「ホドラー展」4-③
「ホドラー展」
スイスの国民的画家。
まとまって紹介された展覧会
を、振り返っています。
数字はカタログの作品番号
緑色はカタログ解説の抜粋
4.変貌するアルプスー風景の抽象化
<会場図>
1904年から1913年までの間に、「トゥーン湖とシュトックホルン山脈」の風景は33点描かれた。
52.トゥーン湖とシュトックホルン山脈
1910年 チューリヒ、コーニンクス財団
53.夕暮れのトゥーン湖とシュトックホルン山脈
1910年 スイス、個人蔵
<52.53について>外的諸条件の差異を契機にして、それに依存しきることない造形実験を繰り返していたと見られる。
55.冬のトゥーン湖とシュトックホルン山脈
1912|13年 UBS美術コレクション
54.冬のトゥーン湖とシュトックホルン山脈
1912年 ベルン美術館
<54.55について>山脈の線的な要素が絵画の「骨組み」となり、彩色のパターンを無数に生み出す試み。55.は特に白のバリエーションが美しいです。太い稜線とのコントラスト。紺や臙脂の陰影がアクセントになって、白さを引き立てています。
56.トゥーン湖と雪の中のシュトックホルン山脈
1912年頃 スイス、個人蔵
雲を様々な形態に置き換え、手前の岸までも波打つ線に変えてしまっている。線のリズムにキイロのポイントなど多彩な色遣いも面白いです。じっくり見ると沢山の色が浮かびます。澄んだ水色とフォーヴっぽい形態が気に入りました。
(906日目)
ご覧下さりありがとうございます。あなたにバリエーション豊かなhappyがありますよ💝うに
<開催>
国立西洋美術館
2014年10月7日〜2015年1月12日
兵庫県立美術館
2015年1月24日〜4月5日
○画像は本展カタログより お借りしました。
編集:新藤 淳
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学術協力:スイス芸術学研究所
印刷:大日本印刷
発行:NHK
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