驚愕!「夢見るフランス絵画展」
渋谷の東急
Bunkamura ザ・ミュージアム
で、開催中
夢見るフランス絵画 展
を、見てきました。
HPはこちら
http://yumemiru2014.jp
なにが驚愕って、
ほんとに余計な個人的感想なのですが
これが全部!!
日本人のイチ・コレクターの所蔵ってことです。
もう本当にビツクリです。
そんな羨望で前のめりになりつつ
鑑賞しました。
全71点です。
第1章 印象派とその周辺の画家たち
17点・・・セザンヌ 、シスレー 各2点
モネ 4点
ルノワール 7点
ボナール、マルケ 各1点
ポール・セザンヌ 1879-80年
昨日の記事のアートシーン冒頭の作品、「大きな松と赤い大地」も素敵ですが、こういう空の開けたセザンヌも好きです。
アルフレッド・シスレー 1885年
サン=マメスの船着場
アルフレッド・シスレー 1885年
この絵の左に
モネの「小さな積藁」、「エトルタの断崖」が並びます。
クロード・モネ 1880年
こういう木立の絵、大好きです。緑のバリエーション。
クロード・モネ 1919年
モネは睡蓮の絵をたくさん(200点以上とも。)描き、日本でも所蔵している美術館は多いですね。あちこちで目にしたうちでも、これは一眼で好きになりました。あまり大きくないのですが、ハスの花が割としっかり描かれていること。水面に映り込む柳の緑や空の青のコントラストが美しいことがその理由です。あとは絵から受ける輝きですね♪
ピエール=オーギュスト・ルノワール
制作年不詳の作品。ルノワールにしてはちょっと面白いと思いました。
ルノワールはほかにタンホイザーの舞台など他ではあまり見ない作品が並んでいた気がします。アートシーンに取り上げられていた「ド・ガレア夫人」など背景の孔雀と対をなしてるように見え、花のヘアアクセは牧歌的雰囲気を醸し、なんとなくルノワールの反骨を感じてしまいました。
第2章 革新的で伝統的な画家たち
20点・・・ルオー 6点
ヴラマンク 10点
デュフィ 2点
アンドレ・ドラン 2点
モーリス・ド・ヴラマンクの風景画が連なる中で一点「花と花瓶」(制作年不詳)が目を引きました。「橋のある風景」(1910年頃)も、らしさが伝わって好きです。
続くアンドレ・ドラン。「森の妖精」(1938年頃)が面白い!
その隣からルオーが並びます。
ルオーの絵は見る状況によって
本当に違う。見る者の心理を映し出す怖い絵だと思います。
やや大きめの「聖書風景ー夕」(1953-56年)に惹かれましたが、一番は「ニコデモ」(1940-48年頃)でしょうか。
ラウル・デュフィ 1928年
もう一点の「エッフェル塔」(1923-24年あるいは1930年)はとても大きな作品で黄色が使われた軽やかなタッチです。その横に小ぶりに見えますが、こちらも力作。戸外の青や天井の紫などが引き立て役になり、赤の美しさが際立つ絵です。
つづく。
(829日目)
ご覧くださり、ありがとうございます。あなたが夢を手に入れられますよ🌟うに
【開催概要】
○開催期間
2014/10/18(土)-12/14(日)
*11/4(火)のみ休館
○開館時間
10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
○会場
Bunkamuraザ・ミュージアム
○主催
Bunkamura、毎日新聞社
○協賛・協力等
[協賛]
トヨタ自動車、野崎印刷紙業、三菱商事
[後援]
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、TOKYO FM
○お問合せ
03-5777-8600 [ハローダイヤル]
○他会場
【兵庫展】
兵庫県立美術館 2014/4/12(土)-6/1(日)[終了しました]
【北海道展】
北海道立近代美術館 2015/6/27(土)-8/23(日)
【栃木展】
宇都宮美術館 2015/9/20(日)-11/23(月・祝)
○チケット情報
入館料(消費税込) 当日
一 般 1,400円
大学・高校生 1,000円
中学・小学生 700円
(団体は各200円引き)