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美術館・博物館・ギャラリーを巡って感じたことや、日常で見つけた好きなことを記録しています。
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「川合玉堂 展」山種美術館 その3

第2章 玉堂とめぐる日本の原風景 続き

19.柳蔭閑話図 1922年 個人蔵
(前期のみ)

「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_3245917.jpg


黄土色が印象的なこの絵は
滅多に貸し出されないそうです。
感謝感謝!

大倉(ホテル)喜七郎さんの所蔵だそうです。

玉堂にしては珍しく
海外・韓国の風景。

1922年に朝鮮総督府主催の
朝鮮美術博覧会の審査員として
朝鮮半島を訪れた川合玉堂。

その体験を元に
描かれた朝鮮風俗。
1930年にはローマの展覧会にも出品されているのだとか。

薄い雁皮紙の裏から金箔を貼り、
強度と風合いを持たせている
と、専門家は推察しているのだそうです。

独特な地色が味わい深いです。

画面を横切るカササギは
観覧者の方によると
韓国や
日本の九州北部では
縁起の良い鳥として大切にされているのだそうです。

そんなこの絵は
⑤の壁の1番右手にあります。
(③の壁に1番近いところです)
「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_325128.jpg



その他の⑤の作品。

35.春風春水 1940年

「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_325365.jpg


玉堂の作品は題名が素敵ですね。

水の色がなんとも言えません。

42.荒海 1944年
「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_325447.jpg


大変迫力があります。
穏やかな作品が多い中、
良いアクセントに。

とはいえ。
こちらは戦時特別美術展に
出品された作品。
戦闘場面を描かずに
荒々しい波をもってきたところが
玉堂らしい、と館長の解説でした。


41.山雨一過 1943年
「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_325659.jpg


水彩のように瑞々しい作品。
雨後に冴える緑が鮮やかで
深呼吸したくなるようです。

45.朝晴 1946年
「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_325658.jpg


38.雪志末久湖畔 1942年
絹本・墨画淡彩
「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_325786.jpg


志末久=しまく、と読み
風巻く=激しい風 を表すそうです。


37.烟雨 1941年
「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_325920.jpg

「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_325106.jpg


雨にけぶる大気が
なんとも言えません。


44.渓村春靄 1945年頃
「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_3251261.jpg


竹の秋、色遣いが見事です。


46.渓雨紅樹 1946年
「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_3251341.jpg


珍しく赤が効いている作品です。
が、中央下の水車にご注目。

晩年は、自宅の庭に設置するほど
水車を好きだったそうです。

<会場図・⑦>
43.早乙女 1945年
「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_3251366.jpg

「川合玉堂 展」山種美術館  その3_e0295455_3251527.jpg


本展のポスターにもなっている
作品。

「たらし込みや掘り塗りなどの
古典的な技法も駆使しつつ
近代的な俯瞰構図で構成された
快作」
との解説です。

砥粉色、というんでしょうか。
もう少し黄色がかっていますか、
田んぼの地の色が
早乙女の衣装の黒を引き立てて
素敵だなぁ、と思います。

<会場図・C>
すみません。
このガラスケース内、
映しておりません。

目録で
参考出品となっているものが
ここにあったと思います。

葬儀の帰りに
琵琶湖辺りをテーマに作られた
スケッチや
短歌、俳句

「加茂女十三首」や
山﨑種二宛ての書簡など
です。


会場図⑥へと続きます。

(313日目)



※内覧会のため、特別に許可を得て撮影しています。
by abby819lucky | 2013-06-27 01:59 | 川合玉堂 展 山種美術館