建築家ピエール・シャロー展(9月21日分)
10月13日(祝・月)まで開催中
ピエール・シャローとガラスの家展
近年、
そのデザインの革新性に
再評価の高まる
「ガラスの家」
以外のシャロー作品を
トピックごとに
見ています。
所蔵は、ほぼ
ポンピドゥー・センター
パリ国立近代美術館
それ以外のものを付記。
【グラン・オテル・ド・トゥール】
ロワール川流域のトゥール市の
ホテルの改修依頼は
シャローにとって初めての
公共施設の仕事で
それまで手掛けたことのない
スケールの大きな内容だった
シャローは空間に
連続性を持たせながらも
ディテールに
質の良い素材を用いて
各空間の個性を表現した

ハイ・スツールとスツール
1927年
マルセル・ブロイヤーの
安い、軽い、大量生産とは
対極をいくスツール
パイプは中が空洞ではなく
ずっしりと重い
手仕事を大切にした
シャローの姿勢がよく分かる作品
【「木と金属」の時期】
1927から1931年の
シャローが最もモダンな作風を展開
した時期を
このように呼ぶ。
完全なミニマリスムであり
これらの作品によって
アール・デコ様式との決別を表した
と、言われる。


上:カエデ材の天板と鉄材を用いたティーテーブル/「木と金属」時期の机
カンディンスキー図書館
下:書架机 1930年頃
東京国立近代美術館
会場内の写真は内覧会のため、美術館より特別に許可を得て撮影しています。
*本展観覧券をご希望の方にお譲りします。コメント欄にお気軽にお申し出下さいませ☆
(764日目)
ご覧下さりありがとうございます。手触りのよい上質な物や時間が今日、あなたにありますように☕️🌹