感想「大神社展」その2
福岡 宗像大社のものを中心に
祈り祀る形が多様に集められています。
60. 奈良県桜井市 山ノ神遺跡出土品
古墳時代 5-6世紀
などと対比して
62.から12点 海の神
宗像大社の国宝が並びます。
宗像氏が島そのものを神と崇めた
沖ノ島祭祀跡の出土品です。
なかでも
72. 金銅製雛機 8-9世紀
これはすごい!
とても小さいながらも精巧で
美しいです。
織機の重要性と共に
織る女性の立場、
織り上がった布の神性など
多くを語る宝物です。
64.国宝 三角縁神獣鏡
意外と小ぶりですが作りの確かさは素人にもわかります。
が、こちらも捨てがたい。
↓
62.国宝 方格規矩鏡
△ 模様の連なりなど細部まで
緻密なデザインが素敵です。
68. 国宝 金銅製歩揺付雲珠 6-7世紀
馬用ということですが、カワイイ💚
70.国宝 滑石製子持勾玉 5世紀
オカリナみたいな変わったカタチ。
それから
沖縄の重文
斎場御嶽のものも、ピカピカしています。
83.国宝 海部氏系図
9世紀 丹後半島
9世紀にはこんな系図が出来ていたのですね。籠神社。天橋立の先の丹後一宮は何度か足を運ぶ機会があって、とても懐かしかったです。なにか、神社の気のようなものが、あの一帯隅々に行き渡り、平和を保っている印象をうけました。古来、重要な土地であったのでしょう。籠神社の北東方面に、眞名井神社があって、こちらはより自然と一体になって素晴らしい。対岸には文殊堂で知られる知恩寺。お宝を拝見して、その土地の事まで思い出せるのはなんとも有難い事です。
皆様まだご健在と安心です。
(241日目)