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「クインテット」展 ☆5/損保ジャ美

☆ 児玉 靖枝 さん

会場に入ってすぐが

児玉さんの展示スペースです。

e0295455_0203215.jpg

左:わたつみ 十一 2011年
右:わたつみ六十 2012年


児玉さんの絵は
ぜひ!
会場で

実物を見てほしい。

です。

「体感する絵画」

だと思います。


もの や 世界 との
関わりの旅路は

具象から抽象へ

そして
戻るのではなく
先にあるものとして

世界との接点の確認を求めて
具象へと再び。

「日常の何気ない情景のなかに感受される非日常的存在の気配を、
その出会いの新鮮さやダイナミズムと、
描く行為と形式を重ねることで
絵画として成立させる」
ことを目指しているそうです。
e0295455_0203598.jpg


絵の具という物理的存在の物理的作用

そこから発現する現象としての絵画

そして

体験の再構築

が、模索されるキャンバスの上。


その格闘が
深い静けさを伴って
観る者を引きつけます。



≪気配ー萌黄≫
e0295455_0203393.jpg

2008年


絵の具を塗り重ね
上層に
絵の具の比重と
メディウムの質との関係で

様々に醸し出される
物理的現象によって
微妙な奥行きを生成。

かそけき枝葉の
雰囲気が
なんとも言えません。


≪深韻-雨≫
e0295455_0203386.jpg

2010年 神奈川県立近代美術館蔵

京都の自然の中で
デジタルカメラで撮影。

キャンバスに絵の具で3〜4層塗り重ねる。

最表層に緩い絵の具をかける。

乾くまでに
見えていた部分を描いていく。

これを2〜3回繰り返す。

という手間ひまがかかっています。

この作業の繰り返しの中で

出会った瞬間=世界との接点
が再現され

自然に出会っているのか
絵に出会っているのかわからなくなる

という説明が
感動的でした。
(すみません。私の理解が浅く、曲解しているかもしれません。どうぞお許しを)


その説明に感動したのは

まさに
私がこの絵に
「社会からの隔絶と自然との融合」
を感じたからです。

そして
冒頭の≪わたつみ≫
e0295455_0203460.jpg

e0295455_0203583.jpg

左:わたつみ九 2011
右:わたつみ十一 2011

震災あとにこれを描くのには
躊躇したとのことですが、

葉山の海岸で
「生命と虚無、創造と解体、すべての源である海は、まさに<深韻>そのもの」

と感得し、
いかに描かないかをテーマに
描き上げたそうです。

見ていると吸い込まれそうな深い海です。


この<わたつみ>シリーズは
恵比寿のMEMギャラリーでも
展示されているそうです。
個展は開催中〜2/2まで。

この世界を
再認識するために
是非とも訪れたいです。



最後に
カタログの児玉さんの言葉で
締めたいと思います。

<深韻>ー不可知な存在の陰影や奥行きとの交感ー(可視的な世界の在り様と不可視な存在の感受は、物資とイメージの間にある、私にとっては絵画そのものなのかもしれません。)
多くの方の<まなざし>と出会えることを願っております。







本展は撮影可能です


※文中の「 」内は
本展カタログ 損保ジャパン東郷青児美術館 五十嵐 卓学芸課長の解説によります。

また、本文内容は
本展カタログ
「クインテットー五つ星の作家たち」
損保ジャパン東郷青児美術館©2014
によります。




(0日目)
by abby819lucky | 2014-01-17 22:58 | アート