シャンパンでトリュフォー🌙ナイト
銀座7丁目で
「トリュフォー没後30年に寄せて
〜シャンパンを味わいながらフランス映画の魅力に酔う」
というトレビアンな企画に
参加してきました🌟
開催されました。
概要はこちらhttp://www.mmm-ginza.org/event/event.html
猫沢エミさんと
坂本安美さんの
お話がとてつもなく面白く
時間の経つのを忘れました!
トリュフォーの代表作で
子供が伸びやかに描かれた
「大人は判ってくれない」
と
J.モロー演じる奔放な女性を
斬新な手法で撮り上げた
「突然炎のごとく」
の2本の見所を紹介しながら
トリュフォーその人の魅力に迫った2時間でした。
ごめんなさい。
お名前を失念したのですが
ホステス役の若い方も
ツボを抑えた意見を述べつつ
すごく上手に進行されていました。
脚フェチ
などトリュフォーの嗜好から
炎や手紙といった
好みのモティーフに込められた意味
お二人の
好きな映画や台詞。
特に坂本さんの
挙げられた台詞の幾つかは
印象に残りました。
「あなたを愛することは喜びでもあり、哀しみでもある」
「あなた無しでは生きられないけれども、あなたとは生きていけない」
今回の映画祭で、
「大人は判ってくれない」で鮮烈なデビューを飾り、殆どトリュフォー映画で人生を過ごしたジャン=ピエール・レオーを初めて日本へ招聘された坂本さんは、
その伝説💓も披露。
猫沢さんの
「大人は判ってくれない」
の、脱走した少年の走るテンポで進む
ラストの音楽と映像の見事な調和が
主人公の未来も暗示させる
などの解説は感動的でさえありました。
猫沢さんは、好きなこのラストの曲を作曲したジャン・コンスタンタンのご子息と、パリでご一緒に音楽活動されたそうです。凄いな〜!
「大人は判ってくれない」
とほぼ重なるような
過酷な幼少期を過ごした
トリュフォーが
フランスのみならず
世界の映画史を書き換える
革新をもたらした、その凄さ。
彼はそのまま大人になり
いつも何かと闘いながら
いつも誰かと恋をしながら
人生を駆け抜けた、と。
トリュフォーのなかに
愛と孤独
保守と革新
という相反する二つのものへの
同等の欲望があり
それが見るものを惹きつける
人間の本質
なのだろう、と。
坂本さんの解説。
トリュフォーの人生が
まるで詩のような一編の映画だった
そんな感慨を深くしました。
また、
フランス在住経験のおありの
お2人から
レアなフランス的思考のお話には
爆笑。(ヤバいと急展開!笑)
「大人は大人だと、子どもに見せる」
「正直に生きると、そこ、に留まれない」(猫沢さん)
「母を女性のカテゴリーで映す、フランス個人主義」(坂本さん)
などのお話は
例えば、アニメの席巻する
日本文化と対照的な面を感じさせ
羨望、でした。
そしてこの企画。
2杯のシャンパンと
PAULのパンを頂きながら
というスペシャルなものでした。
シャンパンは
マリー・アントワネットに献上され
マリリン・モンローが目覚めの一杯にし
カンヌ映画祭のオープニングパーティーの公式シャンパンにもなっている
という
パイパー・エドシック
こちら初めて頂いたのですが
スッキリ辛口で
特別にメーカーのグラスを出して頂いたそうです。
本当に飲みやすい、
思わず目がハートになってしまう
美味しいシャンパンでした !
これのあとに
モエ・エ・シャンドンは
ちょっと酸味を強く感じてしまいました。もちろんゴクゴク笑頂きましたが。笑。
PAULのパンも
しっかり味わいました。
最初にPAULの方がトリビアネタなどを
披露してくださって
ますますPAULのファンになりました。
本当に素敵な夜を
ありがとうございました❗️
いつも親しんでいる
アートとはまた違った
自由で伸びやかな雰囲気が
最高に楽しく
有意義な夜を過ごせました。
トークを披露くださった御三方、
企画してくださった方、
飲食を提供してくださった方々、
ドアマンの方を含め
関わった全ての方々に
感謝します✨✨✨
とにかく行かなきゃ!
角川シネマ有楽町にて
今月末日まで開催中の
トリュフォー映画祭
http://mermaidfilms.co.jp/truffaut30/program.html
(797日目)
読んで下さり、ありがとうございます。あなたにロマンティックが沢山ありますよ🌟うに
余談ながら、私が好きなトリュフォーは『華氏427』。レイ・ブラッドベリが原作です。ロミー・シュナイダーの1人二役が見事❗️そしてラストが圧巻です〜。