ダ・ヴィンチ展 思考の迷宮
Ⅱ部 レオナルド 思考の迷宮
アトランティコ手稿から22点
(この項、全て作者名はレオナルド)
①レオナルドの教養
26.レオナルドの蔵書目録 1490年頃
27.父宛の書簡の下書き 1500-02年頃
②古典・絵画・人物のデッサン
29.影の理論の習作 1490年頃
集中力の凄まじさ。を感じます。
28.(弟子と) ベルヴェデーレの彫刻庭園の《眠るアリアドネ》、筆記する手、髪(または髭)の房の素描、トラスの素描、「腕木」に関するメモ 1514-15頃
30.(弟子と) 頭部の素描、作品リスト、アタランテ・ミリオッティの肖像に関する言及 1482-83頃
アイデアは、洪水のように。
31.(工房) 複数の頭部、馬、軒蛇腹の断面の習作 1510頃
32.(帰属) アナモルフォーズ(幼児の頭部と二つの眼)の習作、計算のためのメモ書き、テクスト
斜めからの視点が面白いです。
③光学・幾何学
33.入斜光と反射光に関する素描と註釈
1515頃
34.幾何学的習作:「月形」と円の分析
1517-19頃
切り貼りにゾクッとしました。
35.円積問題(「月形」)に関する素描とフランス語によるメモ 1517-19
④建築
38.控壁で補強された外壁の素描
1504頃
36.仮設橋の建設のための素描
1483-85頃
37.「星形」要塞に関する素描と注釈
1502-04頃
⑤兵法
39.カタパルトの素描と植物のリスト
1487-90頃
脳内フル回転。
40.複数の弩を装備した歯車の素描
1485-87 頃
寝る間も勿体無く、空腹も感じない程夢中になっていたことが分かります。
41.永久機関のスケッチ 1499頃
⑥機械・装置のデッサン
43.浮き輪と可動橋の構造 1488-89頃
タッチが、物凄い速かったことが伝わります。目にも止まらぬ速さ。
42.可動橋の細部の素描 1504
3点挟んで
44.鏡の旋盤加工あるいは研磨のための機械的装置 1490年代半ば
とにかく、考えるのが楽しかった。没頭している時の恍惚感。
⑦人体飛行に関する研究
レオナルドの思考の広さを象徴するような項目です。
47.カモのプロポーションの研究、機械仕掛けの翼と男性の脚の素描
1503-05頃
46.飛行装置の翼の接合部
1490-95頃
45.機械仕掛けの翼の構造
1495頃
アトランティコ手稿は以上です。
上部に関連映像が流れるので
見比べながら、じっくり鑑賞。
「思考の迷宮」とは言い得て妙。
体感しましょう〜
本当にMagic!
(297日目)