アートシーン『村上華岳 展』(2)
12月6日放送
NHK教育TV 「日曜美術館」
≪アートシーン≫のコーナー
『村上華岳』展
(山種美術館・恵比寿)
取り上げられていました。
後半部分を
記します。
語りは
伊東敏恵アナウンサー
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(続き)
そして誕生したのが
あの傑作
裸婦図です
「裸婦図」 大正9年
薄衣に輝く綺羅が
ふくよかな肌合いを
際立たせます
その眼差しは
菩薩のような慈愛に
満ちています
他に類を見ない
裸婦像でした
作品と同じサイズで描かれた
下図です
「裸婦図」(下図) 大正9年
華岳が
どのように
現実の女性を
理想的な姿に近づけていったかを
見て取れます
元は
円錐形だった乳房は
インドの神仏像のような
まんまるの形に描き直されています
目元に浮かぶ
妖艶な表情は
空を見るような眼差しに
変わりました
華岳の言葉です
それは肉であると同時に
霊であるものの美しさ
髪にも口にも 将(は)た腕にも足にも
あらゆる諸徳を具えた
調和の美しさを描こうとした
それが私の意味する
「久遠(くおん)の女性」である
交流のあった
京都画壇の画家たちの作品も
並びます
東京の山種美術館で
今月23日まで
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(1287日目)
ご覧くださり、ありがとうございます。あなたの心の平安が保たれますように🌹