暗中模索の出口を捜して、師走迄毎日更新します。→暗中模索の出口を目指して、一日一日を綴っていきます。
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今月の一枚

ジャック=アンリ・ラルティーグ
アッピア街道、ローマ

1960年1月 リバーサルフィルム/6×6cm判 270×274mm
e0295455_00525631.jpg

©︎Ministère de la Culture -France/AAJHL


熊本を中心とした
大きな地震があった4月

友人、知人、親類の無事はもとより
続く余震にどれほど不安かと
5年前を思い出し
居た堪れない半月でした

今月の写真は
ラルティーグにしては珍しく
構図の明快さと
光のシャープさが目を引く一枚

見た瞬間
「希望」
という言葉を
思い起こしました。


彼の地へ
そして
不安を抱いて孤独なその人の元へ
祈りが届きますように。

画像は埼玉県立近代美術館『ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて』展のカタログよりお借りしました。©︎2016 Contact Tokyo Co.,jp

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by abby819lucky | 2016-04-30 23:54 | つぶやき

ラーメンズ、7年振り復活❗️

LINEでまわってきました。
M子、大感謝!!!

http://s.news.mynavi.jp/news/2016/04/25/229/index.html

狂喜乱舞〜〜〜〜〜〜❗️❗️❗️

ちょっと嬉しすぎて
茫然自失(@_@)💦💦


舞台にも
戻ってこないかな、
ラーメンズ


と、多くを要求せずw
まずは6月のオンエアを
楽しみに待ちたいと思います。

あ〜
ツイッターみたいな記事になってしまった
でも、
私にはblogに残しておきたい
大切な出来事
でした




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by abby819lucky | 2016-04-25 21:20 | つぶやき

『中国リアリズムの煌めき』展


2016年2月25日〜4月10
日中友好会館美術館(飯田橋)

『中国リアリズムの煌めき』展
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終了してしまいましたが
とても面白かったので
ご紹介します。

HPはこちら
http://www.jcfc.or.jp/blog/archives/7421


現在は 福岡アジア美術館にて
5/22まで開催中
詳しくはこちらへ
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/exhibition/detail/316

福岡アジア美術館では、東京展ではなかった、「福岡⇔上海便ペアチケット」が当たるアンケートや、薬膳講座など様々な催しがあるようです。いいな〜〜

HPによりますと

『中国政府主催のもと5年に1回開催される
【全国美術展】』

こちらが
『中国全土から2万点以上の応募作品が寄せられる最大規模にして、最も権威ある公募展』
だそうです!

この日本巡回展は

『2014年12月に開催
「第12回全国美術展」の受賞優秀作品中』

『厳選した約80点』

という展示内容。

コピーにも気合が漲っています。


世界のアートシーンが注目!
現代中国アートの登竜門といわれる「全国美術展」受賞優秀作品およそ80点が来日!!


実際は
2万点の応募から
入選 4391点
受賞ノミネート 576点
内、金賞 7点
銀賞 18点
銅賞 49点
優秀賞 86点
いや〜〜審査する方も大変ですね💦

この中から
日本側主催美術館の学芸員が厳選し
海を渡って来ました。

質が高くないわけがない!!

ということで
期待度150%で足を運びました。
の、割には最終日ギリギリ💦

多彩なジャンル。
見応えたっぷり!

前置きが長くなったので
詳しくは
つぎに続きます〜

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by abby819lucky | 2016-04-15 23:02 | 中国美術

下北沢のカフェで。

予定より早く着いたのと
トークイベントの前に腹ごなし
と、
隣のカフェへお邪魔しました。

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写真奥の『TAG CAFE』

2階へ上がります。

下北沢も週末の夕方は
どこも混んでいて
待ちの状態だったのですが、

ちょうど入れ替わりで
一つ席が空きました♡

頼んだのは
アボカド&サーモンの
プレートセット

ほどなくして
運ばれてきました。

い、意外とボリュームたっぷり!
サーモンの下は
がっちりライス
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食後には
コーヒーとデザート♡
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キャラメルソースのかかったバニラアイスの下にはぷるるんコーヒーゼリー☆

見回すと
どのテーブルのコーヒーカップも
味のある焼き物だったので
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お〜〜こう来たか♬
しかもコーヒーが美味しかったのです!
「エチオピアカファ森林産コーヒー」
爽やかな香りとほろ苦さが
私好みでした♡

カフェでゆっくりコーヒー
なんて久しぶり

こんな時、
どう過ごしますか?

読書も素敵
でも生憎持ち合わせておりません

スマホは脇に置いといて
と、言いつつパシャパシャ撮ってるのはbyスマホf^_^;)

ひたすら店内の雰囲気を
味わうのが好きです。

周りの人の様子、
店内に立ち込める音、
窓から流れてくる町の気配、

なにもしなくても
受け取るものがたくさんあるのです

そうそう
話し声のなかに
外国語が多く混じっていました

我孫子とは違う
世界の感じ方

お店はWi-Fi Freeでしたので
熱心に作業されている人も
これも世界の一場面

今回は偶々でしたが
計画的に
一か月にせめて一回くらい
こんな機会を作れたら。。。

色々難しいこともあるけれど
光の方だけ見つめる時間を
意図的に作り出すことも
必要だし
許される
そんな風に思える黄昏でした
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by abby819lucky | 2016-04-14 23:27 | 食・食

ちょっとだけ。私見。

映画『バベットの晩餐会』
もう少しだけ
引っ張ります。
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名作と言われ
何度もリバイバル上映され
今回はリマスター版

正直に打ち明けますと
オンタイムでも
リバイバルでも
観ていませんでした。

今回、このトークイベントに
誘って貰ったので
BSで録画したのを
直前に見ました。
(このイベントは早々にsold outになったので、
参加出来て本当にluckyでした🌟)

なぜ見ていなかったかというと
当時
「美味しい料理は人を幸せにする」
というキャッチが蔓延っていて

なんとなく美食映画みたいな気がして
そそられなかったのでした。笑。

そして実際に見てみて。

キャッチとは微妙に違うと
感じました。

解説でみかける
「宝くじの当選金で、村人たちに
美味しい料理で恩返し」
という映画には思えませんでした。

もちろん。
素晴らしいコース料理は美味しそうですし
村人たちの態度や表情の変化は
料理がいかに人を幸せにしてしまうか
伝わります。
星空の下、井戸の周りを歌って回るシーンは
童話のように美しいです。

でも
贅を尽くした料理は
むしろ
猫に小判じゃないの?
と、意地悪な私。笑。

そうまでして
カフェ・アングレのコースの再現に
拘ったバベットの
内面
に興味がひかれました。

トークでは
「1万フランは冷蔵庫もない時代の
調達や保存や送料含めての値段でしょう」
と、言われていましたが
そうではなくて
確実に料理に全額使っていると思います。

その他、細々した指摘は止めておきます。

バベットは
村人たちにふるまいながらも
真の意味では
自分の為だけに
料理をしている。

将軍が加わったのは
望むべくもなかった完璧な完成形
の最後の1ピースになった。

彼女のプライドと自信は
料理の後の
姉妹との会話で迸る。

料理という芸術を創出する
毅然とした態度。

この場面を見て初めて
ステファーヌ・オードランが
バベットを演ったことに
納得がいきました。


そしてバベットの口から
懐かしい男性の名が語られ
思わず立ち上がる、老姉妹の妹フリッパ

彼女の中にも
芸術に対する情熱が
埋み火のように残っていて
語る相手を得て 、目が輝きます。

悲恋の相手と永遠の愛を確かめる姉と

芸術への愛をもう一度蘇らせる妹

どちらがより幸福かなんて
尋ねたりしません。

どちらも生きた長い道の先に
「是」なる声と
もう一度生きる力を得た事を
羨望を抱きながら
祝福を感じます。

食べやすそうで
噛み応えのある
やっぱり名作でした。

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原作を読まないといけないですね。



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by abby819lucky | 2016-04-13 22:54 | つぶやき

『バベットの晩餐会』記念トーク②

1897年・デンマーク映画
『バベットの晩餐会』
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本作のデジタルリマスター版
公開記念のイベントが
下北沢の本屋B&Bで
開催されました。
≪公開記念トーク≫
猫沢エミ×月永理絵
「食と映画のふしぎな関係」

イベント詳細はこちら
http://bookandbeer.com/event/20160409b_bt/


猫沢エミさんの面白トーク、
(為になる興味深い内容でした!)

【食と映画】のタイトル通り
『バベットの晩餐会』から
オススメの食の映画へと展開。

オススメは5本。
そのベストシーンを映しての
解説でした。

まず最初は
『かもめ食堂』のトンカツ
参考:http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%81%8B%E3%82%82%E3%82%81%E9%A3%9F%E5%A0%82&tid=b84a34cec7577bca10c469b8bf275df4&ei=UTF-8&rkf=2&dd=1

かわいい映画でした〜〜♡

猫沢エミさんのオススメシーンは
冒頭の
カツを切るアップ。

サクッサクッ
と、包丁が入り、
ほのピンクの切り口が見えるところ。

「く〜〜〜〜食べたいっっっ!!」
という気持ちを何度も味わったため、
猫沢エミさん、家では出来立てのカツを用意して
ご覧になるそうです。
「く〜〜〜〜食べたいっっっ!」
「おっ、食べてる〜〜♡♡」

と、これがたまらんそうな。笑。
ナイスアイデアですね!笑

おむすびの美味しそうな 『かもめ食堂』
なのに、カツを持ってくるところ
しかも、その音に注目されているのが
ミュージシャンらしいな〜と
感じました。

続いて
『初恋の来た道』のきのこの餃子
参考:https://m.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=fHGi2Kt7vZw

ラブレターがお弁当。
文字に出来ない想いが込められて
切ないです。

張芸謀監督がコン・リーに代わる
ミューズ、チャンツィイを発見した作品。


そして
『タンポポ』、最期のチャーハン
三田和代さん、熱演。
「どうですか、これ!
これからは遺書じゃなくて『遺食』ですよ!」

参考:https://m.youtube.com/watch?v=iVUsm-FrUiU

伊丹十三監督のとても話題になった映画。
残念、未見です。
今回、この部分だけ見ましたが、
途中の電車が横切っていくシーン。
これにヤラレました。
猫沢エミさんも「もーう!この幸せそうな観光帰りの客を乗せた、ロマンスカーですよ!」
と仰っていました。
そうなのか分かりませんが
映画ならではのシーンだなぁ、さすが。
と感じ入ってしまいました。

その他、この映画には
役所広司さんが愛人と
生卵の黄身を口移しする
エロティックなシーンがあるそうです。

フランス人の友人に見せたら、
「お前ら変態だろ!!!」
と言いつつ、目がウハウハしてたと。笑。
日仏の文化は表面は相反しても
内面と通底に相通じるものがある
と、猫沢エミさん。
また、ある種の敬虔さから
タナトス・エロスで
食と性を結び付けることが
フランス文化では無いように思う、とも。

そして出ました、
ピーター・グリーナウェイ💧
『コックと泥棒、その妻と愛人』
の。。。
なんと言いますか、カニバリズム的な?

猫沢エミさん曰く
「人間に為し得る最大タブーであり最大復讐」。
うーん、納得。
食事をもって復讐するなら
そう断言出来るかもしれないですね💦

「ピーター・グリーナウェイの映画は
心の体力がある時に観ると、
自分のキャパが広がる」とのことです。

最後は
『あなたになら言える秘密のこと』
2005年のスペイン映画。
参考:https://m.youtube.com/watch?v=SpEuCY_WdHE

こちらすみません、知りませんでした。
流れた映像は
労働者の若い女性がランチも
帰宅後の夕食も
質素な決まりきった食事をする場面。

映画はやがて女性が
戦争によって酷い傷を心身に受けた事を
明かしていくそうです。
「食の貧しさは彼女の生命力の象徴。
内面も同様の状態である事を示す。
唯一救いは、タッパーに隙間がある。
その空間に入るべきものがあり、
埋められていくのではないかという
僅かな希望がある事」
と、猫沢エミさんの解説。

5本の参考映像と併せて
「『食』は作る人にとっても、食べる人にとっても心を映す鏡。映画の中で一瞬しか映らない事があっても、そこに意味を見出す事で理解がぐんと深まる。注目してみましょう。」
と、トークは締めくくられました。

本当に『映画と食』って
関係が深くて、次々と話題が広がり
とても楽しかったです。

因みに、本屋B&B は
アルコールの飲める本屋さん。

この日は特別提供された
バベットの晩餐会に因んだワインを頂きながらの
トークショーでした。

ワインもとっても美味しかった🍷🍾

心も脳みそも胃袋も満たされて
これ以上ない幸せなひと時でした!

楽しい夜をありがとうございました♬♬♬
長文、読んで下さったあなたにも感謝です☆

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by abby819lucky | 2016-04-12 23:01 | 映画

『バベットの晩餐会』で仏食を語る。B&B ①

古い映画です。
『バベットの晩餐会』

本作のデジタルリマスター版
公開記念のイベントが
下北沢の本屋B&Bで
開催されました。
≪公開記念トーク≫
猫沢エミ×月永理絵
「食と映画のふしぎな関係」

イベント詳細はこちら
http://bookandbeer.com/event/20160409b_bt/


ということで、
憧れの書店 B&B
初体験でした!

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映画≪バベットの晩餐会≫
1987年 デンマーク映画/1989年 日本公開

『19世紀後半、デンマークの寒村で
教会を守る老姉妹の女中バベットが
ふとしたきっかけで豪華な晩餐会を開く』

平たくいうと
こんな映画です。

たった三行で内容を表せる。
これ、名作の条件。(←乱暴?笑)
「ふとしたきっかけ」を「宝クジの当せん金」と言い換えると、全ネタバレですね💦

104分の上映時間の中では
晩餐会が後半のクライマックスになるのですが
前半では
バベットがパリから流れ着いた理由や
老姉妹の若き日の悲恋などが
北の大地を背景に描かれます。

例えば、ハンマースホイの絵画世界を
彷彿させる質素な生活の情景は
電気のない時代と相俟って
磨かれた銅なべや
レースの付け襟など
隅々まで手仕事が行き渡っていて
清々しいです。


そんな『バベットの晩餐会』を
人生の中で折に触れ見てきたという
猫沢エミさん。

ご自身、フランスに長年住まわれ
最近は日本を拠点としながらも
年に何度もフランスへ行かれるという
フランス通。
フランスの空気が
肌に染み込んでいるからこその視点から
食にまつわる大変面白いお話が聞けました。

映画の後半、
バベットは
パリの『カフェ・アングレ』のグランシェフ
であったことが明かされます。

カフェ・アングレのアングレとは
イギリスのこと。

このお店は実在したもので
イタリア大通りにあったそうです。
(猫沢エミさんの話振りでいくと「どういうこっちゃ!」で場内爆笑。終始、軽妙なトークに笑いが絶えませんでした。)
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カフェ・アングレは後にトゥールダルジャンと経営統合したそうです。

1802年の創業時には、庶民的で、付近のテアトルの俳優たちが多く通った店だったそうですが、天才シェフ、アンドレ・デュググレの登場で、高級化。当時からワインは最高級のものを扱い特に有名だったそうです。

バベットの晩餐会でも
ワインは重要な存在です。
ここで猫沢エミさんが
実際にブルゴーニュの
ロマネ・コンティのシャトーを取材した話。

ぶどう畑は、柵などで区切らなくても
品種が全て把握され
過剰な保護をしなくても盗む人なんていない。

一本100万円のロマネ・コンティを買うには
それと共に畑の他の収穫何ダース(←正確なところ忘れました。膨大な量だった)を購入すること。
その品質を保持するカーヴを所有し、最高の状態で提供出来ること。
つまり、「高価な物を買う」というのではなく
ワインという産業そのものを支えることなのだ、と。
こういうところにフランス人の自国文化に対する誇りを感じるとのこと。
同感です。

猫沢エミさんによれば
当時であってもグランシェフというのは
相当になるのが大変。
まして女性ならなおさら。

そこで猫沢さん、
バベットの色々なシーンを挙げて
恐らくバベットは
貧しい暮らしを知っているのだろう。
最低も最高も両方知っている。
だからこそレンジの広いクリエイションが出来るのでは。
と、仰っていました。

そして、これは
最下層から国王の料理人まで上り詰めた
アントナン・カーレムの人生と
重なる。
とのこと。

そして、こちらも小説のような
カーレムの生涯を紹介。

カーレムという人、
以前フランス料理の歴史を紐解くドキュメンタリーで、「これもカーレム?」「え、これも?」
と、ウンザリする(←失礼しました~_~;)位、出て来た人で、今日のフランス料理の原型を築いた人物。ソースからコース、服飾などまでこの人の手によるものです。料理全書も何冊か著し、今も受け継がれるレシピが多数。そんな膨大な仕事を残しながら48歳で他界。
猫沢エミさん曰く、当時は調理に石炭を使用したため、料理人はみな肺をやられて短命だったのだとか。

このカーレムの逸話で語られるものの一つに、300人の野外パーティーがあるそうです。冷蔵庫などない時代、氷屋を引き連れた想像を超える大イベント。猫沢エミさん、いかに大変だったかを、見て来たように熱弁!

そしてこの逸話も、パリから豪華な食材を取り寄せるバベットの晩餐会の下敷きになっているところがあるのでは、と猫沢エミさん。

なるほど、なんか納得します。

また猫沢エミさんの熱弁が冴えたのが
予算の話。笑。
バベットは晩餐会の費用として
💰1万フラン💰
使った、と言います。
(↑この時のバベットの誇らしげな表情が素晴らしいとのこと✨)

金額を現代の価値に換算したそうです。
日本円で310万円。
1800年代末の日本では
家一軒が18万円で買えた。
現在の家一軒を幾らに設定するかによりますが
億は下らない、と。

ほ〜〜〜〜〜っっっ
12人の食事に💰億💰!
ためいき。

猫沢エミさんのお話は
とても面白いながら
示唆に富む見解で締められました。

あのバベットの料理には
寒村のプロテスタントの質素な料理からは
計り知ることのできないことが
描かれている。

それは
生きた海亀や
羽毛のついたままの鶉
牛の頭部など
生命をいただいて
生命を繋いでいく
人間も食物連鎖の一部なのだ
という事実。
そういう存在でしかない、ということを
謙虚に受け止めることを
教えてくれる。
と。


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by abby819lucky | 2016-04-11 22:00 | 映画

「オートクチュール展」三菱一号館美術館

三菱一号館美術館(丸の内)
3月4日〜5月22日

PARIS
オートクチュール

世界にひとつだけの服
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HPはこちら
http://mimt.jp/paris-hc/

カリスマブロガー
『青い日記帳』のTakさんナビゲートによる
本展担当学芸員の岩瀬 慧さんの
解説付き内覧会にお邪魔しました。

1人、一点
ほぼ1回

しか着用されなかったという
贅を尽くした衣服が
厳かに陳列しています。

一昨年になりますが
銀座の「Dior」アーカイブが
目も眩む美の迷宮だったので
もういいかな
と、ちょっぴり思っていたのですが

そんな自分を殴りたい❗️❗️❗️

というほど
素晴らしい展示でした✨

パリ・モードの殿堂ガリエラ宮がパリで好評を博したファッション展を
日本向けに再構成したものです。

ガリエラの館長で
スターキュレーターのオリヴィエ・サイヤール氏は
開催が桜の季節と知り
生地の劣化で
殆ど貸し出されることのなくなった
桜色のドレスを
来場者を見送る最後の一枚として
出口に配置されたそうです。

バレンシアガ
イヴニング・ドレスとペティコートのアンサンブル

1967年春夏
アブラハム社製ガザール織り、ナイロン・チュール、型押しした絹タフタとオーストリッチの花飾り

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またジャン=ポール・ゴルチエが
プリーツを得意としたグレに
オマージュを捧げた
イヴニング・ドレス『青い鳥』
2006年秋冬
プリーツ加工したジャージー、玉虫織のモスリン、絹オーガンザ

e0295455_21473832.jpg


その反対側には
グレ
(1934年頃のアリックスをモデルに)
イヴニング・ドレス

1947年
ビスコースのジャージー

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が、あるなど
練られたレイアウトになっています。

もう一つ注目したいのが
ドレスの下のマネキン!

腕のあるマネキンは
パリのガレリアから
分解して
持ってこられたものだそうです!

重量もある上に

一体一体、
ドレスに合わせて
胸や腿に綿を縫い付ける
途方もない作業が施されているそうです。

パリからこられた専属の作業員の方や
協力の三菱レーヨンの尽力によって
見えない所まで
非常に手間のかけられた
まさにオートクチュールな
展覧会。

会場に一歩足を踏み入れれば
丁寧な手仕事によって紡がれた
濃密な時間が流れています。

ドレス小物類、
デッサン画、
写真など
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いつまでも見飽きない全137点。

是非多くの方に鑑賞して頂きたいです。

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会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
それ以外は、本展HP、フライヤーよりお借りしました。

≪開催概要≫
PARIS オートクチュール—世界に一つだけの服
◯開館時間10:00~18:00
(祝日を除く金曜、会期最終週平日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
◯休館日月曜日
(但し、祝日と5月2日、16日は開館)
◯主  催三菱一号館美術館、日本テレビ放送網、ガリエラ宮パリ市立モード美術館、パリ・ミュゼ
◯特別協力公益財団法人京都服飾文化研究財団
◯後  援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
◯協  賛 大日本印刷
◯協  力 三菱レイヨン株式会社、エールフランス航空、日本通運株式会社 
◯企画協力NTVヨーロッパ
◯お問い合わせ03-5777-8600(ハローダイヤル)

☆こちらカタログもオススメです!
撮影出来たので要らないかな〜とおもったのですが、見本を手に取った瞬間、「これは良い本❗️」の予感。中身も確認せず購入。表紙、厚み、レイアウト、裏表紙の手触り、素晴らしいのです!
と、思ったらやはり!『D_CODO』さんのデザインでした!さすが〜〜〜〜💖
会場資料室の壁面解説も折込頁で入っています。
好評で、増刷も決定!
電子版も拡大が精巧で良いらしいです、
が!
俯瞰して見られ、
細かい解説を確認出来、
デザイナーの引き出す新たな展示の魅力を味わえるのは紙書籍ならではの良さです。
是非是非、お手元に一冊!(私は何かの回し者?笑)
今後のファッション鑑賞にも役立つこと請け合いです☆
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by abby819lucky | 2016-04-10 21:52 | 三菱一号館美術館

『樹をめぐる物語』展 損保ジャパン美術館

新宿西口
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて
4月16日より開催

『フランスの風景
樹をめぐる物語
コローからモネ、ピサロ、マティスまで』
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HPはこちら
http://www.sjnk-museum.org/program/3729.html


さて。
FACE展で
現代作家さんのエネルギーを
たっぷり浴びた後は

風景画です。

なんと
新緑の季節にぴったりの企画☘

風景画はそれだけでも
心に平安を与えてくれる作品が多いですが
コローやピサロと聞けば
更に期待が高まります。

いよいよ来週末から!
桜も終わって、春も本番です。
要チェック!

私は、大好きなカイユボットや
可愛いドニに早く会いたいです☆

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ギュスターヴ・カイユボット
《セーヌ河岸、プティ・ジュヌヴィリエ》
1870年頃 32.4×41.2cm
アルジャントゥイユ美術館(カミーユ・ピサロ美術館寄託)
Musée d’Argenteuil œuvre en dépôt au musée de Pontoise

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モーリス・ドニ
《小さなブルターニュの女性、沼のほとり》
1892年頃 29.5×36.5cm
個人蔵 Collection privée



♦︎♢概要♢♦︎
◯会期
2016年4月16日(土)~6月26日(日)
◯休 館 日
月曜日
◯会場
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
◯開館時間
午前10時-午後6時、 金曜日は午後8時まで(入館は閉館30分前まで)

■観覧料
一般:1200円(1000円)
大・高校生:800円(650円)  ※学生証をご提示ください
シルバー<65歳以上>:1000円 ※年齢のわかる物をご提示ください
中学生以下:無料        ※生徒手帳をご提示ください
障害者:無料
※障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者手帳)のご提示によりご本人とその介護者(1名まで)は無料。ただし、被爆者健康手帳をお持ちの方は、ご本人のみ無料。
※( )内は20名以上の団体料金 および前売り料金

■前売券情報
◇東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 受付
【販売期間】2016年2月20日(土)~3月27日(日)まで

◇チケット取扱所
【販売期間】2016年4月2日(土)~6月25日(土)まで
・チケットぴあ Pコード:767-464
・ローソン Lコード:35142 
・セブンイレブン 045304
・ミュージアムカフェ
・イープラス
・チケットポート
◯主催
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、日本経済新聞社
◯協賛
損保ジャパン日本興亜
◯協力
エールフランス航空/KLMオランダ航空、日本航空
◯後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
◯企画協力
アートインプレッション

*画像は本展HPよりお借りしました。


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by abby819lucky | 2016-04-09 08:59 | 損保ジャパン東郷青児美術館

決定!オーディエンス賞「FACE展」④5位〜1位

新宿 損保ジャパン日本興亜美術館

FACE展2016
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HPはこちら
http://www.sjnk-museum.org/program/3559.html


4月1日に
オーディエンス賞が決定しました‼︎

結果は下記、ご参照下さいませ。
http://www.sjnk-museum.org/wp/wp-content/uploads/2016/04/face2016_adaward.pdf

順を追って見ています。


得票数は省略。
80票以上がランキングされています。
23位→1位
と、遡り

順位、エントリーナンバー、氏名
「」内に作品名

という順番で記していきます。
エントリーナンバーは入賞9作品以外は氏名のアイウエオ順

いよいよ本日は上位Best5!

5位 28. 奥村彰一「逍遙吉祥連峰」
2015年 墨・岩絵具・和紙・三彩紙
神奈川県在住 FACE展2015 入選

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≪中国絵画の様式を換骨奪胎した現代美人画(堀 元彰審査員)≫
≪まず女性に眼が行くかもしれない。しかし背景の庭園は中国伝統絵画の技法と思想を消化した上で組み立てられており、その対比が興味深い。(野口玲一審査員)≫
私も投票した「逍遙吉祥連峰」が第5位!本当におめでとうございます!!!この絵の魅力が大勢の方の心に響いたと思うと、我が事のように嬉しいです。構成、色彩、細部までとても良く練られていて、凄いなぁと感心しきりです。

4位 42. 笹山勝雄「山の集落」
2015年 油彩・キャンバス
群馬県在住

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≪堅実な写実にもとづきながら、卓抜な空間表現を示していた。山間の家並みを照らす秋晴れの日差しなど、季節感すら感じさせる描写も秀逸。(堀 元彰審査員)≫
深呼吸したくなるような、山間部の空気の清冽さまで伝わる作品です。素敵でした。


3位 29.柿崎 覚「青い水のある風景」
2015年 油彩・キャンバス
東京都在住 主体美術協会会員

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≪堅実な写実にもとづきながら、卓抜な空間表現を示していた。池の水面の反射など、季節感すら感じさせる光の描写も秀逸だった。(堀 元彰審査員)≫
*堀審査員のこのコメントは、足立ゴルジ嘉之さん、笹山勝男さん、橋本大輔さんの作品を並べ挙げてされています。
評価にあるように、水面の輝きが素晴らしかったです。はっ、と足を止めさせる力がある作品だと思います。


2位 3. 三鑰彩音「曖昧」
2015年 岩絵具・箔・麻紙
神奈川県在住

2017年大学院修了予定
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本当に素敵な作品。多くの方が魅了され、1位とは僅か2票差!もうほぼ1位と言っても許されるのではないでしょうか。岩絵具の新しい美を認識させてくれました。忘れ難い大好きな作品。


1位 7.小川直樹 「彷徨」
2015年 油彩・キャンバス
兵庫県在住 FACE展2015年 入選

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栄えある第1位はこの作品。納得するし、嬉しいです!私もこの絵の前で1番長い時間を費やしました。美しいだけでなく、心理的状態を映すような怖さもあります。1位、おめでとうございます!


オーディエンス賞の発表は以上です。
もう一度振り返ると
感想も新たになった気がします。
カタログは単なる手掛かりに過ぎませんが
比較的安定したコンディションで
時間的余裕をもって絵に向き合える
利点があります。
そうした中で、今回は改めて
新たに心に止まった作品がこちらです。
「Green Park」小山 真由子
2015年 油彩・キャンバス
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色彩の構成が見事で、情緒に訴えるところがあるように感じました。素敵な作品と思います。

オーディエンス賞は抽象画が少ない気がしましたが、私は拙blog2月に書いたように、惹かれる作品は抽象画が多かったです。
ただ1人1票という制約で選んだのが「逍遙吉祥連峰」ですので、結果に反論できませんが💦
新宿という場所も関係ある気もしなくはありません。地下道やビルの谷間を抜けて、自然を感じる絵に出逢うと、それは緑豊かな避暑地の美術館で出逢うのとでは印象にかなりの差が表れると思えるからです。そういう諸々の条件の元で下された偶々の結果とも言えます。ですから、入賞されなかった絵画も、ちゃんと鑑賞者の心に届いている事を分かって頂けたらな 、と思います。

長々と駄文を連ねてしまいました。
私には新たな発見もあり、とても有意義でした。良い機会を与えて下さり、ありがとうございました。


*入賞作品の解説は既出のため割愛しました。
作家略歴は所属とFACE展入選歴のみ抜粋しました。


画像は一部会場内で撮影したものの他は、本展カタログよりお借りしました。審査員解説も同カタログに拠ります。©︎2016 Sompo Japan Nipponkoa Fine Art Foundation


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by abby819lucky | 2016-04-08 23:29 | 損保ジャパン東郷青児美術館