「オランダ ハーグ派展 」⑥第一章 セクション2
で、6/29まで開催中
ゴッホの原点
オランダ・ハーグ派展
近代自然主義絵画の成立
(詳細はこちらのHP参照)
<第1章>
セクション 2 : 大地で働く農民
3作品
記載は
展示順に沿っています。
作品名
作家名
制作年(不明は無記載)/所蔵
を記しています。
★-☆ー☆ー★-☆
バルビゾンで
農民を威厳をもって描いた
ミレーの絵画は
ハーグ派の画家たちにも
大きな影響を与えました。
大地に根ざす農民や
その暮らしぶり、
住まいのある風景などは
ハーグ派の追求する
ひとつのテーマとなりました。
ファン・ゴッホが描いたのも
まさにその世界。
最終コーナーに出てくるゴッホの
一連の絵画との
違いを感じるのも
このコーナーの楽しみ方の一つ
と思います。
「種をまく人(ミレーによる)」
マタイス・マリス
1883年 ハーグ市立美術館
(参考)
ミレー「種まく人」
山梨県立美術館
昨年、山梨でご覧になった方は、ミレーの実物と見比べられたのですね。羨ましいです
「糸を紡ぐ女」
マタイス・マリス
ハーグ市立美術館
コローのような赤。
いいえ。この絵は
オランダの先達、レンブラントに
範をとった気がします。
女性の顔を赤色の帽子?
で隠す構図が素晴らしい。
全体の色調も抑制が効いたなかに
めりはりがあり、
特にブラウスの白がいいです。
惹きつけられます。
「ヒースの荒野にある小屋」
パウル・ハブリエル
1879年 ハーグ市立美術館
パウルさんは
名声を得たのが晩年だったせいか
暗いですね。(←乱暴な〜(~_~;))
ちょっと、イタリアの
マッキレアイオーリを思わせて、
「干拓地の風景」よりも
私はこちらが好きです。
★-☆ー☆ー★-☆
(145日目)
勝手なことを書いています。読んで下さったアナタの寛容に感謝!良いこと、ありますように💐
画像及び解説は
本展カタログに寄ります。
監修・執筆
アン・デュマ(ロンドン、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ学芸部長)
ベンノ・テンペル(ハーグ市立美術館館長)
ハンス・ヤンセン(ハーグ市立美術館学芸部長)
古谷可由(ひろしま美術館学芸部長)
作家解説
古谷可由
荒井直美(新潟市美術館学芸員/元・新潟県立近代美術館主任学芸員)
太田智子(山梨県立美術館学芸員)
森川もなみ(山梨県立美術館学芸員)
翻訳
小林晶子(損保ジャパン東郷青児美術館主任学芸員)
富岡進一(郡山市立美術館学芸員)
協力
澤田佳三(新潟県立近代美術館学芸課課長代理)
渡邉祐子(下関市立美術館学芸員)
編集
(株)ブレーントラスト
発行
「近代自然主義絵画の成立ーオランダ・ハーグ派展」カタログ委員会©2013
制作
印象社