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美術館・博物館・ギャラリーを巡って感じたことや、日常で見つけた好きなことを記録しています。
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勝手に「エル・グレコ」展(2) 東京都美術館

今日は
かなり勝手に
感想を書きます

ので

よっぽどヒマで
寛容な方以外は
スルーで
お願いします。

特に

専門家の方
エル・グレコ愛好家

の方は
重ねて
お願い申し上げます。

☆★☆★☆


今回の「この一枚」は

43 「十字架のキリスト」
ロスはゲッティ美術館のものです。

2Fに展示されていて
椅子が置いてあり
ゆっくり眺めることが出来ます。

この絵を観て
パーテーションを越えると
「無原罪のお宿り」
があります。
(出口直前です)
勝手に「エル・グレコ」展(2) 東京都美術館_e0295455_0854.jpg


1Fの37番が
同じ構図の
東京国立西洋美術館
の作品です



圧倒的に
このゲッティ美術館の作品
は素晴らしい

肌の光沢
苦痛の果ての恍惚の眼差し

絵、全体に
神々しさが溢れています

おお、グレコ
こんな丁寧に描くこと
あるんやな~


正直
感心しました。

この絵だけは
座ってじっくり
目に焼き付けました。

残念ながら
絵葉書がなく
どっかから引っ張った
朧げな映像が
こちら(部分)
勝手に「エル・グレコ」展(2) 東京都美術館_e0295455_08640.jpg


グレコの偉大さが
実感出来る一枚です。




(169日目)



さて
その他の感想です。

今回
とても惹かれた一枚に

5 「白貂の毛皮をまとう貴婦人」
があります。

第1章 入場して程なく見られます。

勝手に「エル・グレコ」展(2) 東京都美術館_e0295455_08758.jpg


この絵は近年
グレコの作品かどうかが
疑問視されているそうです。

まあ、素人が安易に
真贋を評するのは控えます。

非常に魅力的ではありますが
他のグレコ作品と違い

内面から立ち昇る人物像
と言うものが感じられない。

瞳の力だけが
異様に強く

人物像を感じとるより
体温や息づかいを
先に感じてしまう。


製作年が推定1577〜90年頃。
23年ものひらきがありますが
1576年にスペインに渡ってからの
作品には間違いないようです。

ちなみに
1576年頃製作の
「悔悛するマグダラのアリア」
はこちら
勝手に「エル・グレコ」展(2) 東京都美術館_e0295455_08825.jpg


従来
グレコのトレドの愛人

ヘロニマ・デ・ラス・クエバス

の肖像とされてきたようです。


グレコの描く肖像画としては
特異な点がもう一つ。

それは、私が惹かれた
理由でもあります。

彼女の
唇。

この絵を描いた人は
間違いなく
この唇を知っている

描いたのが
誰だっていい

この絵の前に立ったなら

彼女の唇に
魅入られ
しばし
召ませ
官能の一瞬を。
by abby819lucky | 2013-02-04 12:33 | アート