暗中模索の出口を捜して、師走迄毎日更新します。→暗中模索の出口を目指して、一日一日を綴っていきます。
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フェルメール?:西美「聖プラクセディス」

現在、西洋美術館(上野)の
常設展に展示中

ヨハネス・フェルメールに帰属
「聖プラクセディス」(1655年)
個人蔵 国立西洋美術館に寄託
画像左側
e0295455_2225318.jpg

右側:フェリーチェ・フィケレッリ「聖プラクセディス」1640年代、フェラーラ、フェルニャーニ・コレクション

左側作品 拡大
e0295455_2173237.jpg




これをどうしても見たかったのです。

多くの方に見て欲しいです。


なぜなら!

この作品
「フェルメールに帰属

なのです。

帰属品を含め
37点しかないフェルメール作品。

真筆なら最も初期の作品となります。

こちらは写真撮影不可
なのですが
解説付きのチラシが
置いてあります。

ざっくり要点を挙げてみます。

<経緯>

○1967年に フェルメール説が浮上

○N.Y、ワシントン・ナショナル・ギャラリーの学芸員でフェルメール専門家(アーサー・ウィーロック)がフェルメール説を補強する論文を発表。

以降、フェルメール帰属とされる。

<フェルメールの記録的事実>

○1643年 デルフトに誕生

画業修業については不明

○1653年 画家組合加入
/結婚 妻はカトリック教徒
(フェルメールはプロテスタント)

(1655年 ← 23歳<聖プラ>を模写?)

○1656年 室内画家に転向
(それまでは歴史画家を志向)


<論拠>

○画面上に、署名と年記を確認

左下 Meer 1655

右下 Meer N Roo
(解読案「Meer Naar Riposo」)

○フェルメールは署名にしばしばMeerを使用

○「Meer Naar Riposo」は
「リポーゾに従うメール(の作)」

*リポーゾはフィケレッリの渾名

つまり「フィケレッリの作品に倣ったフェルメールの作品」と判読できる


○1655年は室内画家転向前

○ただの模写・習作ではない

*十字架が書き加えられている。
→結婚した妻の宗派を表す?

*背景の空の青に、高価なラピスラズリが用いられている。

*典型的な模写は手前から描くが、本作はその手順をふんでいない。(例えば、赤い服の上に、手前の壺を描いている)

○白色の顔料・鉛白の鉛(pb)がフェルメール作品と類似

*鉛白の同位対比がオランダ・フランドル絵画(同時代)の特徴と共通

*フェルメール初期作品「ディアナとニンフたち」(マウリッツハイス美術館)に使われている鉛白の同位対比と極めて類似 → 同じ時に作られた?


<疑問点>
学芸員ウィーロックを除く、多くの研究者はフェルメール作を疑問視

○フェルメールはいつフィケレッリの作品を見たのか?
(フェルメールはイタリアへ行ったことが無い)

○Meer(=フェルメール)の署名の筆跡の信ぴょう性

*真筆作品との筆跡が異なるとの意見あり

*17世紀オランダには、
ヨハネス・フェルメール
ヤン・フェルメール
ファン・デル・メール
などの名前の画家が複数存在した

→イタリアへ留学したユトレヒトのヤン・ファン・デル・メールでは?


○右下の署名「 Meer N Roo」は、判読不可能と判断。

*左下の「Meer 1655」は
書き直されていないことを確認




ということで
これ、といった決め手は
白色の成分のみ
ということになります。

謎は好奇心を掻き立てます。

鉛白の当時の制作方法などについても
全画家を調べないと
はっきりしたことは言えないかもしれません。

しかし
見た印象では
とてつもなく
素晴らしい筆力の持ち主が

とても思いを込めて描いた
ように感じました。

この解説は帰宅後に読みました。

絵画を見た時に
瞬間に
「女性の為に描かれた」
ような気がしたのです。

ですので
「結婚した妻のため」
という説にはビックリしました。

結婚2年目くらいなら
まだアツアツなのか?
どうかは微妙なところ
ですが、、、

画家の
「特定の女性に向けて
自分の画力を見せつける」
アピール(=愛情)を感じたのは

殉教者の首を洗うという
大変な仕事によって
敬虔さの手本となった
聖女がやけに色香漂う美女に
見えたからでしょうか、、、。


それと
この絵を見てすぐに
「牛乳を注ぐ女」
を思い出しました。

海綿から滴る血の描写が
ミルクのそれと似ています。

「牛乳〜」の絵も素晴らしいのですが
なぜだか
注がれるミルクの描写だけが
特異な気がして
引っかかるのです。


そんなところから

この絵は
フェルメール
もしくは同等の筆力をもった画家

の手によると
私は思います。

西美のHPを見ると
にわかにフェルメール作品とは
信じらませんでしたが

実物を見ると違います。
絵から放たれる威力が
すごいです。


西美さんでぜひ

○ × のパネルを作って

フェルメール作品か否か?
鑑賞者の感想の
統計をとってみて頂きたいです♫

皆さんの意見を知りたいで〜す!



(980日目)

読んで下さり、ありがとうございます。あなたにスリリングな楽しみが訪れますよ??うに
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by abby819lucky | 2015-04-25 11:55 | 国立西洋美術館