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美術館・博物館・ギャラリーを巡って感じたことや、日常で見つけた好きなことを記録しています。
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FACE展2016 損保ジャパン日本興亜美術賞展

新宿 損保ジャパン日本興亜美術館

FACE展2016
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_16210800.jpg



HPはこちら
http://www.sjnk-museum.org/program/3559.html


内覧会、及び表彰式に
行ってきました。

今回で4回目を迎える公募展。
857点の中から
国際的に通用する可能性を秘めた
71作品が選ばれました。

会場入りますと
最初の部屋に
9点の受賞作品が並びます。

そして通路を抜けた
先の会場に入賞作品が
展示されています。

いま、同じ時代の空気を吸いながら
制作された作品は
多種多様で、圧巻です。

個展であれば
もしかしたら出会えなかったような
作品にも
新鮮な刺激を貰えて
とても密度の濃い時間を
過ごせました。

グランプリと優秀賞は
揃って、80年代生まれの女性
なのですが

入賞者全体では
男女比、
40歳を境にした年代比
共にほぼ拮抗しているそうです。
(選考は作家名等を伏せて、作品のみで行われます。)

6次の激戦を潜り抜け、
グランプリを獲得したのは
遠藤 美香さん
≪水仙≫
2015年 木版画 182×91
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17013400.jpg

緻密な描写に舌を巻きました。
一面の水仙や
人物の服装など
非常に微細に入り組んでいながら
得も言われぬ孤独感が漂います。
木版の持つ温かみが絶妙なニュアンスを
醸し出しています。
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17013504.jpg

FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17351877.jpg


「刷ることでしか湧き出ないものがある。心の奥底に響く現代像である。」
と、審査員長の本江邦夫多摩美術大学教授の講評です。
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_18205656.jpg


表彰式で受賞者代表として
挨拶される遠藤さん
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_18205653.jpg



優秀賞は3点。

唐仁原 希さん
≪それでも僕は。≫
2014年 油彩・キャンパス 194×162
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17013571.jpg

「バロックをきちんと消化して、自分の世界を描いている」(本江審査員長・談)

三鑰 (みかぎ) 彩音さん
≪曖昧≫
2015年 日本画・麻紙・岩絵具・箔
162×162
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17351843.jpg

「自画像ではないと言われるけれども、やはり現代を生きる自身を投影している面があって、曖昧で内へ向かう時代の空気を感じさせる」(本江審査員長・談)
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17351910.jpg

FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17351952.jpg

近寄って見ると、日本画の持つ画材の質感、美しさを更に実感しました。
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_18205635.jpg



松田 麗華さん
≪そこにある それもまた 84≫
2015年 顔料・雲肌麻紙・パネル
162×194
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17351907.jpg

「ストライプに見えるが、小さな円の連なりになっている。物凄い集中力の成果。修行のようだ」
(本江審査員長・談)
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17352001.jpg

FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17352167.jpg

円の連なりも素晴らしいですが
配色も素敵です。
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_18205785.jpg



読売新聞社賞 1点
中原 未央さん
≪Life-2015≫
2015年 ミクストメディア・キャンバス
162×162
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17553960.jpg

「熟しきったトマトが、現代人が忘れがちな生命力を感じさせる。」(本江審査員長・談)

審査員特別賞 4点

秋山 淳さん
≪降り積もるもの≫
2015年 日本画・麻紙 162×130.3
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17553992.jpg


小川 直樹さん
≪彷徨≫
2015年 油彩・キャンバス 194×162
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17553975.jpg


小穴 琴恵さん
≪無題(風景)≫
2015年 油彩・キャンバス 162×194
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_17554050.jpg


井澤 由花子さん
≪スプーンの中の夢≫
2015年 水彩 130×162
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_18041476.jpg


FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_18205735.jpg




入賞作品も素敵なものが
たくさんありました。
FACE展2016  損保ジャパン日本興亜美術賞展_e0295455_18041454.jpg


ぜひ多くの方にみて欲しいです
観覧者賞もあります!
自分のイチオシ作品を投票🎵
こちらの結果も楽しみですね🎵🎵

<開催概要>
◯会期
2016年2月20日(土)~3月27日(日)
◯休 館 日
月曜日 (ただし、3月21日は開館、翌22日も開館)
◯会場
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
◯開館時間
午前10時-午後6時(入館は閉館30分前まで)
◯観覧料、前売券情報
■観覧料 ( )内は20名以上の団体料金
一般:600円(500円)
大・高校生:400円(300円)  ※学生証をご提示ください
中学生以下:無料        ※生徒手帳をご提示ください
障がい者とその介護者(1名まで):無料
※障害者手帳「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」をご提示ください。ただし、被爆者健康手帳をお持ちの方は、ご本人のみ無料。

◯主催
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、読売新聞社
◯協賛
損保ジャパン日本興亜



損保ジャパン日本興亜美術財団の公益財団法人への移行を機に創設された本展は、財団設立以来35年に及ぶ作家支援活動の理念を継承した、公募コンクール形式の第4回目の展覧会です。
 「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募したところ、全国各地の幅広い年齢層の857名の新進作家たちからご応募を頂きました。思いが込められた応募作品の作品本位の審査は長時間を要しました。六次「入選審査」と「賞審査」を経て、国際的に通用する可能性を秘めた、入選作品71点(内受賞作品9点)を決定いたしました。
 不確かな社会情勢の中、創作活動には困難を伴いますが、昨年同様に今回の応募作品には、時代の感覚を捉えた、きらりと輝くものが数多くありました。油彩、アクリル、水彩、岩絵具、版画、ミクストメディアなど技法やモチーフは多岐にわたりますが、見る者の心に潤いと感動をもたらしてくれることは共通しています。
 会期中、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出を行います。魂を揺さぶる「私が選ぶ1点」を探しながら、楽しみながらご観覧ください。


by abby819lucky | 2016-02-20 20:08 | 損保ジャパン日本興亜美術館