかし36歳
志半ばで病死しました

埼玉県立近代美術館 学芸員 吉岡智子さん

原田は、西洋絵画の本質そのものを
伝えようと努力していたと思います

技術の確かさ
しっかりとした油彩画の魅力

西洋絵画が排斥されていた時代にあって
日本にそれを伝えようとした
理念をご覧いただきたいです


鴎外が自宅に飾っていた
原田の作品です
「雪景」
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轍の残る雪道に
今は亡き友の人生を重ねていたのでしょうか
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《巡回》
4/8〜5/15 神奈川県立近代美術館 葉山
5/27〜7/10 岡山県立美術館
7/23〜9/5 島根県立石見美術館

*ー*ーー*ー*ー*ーー*ー*
画像はNHK教育「日曜美術館」よりお借りしました。
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by abby819lucky | 2016-03-26 22:33 | アートシーン

この週末まで!「原田直次郎 展」

2016年2月11日〜3月27日
埼玉県立近代美術館

原田直次郎 展ー西洋畵は益々、奬勵すべし
e0295455_21013310.jpg


HPはこちら
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=327


会期終了間近となりました。

素晴らしい展覧会です。

ぜひ❗️‼️❗️
多くの方にご覧頂きたいです。

『風景』原田直次郎 1886年
岡山県立美術館
e0295455_01432551.jpg

僅か36年の生涯で
明治の時代、
これほど西洋絵画を完璧に
体得した画家が居たことに
驚嘆です。

その人生を知り
その画の高潔さに触れ
静かな感動に浸る。

忘れ難い時間を
過ごすことが出来ました。

この企画を立てられた方に
感謝。
そして運営に関わった全ての方々に
感謝。



≪開催概要≫
2016年2月11日(木・祝)~3月27日(日)
※会期中に一部展示替えがあります。
○休館日
月曜日(3月21日は開館)
○開館時間
10:00 ~ 17:30(入場は17:00まで)
○観覧料
一般1100円(880円)、大高生880円(710円)
※( )内は団体20名以上の料金。
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方(付き添いの方1名を含む)は無料です。
※併せてMOMASコレクション(1階展示室)もご覧いただけます。
○主催
埼玉県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
○後援
東京ドイツ文化センター
○協力
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
○助成
公益財団法人ポーラ美術振興財団、芸術文化振興基金、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
○協力
日本航空、JR東日本大宮支社、FM NACK5


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by abby819lucky | 2016-03-25 23:53 | アート

アートシーン『ボッティチェリ展』

『日曜美術館』(NHK教育)
≪アートシーン≫のコーナーで
取り上げられていました。

2016年 2 月 28日放送
『ボッティチェリ展』

語りは
伊東敏恵アナウンサー

*ー*ーー*ー*ー*ーー*ー*

匂い立つような美しさ
かつてフィレンツェ一の美貌と
謳われた女性です
『美しきシモネッタの肖像』 1480-85年頃
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優美なドレスに映える豊かな金髪
真珠のような肌
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繊細な筆遣いで
その美を余すことなく描いたのは
サンドロ・ボッティチェリ

レオナルドやミケランジェロに並ぶ
イタリアルネサンスの巨匠の展覧会です

花の都、フィレンツェ
15世紀
ボッティチェリはこの街に生まれます

修行を積んでいた若き画家の
才能をいち早く見出したのは
街の実権を握っていたメディチ家でした
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密接な関係を物語る作品です
『ラーマ家の東方三博士の礼拝』1475-76年頃
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東方からやって来た3人の博士が
キリストの誕生を祝福する聖書の一場面

聖母の前に跪くのは
メディチ家繁栄の礎を築いたコジモ(写真 上・左)

こちらは(写真上・右)
フィレンツェに
ルネサンスの黄金時代をもたらした
孫のロレンツォとも言われます

その中で
誇らしげにこちらを見つめているのが
ボッティチェリです(写真 下・右)
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↑この絵の注文主ラーマ

メディチ家に引き立てられ
その才能を開花させていきました

円熟期の傑作、「書物の聖母」
『聖母子(書物の聖母)』1482-83年ごろ
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書物を読む聖母マリアと
イエスの姿

マリアの手に重なる幼子の小さな手

ルネサンスの時代に花開いた
人間味溢れる表現です
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しかし
線による繊細な描き方は
中世を感じさせるもの

中世とルネサンス

新旧を融合させた
ボッティチェリならではの
甘美な聖母像です

東京都美術館 学芸員 小林明子さん

目に見える世界のように
いかに自然に描くかが
15〜16世紀の画家たちの
目標でもありました

その中で
ボッティチェリは前時代的な
輪郭線の強調
金の利用
平坦な画面
といった様式を貫きました

それが当時、通と言われる
パトロンに好まれ、
その要求に応じて
同様の特徴を備えた作品を
手がけることになっていきました


しかし
ボッティチェリが50歳を迎える頃、
メディチ家は失墜
画家は大きな後楯を失いました

暗い影は作品にも表れます

擬人化された人物が登場する寓意画です
「アペレスの誹謗(ラ・カルンニア)」1494-96年ごろ
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玉座に座る不正に入れ知恵をするのは
無知と猜疑

松明を手にした誹謗が無実の髪を掴み
断罪しています

喧騒の中
ひとり毅然と天を指す女性
ボッティチェリがその姿に託したのは
真実でした
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最晩年の作品
「聖母子と洗礼者ヨハネ」1500-05年ごろ
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この頃ボッティチェリは
活躍の場も減り
貧しい境遇に陥っていたと言います

憂いを秘めた聖母
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ボッティチェリは最後まで
女性の美を追い求めました

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*ー*ーー*ー*ー*ーー*ー*
画像はNHK教育「日曜美術館」よりお借りしました。
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by abby819lucky | 2016-03-13 21:19 | アートシーン

金曜ナイトにモランディ

2016.2.20〜4.10
東京ステーションギャラリー

モランディ 展
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HPはこちら
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201602_morandi.html


来週、3月15日から31日まで
学生無料ウィークです。

混雑が加速する前に、と
金曜ナイトを使って
行ってきました。

東京駅、
丸の内北口改札を出て直ぐ
という立地の良さもあり
なかなか盛況でした。

しかし
モランディのその絵画のせいか
館内、とても静か!

大体、日本の美術館は
どこでも静かですが
モランディ展は
普通の声で話している人も
段々とヒソヒソ声になるほど

絵のもつ静寂さ
鑑賞する人の
求道心のような静寂さ
で、禅の道場
のような雰囲気でした。

100点以上という
大規模回顧展

しかし、思いの外
疲労せずに見られました。

余裕をもって
時間をかけてじっくり見たはずなのに
一周、1時間かかりませんでした。

出口手前に
18分間の映像
が、あります。

モランディの世界観を
イメージさせるような
映像も多いのですが
音楽もとても素敵でした。

忘れてならないのが
一階、エレベーターの左手前に
作品リストと
解説リスト
2種類のリストがあります。

この解説リストはマストです!

会場は11章に区切られていますが
章ごとの説明が文書になっているので
壁の説明が人だかりで読めない
と、いった事態が起こりません。
それも混雑緩和、疲労軽減に
繋がっていると思います!

5年前、
震災で中止になったモランディ展。
そのリベンジ企画です。
内容は一新されているそうです。

そんな状況をも合わせて
日常を省み、
内面へ
本質へと意識を向けていく
モランディとの時間は
今、『必要』なものだと感じました。

館内、人出がありますが
タイミングをみれば
好きな絵を
独り占めする余裕もあります。

多くの方にオススメしたいと同時に
私ももう1度、見たいです。

≪開催概要≫
【休館日】
月曜日(ただし3月21日は開館)、3月22日(火)
【開館時間】
10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館30分前まで
【入館料】
一般1,100円 高校・大学生900円 中学生以下無料
※20名以上の団体は300円引き
※障がい者手帳等持参の方は100円引き、その介添者1名は無料
【主催】
東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)、東京新聞
【学術協力】
ボローニャ市立美術博物館機構 モランディ美術館
【後援】
イタリア大使館、イタリア文化会館、ボローニャ市
【協力】
アリタリア-イタリア航空
【協賛】
大日本印刷

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by abby819lucky | 2016-03-12 11:21 | 東京ステーションギャラリー

アートシーン「モランディ展」

『日曜美術館』(NHK教育)
≪アートシーン≫のコーナーで
取り上げられていました。

2016年 3月 6日放送
『モランディ 展』

語りは
伊東敏恵アナウンサー

*ー*ーー*ー*ー*ーー*ー*
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その画家は
生涯ほとんど故郷の町を離れることなく
ひとりアトリエに籠もり
画を描き続けました

その絵はあまりに謎に満ちていました

そこにはただ瓶や器が並んでいたのです

静物1956年
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ジョルジョ・モランディ
二十世紀最高と言われる
イタリアの静物画家です
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彼が描く瓶や器は
日常にあるごくありふれたもの

それらを並べ替え
色や構図を変えながら
描きました

静物1946年(左)
静物1954年(中央)
静物1954年(右)
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少し変えることで何が起きるのか

まるで音楽が演奏ごとに変化するように
その画は果てしなく変わっていきます

東京ステーションギャラリー 学芸員 成相 肇さん

いざ近寄って実物を見てみると
時には、後ろにあるはずのものが
勢い余って飛び出してきているようなところがあったり
極々僅かな赤みを入れたり

細かいコントロールが
そこら中にどの作品にも見られるのです
ですので
一点一点見ていると時間がかかります

いかにも良い画を見ていると感じさせてくれるところが、僕がモランディを一番好きなところです

静物1952年
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モランディは一枚の絵の完成までに
熟考を重ねました

静物1947年
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右下の色が異なる部分

1度描いた瓶の影を削り取り
塗り直した跡です
e0295455_20042927.jpg


見る人の視線を
瓶に集中させるためと考えられています

モランディが残した言葉
静物1955年
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重要なのは ものの真奥に 本質に 触れることです

果てしない変奏は
画家が亡くなるまで繰り返されました

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≪巡回≫
岩手県立美術館 4月16日〜6月5日

*ー*ーー*ー*ー*ーー*ー*
画像はNHK教育「日曜美術館」よりお借りしました。
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by abby819lucky | 2016-03-11 23:18 | アートシーン

アートシーン「勝川春章 展」

『日曜美術館』(NHK教育)
≪アートシーン≫のコーナーで
取り上げられていました。
『勝川春章 展』
2016年 3月 6日放送


語りは
伊東敏恵アナウンサー

*ー*ーー*ー*ー*ーー*ー*

葛飾北斎の師匠、
さらにあの写楽にまで影響を与えた
浮世絵師、勝川春章の
肉筆の美人画から
ご紹介しましょう


勝川春章 ≪美人鑑賞図≫

勝川春章
美人鑑賞図
肉筆浮世絵の傑作です

描かれているのは
11人の女性

一人として
同じ姿はありません

肉筆画ならではの
緻密な着物の柄
鮮やかな色

髪の一すじまで
余すことなく描かれています

傑作誕生の背景には
春章の理想の美への
飽くなき挑戦がありました

勝川春章の
肉筆の浮世絵を集めた
展覧会です
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≪立姿美人図≫
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初期の作品です

役者絵で
人気を博した春章が
肉筆美人図を手掛け始めたのは
50歳の頃

当時流行の上方のスタイルを踏襲し
あどけない幼女のような姿です
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しかし
数年後に描いた美人図はこのとおり
すらりと伸びた姿です
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役者絵で培った観察眼を活かし
よりリアリテイある美人を生みました

≪雪月花図≫
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春章の探求は続きます

舞台は王朝文化華やかな平安時代
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紅葉が美しい崖の部屋で月を眺めるのは
源氏物語の構想を練る
紫式部

大和絵の手法を取り入れた
雅やかな世界

春章は古えに
普遍の美を探ろうとしました

こうした探求の末
最晩年に描いたのが
≪美人鑑賞図≫
でした

絵の上側には
大和絵の特徴である
<すやり霞>
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絵の背景は
<六義園>
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古えの和歌の世界を
イメージした庭園が
江戸の女性の美を際立たせます

出光美術館 学芸員
廣海 伸彦さん
浮世絵というのはそもそも
その言葉が示すとおり
浮世の絵
一般的な当時の風俗を写すための
絵であった訳です
そこには当然ながら
伝統的な
あるいは古典的な世界が
入り込む余地はありません

しかし、春章は
肉筆美人画の俗なる世界に
伝統的、古典的文化の世界を運び込む

そこにこそ春章の技術の特徴がある
と、わたくしは考えています


風俗画と雅な世界の融合

≪美人鑑賞図≫は
春章が到達した
新たな美の世界でした
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井浦 新さん
『技術も、経験も重ねて
脂が乗った頃の肉筆美人画。
まさに江戸の粋、そのものですよね。
はっと息を呑む洗練さに
驚きました。』


*ー*ーー*ー*ー*ーー*ー*
画像はNHK教育「日曜美術館」よりお借りしました。

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by abby819lucky | 2016-03-08 22:26 | アートシーン

春章さんの美人さん『勝川春章展』

2016.2.20-3.27
出光美術館(丸の内、帝劇ビル9F)

生誕290年記念
勝川春章

肉筆美人画ー「みやび」の女性像

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HPはこちら
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html


北斎の師でもあった
勝川春章、生誕290年記念の
展覧会。

肉筆美人画

たっぷり堪能して参りました。

会場は
ワンフロア、3コーナーを
6章に区切り
約70点を展示。

そのほか
焼き物が13点。

分量は程よく
週末はなかなかの人でしたが
混雑はありません。
好きな画の
独り占めも可能でした。

私は何度も行きつ戻りつ
したので約2時間
かかりましたが

急げば30分でも可能なので
時間ギリギリでも諦めず
入館して欲しいと思います。

図録もお得な1950円です♫

3月13日を境に
2点、展示替えがあります。
「梅下美人画」→「吾妻風流図」(藝大美術館所蔵)
「遊女と燕図」(東京国立博物館所蔵)→「竹林七奸図」(藝大美術館所蔵)

「遊女と燕図」の燕は素晴らしい描写でした。
HPに載っている後期の「吾妻風流図」も素敵なようなので、
また行こうかな〜〜


[開催概要]

開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)

会期・開館時間等は都合により変更することがあります。最新情報は当ウェブサイトまたはハローダイヤル(03-5777-8600)でご確認ください。
休館日
毎週月曜日(ただし3月21日は開館)
入館料
一般1,000円/高・大生700円(団体20名以上 各200円引)
中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
※本展期間中、3月15日(火)~27日(日)は「学生無料ウィーク」を開催しています
※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です
電話番号
ハローダイヤル
03-5777-8600(展覧会案内)
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by abby819lucky | 2016-03-07 23:26 | 日本美術

目がハート『ラファエル前派展』

2015.12.20-2016.3.6

Bunkamuraザ・ミュージアム

リバプール国立美術館所蔵
ラファエル前派展

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HPはこちら
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_raffaello/


最終日ギリギリで
観てきました。

大変混雑していましたが
場内三周して
存分に鑑賞してきました。

≪夢≫と、サブタイトルにあるように
夢のように美しい作品がズラリ。

ただただ純粋に
癒されました。

ラファエル前派そのものが
急速な合理化を遂げる近代社会に
反旗を翻す理念を柱に据えていたわけで

時代を経た現代にこそ
必要な芸術と言えると思います。

1番好きな絵画は
絵葉書に無かったので
残念でした。

代わりに購入したのは
以前、六本木で「鳥の巣ハント」
と、その名を目にし
その鳥の巣を見たい!!
と、思っていた
ウィリアム・ヘンリー・ハント
≪卵のあるツグミの巣とプリムラの籠≫
1850-60年頃 リバプール国立美術館
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この水彩画に
目が釘付けになりました。
籠に比べて
鳥の巣の丹念さはどうなんでしょう。
本当に素晴らしかったです。

初見ではない気がしますが
人物の気分も伝わって
素敵でした。
エドワード・ジョン・ポインター
≪テラスにて≫
1889年に最初の出品、リバプール国立美術館
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選べないくらい
好きな作品がたくさんでした。
アルマ・タデマや
フレデリック・レイトン
それにペルジーニの2枚も
心に残っています。

どうも最近、プチイギリスブーム?
みたいです♫

ポターの世界を想わせて
行ってみたい
暮らしてみたい
そんな気持ちになりました。
ヘレン・アリンガム
≪ピナーの田舎家≫
1890年代初め、リバプール国立美術館
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まだまだ余韻を楽しみます〜〜♡
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by abby819lucky | 2016-03-06 20:38 | Bunkamura 渋谷

映画『おみおくりの作法』

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久しぶりに
劇場で映画を観ました。
キネ旬シアター 柏。

おみおくりの作法

原題 STILL LIFE
2013年 イタリア/イギリス
91分

監督・脚本・製作 ウンベルト・パゾリーニ

舞台はロンドン。
44歳
独身
区役所 民生課 勤続22年
というジョン・メイ(エディ・マーサン)
が主人公。

彼の仕事は
たった一人で
孤独死した人の
葬儀をすること。

事務的にも行えるこの仕事を
彼は病的なまでの几帳面さで
丁寧に執り行う。

遺品から個人を特定出来るものを
探し出し
写真や物品を手掛かりに
丁寧な弔辞を書き
葬送の音楽を選び
葬儀が終われば死者の写真を
自宅にある分厚いアルバムに貼っていく。

関係者が分かれば電話をするが
求めに応じて葬儀に参列する者は
ほとんどいない。

墓地での埋葬の時、
立ち会うのはいつも自分独りだけ。

大勢の身内が囲む別の葬儀との
落差につい眼を伏せてしまう。

保管所がいっぱいになるのも構わず
丁寧に死者を弔う仕事は
しかし評価されず
行政区の合併により
彼はリストラを宣告される。

最後の仕事は

電話を受け、メモを取りながら
絶句して手が止まった
死者だった。

そして
最後の仕事が始まる。

死者はジョン・メイを突き動かし
彼の人生が動き出す
しかし彼の運命もまた、、、。

「ラスト1分は号泣です」
と聞いていたのですが

本当に
号泣
しました。
久々使った大文字。

私も末は明らかに
孤独死
が待ち受けていると思うので
身につまされました。

けれども
最後の号泣は
彼に対する賛美でも
同情でも安堵でもない、
なんでしょう。

感動

なのでしょうか。

人生に対する信頼、
とでも言うのでしょうか。

映画を観た直後は
ずーっとジョン・メイの幸せを
考えていたのですが

人生の苦さと真の幸福を。

けれども
自分の愛すること
自分の信じること
それらを全うする
ジョン・メイの生き方が
心に刺さったのだと思います。

ずっと
人生のご褒美は死んだ後に貰える
と、思ってきたけれど

いま、この一瞬一秒を
自分に嘘をつかず
正直に
人間の善性を発露させる方へと
生きること

それによって得る安息こそが
人生のご褒美
ではないかと

なんとなく
考え直したりしています。

主人公のセリフがとても少なく
微妙な表情で語るところや

絵画のように見えるショットなど

ちょっとカウリスマキを感じさせる
ところも好きな作品です。

パンフレットに
イギリスの地図が載っていて
ジョン・メイの旅の範囲の広さに
改めてびっくりしました。
まさに東奔西走。
ジョン・メイ、頑張ったのね。

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映画では一瞬しか映りませんでしたが
南部のトゥルーロー
に惹かれました。
風が強く
低い家並みが続き
庭先の樹に白い花が咲いている。
いつか行ってみたいな〜。

ジョン・メイは
食事も決まったものしか
摂らないのですが
そのセッティングも
なんか可愛かったです。
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孤独と寂寥
貧富の差
その中で紡がれる人との繋がりは
儚いけれど温かい
灯火のようで

現代、
が市井人を取り巻く状況は
世界共通なのかと
感じました。

パゾリーニ監督自らの体験を元に
実際に30箇所の民生課を取材して
撮られた作品。

人生の長さよりも
今日一日の生き方を考えさせられる
映画でした。

良い映画を
ありがとうございました。

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画像は本作パンフレットよりお借りしました。発行・編集 ビターズ・エンド 印刷 三永印刷

☆ジョン・メイが弔辞を考えるシーン。書き出しを、躊躇ってから「We」で始めるのが切なかったです。後は、いつもネクタイに三つ揃いのスタイルが水色のセーターに変わったところ、思わず微笑んでしまいました。あのケリーのお利口なワンコと向かいあうシーンも笑えました。思い出すとキリがないですね。観てよかったです☆


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by abby819lucky | 2016-03-05 22:07 | 映画