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カテゴリ:映画( 24 )

『バベットの晩餐会』記念トーク②

1897年・デンマーク映画
『バベットの晩餐会』
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本作のデジタルリマスター版
公開記念のイベントが
下北沢の本屋B&Bで
開催されました。
≪公開記念トーク≫
猫沢エミ×月永理絵
「食と映画のふしぎな関係」

イベント詳細はこちら
http://bookandbeer.com/event/20160409b_bt/


猫沢エミさんの面白トーク、
(為になる興味深い内容でした!)

【食と映画】のタイトル通り
『バベットの晩餐会』から
オススメの食の映画へと展開。

オススメは5本。
そのベストシーンを映しての
解説でした。

まず最初は
『かもめ食堂』のトンカツ
参考:http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%81%8B%E3%82%82%E3%82%81%E9%A3%9F%E5%A0%82&tid=b84a34cec7577bca10c469b8bf275df4&ei=UTF-8&rkf=2&dd=1

かわいい映画でした〜〜♡

猫沢エミさんのオススメシーンは
冒頭の
カツを切るアップ。

サクッサクッ
と、包丁が入り、
ほのピンクの切り口が見えるところ。

「く〜〜〜〜食べたいっっっ!!」
という気持ちを何度も味わったため、
猫沢エミさん、家では出来立てのカツを用意して
ご覧になるそうです。
「く〜〜〜〜食べたいっっっ!」
「おっ、食べてる〜〜♡♡」

と、これがたまらんそうな。笑。
ナイスアイデアですね!笑

おむすびの美味しそうな 『かもめ食堂』
なのに、カツを持ってくるところ
しかも、その音に注目されているのが
ミュージシャンらしいな〜と
感じました。

続いて
『初恋の来た道』のきのこの餃子
参考:https://m.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=fHGi2Kt7vZw

ラブレターがお弁当。
文字に出来ない想いが込められて
切ないです。

張芸謀監督がコン・リーに代わる
ミューズ、チャンツィイを発見した作品。


そして
『タンポポ』、最期のチャーハン
三田和代さん、熱演。
「どうですか、これ!
これからは遺書じゃなくて『遺食』ですよ!」

参考:https://m.youtube.com/watch?v=iVUsm-FrUiU

伊丹十三監督のとても話題になった映画。
残念、未見です。
今回、この部分だけ見ましたが、
途中の電車が横切っていくシーン。
これにヤラレました。
猫沢エミさんも「もーう!この幸せそうな観光帰りの客を乗せた、ロマンスカーですよ!」
と仰っていました。
そうなのか分かりませんが
映画ならではのシーンだなぁ、さすが。
と感じ入ってしまいました。

その他、この映画には
役所広司さんが愛人と
生卵の黄身を口移しする
エロティックなシーンがあるそうです。

フランス人の友人に見せたら、
「お前ら変態だろ!!!」
と言いつつ、目がウハウハしてたと。笑。
日仏の文化は表面は相反しても
内面と通底に相通じるものがある
と、猫沢エミさん。
また、ある種の敬虔さから
タナトス・エロスで
食と性を結び付けることが
フランス文化では無いように思う、とも。

そして出ました、
ピーター・グリーナウェイ💧
『コックと泥棒、その妻と愛人』
の。。。
なんと言いますか、カニバリズム的な?

猫沢エミさん曰く
「人間に為し得る最大タブーであり最大復讐」。
うーん、納得。
食事をもって復讐するなら
そう断言出来るかもしれないですね💦

「ピーター・グリーナウェイの映画は
心の体力がある時に観ると、
自分のキャパが広がる」とのことです。

最後は
『あなたになら言える秘密のこと』
2005年のスペイン映画。
参考:https://m.youtube.com/watch?v=SpEuCY_WdHE

こちらすみません、知りませんでした。
流れた映像は
労働者の若い女性がランチも
帰宅後の夕食も
質素な決まりきった食事をする場面。

映画はやがて女性が
戦争によって酷い傷を心身に受けた事を
明かしていくそうです。
「食の貧しさは彼女の生命力の象徴。
内面も同様の状態である事を示す。
唯一救いは、タッパーに隙間がある。
その空間に入るべきものがあり、
埋められていくのではないかという
僅かな希望がある事」
と、猫沢エミさんの解説。

5本の参考映像と併せて
「『食』は作る人にとっても、食べる人にとっても心を映す鏡。映画の中で一瞬しか映らない事があっても、そこに意味を見出す事で理解がぐんと深まる。注目してみましょう。」
と、トークは締めくくられました。

本当に『映画と食』って
関係が深くて、次々と話題が広がり
とても楽しかったです。

因みに、本屋B&B は
アルコールの飲める本屋さん。

この日は特別提供された
バベットの晩餐会に因んだワインを頂きながらの
トークショーでした。

ワインもとっても美味しかった🍷🍾

心も脳みそも胃袋も満たされて
これ以上ない幸せなひと時でした!

楽しい夜をありがとうございました♬♬♬
長文、読んで下さったあなたにも感謝です☆

by abby819lucky | 2016-04-12 23:01 | 映画

『バベットの晩餐会』で仏食を語る。B&B ①

古い映画です。
『バベットの晩餐会』

本作のデジタルリマスター版
公開記念のイベントが
下北沢の本屋B&Bで
開催されました。
≪公開記念トーク≫
猫沢エミ×月永理絵
「食と映画のふしぎな関係」

イベント詳細はこちら
http://bookandbeer.com/event/20160409b_bt/


ということで、
憧れの書店 B&B
初体験でした!

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映画≪バベットの晩餐会≫
1987年 デンマーク映画/1989年 日本公開

『19世紀後半、デンマークの寒村で
教会を守る老姉妹の女中バベットが
ふとしたきっかけで豪華な晩餐会を開く』

平たくいうと
こんな映画です。

たった三行で内容を表せる。
これ、名作の条件。(←乱暴?笑)
「ふとしたきっかけ」を「宝クジの当せん金」と言い換えると、全ネタバレですね💦

104分の上映時間の中では
晩餐会が後半のクライマックスになるのですが
前半では
バベットがパリから流れ着いた理由や
老姉妹の若き日の悲恋などが
北の大地を背景に描かれます。

例えば、ハンマースホイの絵画世界を
彷彿させる質素な生活の情景は
電気のない時代と相俟って
磨かれた銅なべや
レースの付け襟など
隅々まで手仕事が行き渡っていて
清々しいです。


そんな『バベットの晩餐会』を
人生の中で折に触れ見てきたという
猫沢エミさん。

ご自身、フランスに長年住まわれ
最近は日本を拠点としながらも
年に何度もフランスへ行かれるという
フランス通。
フランスの空気が
肌に染み込んでいるからこその視点から
食にまつわる大変面白いお話が聞けました。

映画の後半、
バベットは
パリの『カフェ・アングレ』のグランシェフ
であったことが明かされます。

カフェ・アングレのアングレとは
イギリスのこと。

このお店は実在したもので
イタリア大通りにあったそうです。
(猫沢エミさんの話振りでいくと「どういうこっちゃ!」で場内爆笑。終始、軽妙なトークに笑いが絶えませんでした。)
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カフェ・アングレは後にトゥールダルジャンと経営統合したそうです。

1802年の創業時には、庶民的で、付近のテアトルの俳優たちが多く通った店だったそうですが、天才シェフ、アンドレ・デュググレの登場で、高級化。当時からワインは最高級のものを扱い特に有名だったそうです。

バベットの晩餐会でも
ワインは重要な存在です。
ここで猫沢エミさんが
実際にブルゴーニュの
ロマネ・コンティのシャトーを取材した話。

ぶどう畑は、柵などで区切らなくても
品種が全て把握され
過剰な保護をしなくても盗む人なんていない。

一本100万円のロマネ・コンティを買うには
それと共に畑の他の収穫何ダース(←正確なところ忘れました。膨大な量だった)を購入すること。
その品質を保持するカーヴを所有し、最高の状態で提供出来ること。
つまり、「高価な物を買う」というのではなく
ワインという産業そのものを支えることなのだ、と。
こういうところにフランス人の自国文化に対する誇りを感じるとのこと。
同感です。

猫沢エミさんによれば
当時であってもグランシェフというのは
相当になるのが大変。
まして女性ならなおさら。

そこで猫沢さん、
バベットの色々なシーンを挙げて
恐らくバベットは
貧しい暮らしを知っているのだろう。
最低も最高も両方知っている。
だからこそレンジの広いクリエイションが出来るのでは。
と、仰っていました。

そして、これは
最下層から国王の料理人まで上り詰めた
アントナン・カーレムの人生と
重なる。
とのこと。

そして、こちらも小説のような
カーレムの生涯を紹介。

カーレムという人、
以前フランス料理の歴史を紐解くドキュメンタリーで、「これもカーレム?」「え、これも?」
と、ウンザリする(←失礼しました~_~;)位、出て来た人で、今日のフランス料理の原型を築いた人物。ソースからコース、服飾などまでこの人の手によるものです。料理全書も何冊か著し、今も受け継がれるレシピが多数。そんな膨大な仕事を残しながら48歳で他界。
猫沢エミさん曰く、当時は調理に石炭を使用したため、料理人はみな肺をやられて短命だったのだとか。

このカーレムの逸話で語られるものの一つに、300人の野外パーティーがあるそうです。冷蔵庫などない時代、氷屋を引き連れた想像を超える大イベント。猫沢エミさん、いかに大変だったかを、見て来たように熱弁!

そしてこの逸話も、パリから豪華な食材を取り寄せるバベットの晩餐会の下敷きになっているところがあるのでは、と猫沢エミさん。

なるほど、なんか納得します。

また猫沢エミさんの熱弁が冴えたのが
予算の話。笑。
バベットは晩餐会の費用として
💰1万フラン💰
使った、と言います。
(↑この時のバベットの誇らしげな表情が素晴らしいとのこと✨)

金額を現代の価値に換算したそうです。
日本円で310万円。
1800年代末の日本では
家一軒が18万円で買えた。
現在の家一軒を幾らに設定するかによりますが
億は下らない、と。

ほ〜〜〜〜〜っっっ
12人の食事に💰億💰!
ためいき。

猫沢エミさんのお話は
とても面白いながら
示唆に富む見解で締められました。

あのバベットの料理には
寒村のプロテスタントの質素な料理からは
計り知ることのできないことが
描かれている。

それは
生きた海亀や
羽毛のついたままの鶉
牛の頭部など
生命をいただいて
生命を繋いでいく
人間も食物連鎖の一部なのだ
という事実。
そういう存在でしかない、ということを
謙虚に受け止めることを
教えてくれる。
と。


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by abby819lucky | 2016-04-11 22:00 | 映画

映画『おみおくりの作法』

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久しぶりに
劇場で映画を観ました。
キネ旬シアター 柏。

おみおくりの作法

原題 STILL LIFE
2013年 イタリア/イギリス
91分

監督・脚本・製作 ウンベルト・パゾリーニ

舞台はロンドン。
44歳
独身
区役所 民生課 勤続22年
というジョン・メイ(エディ・マーサン)
が主人公。

彼の仕事は
たった一人で
孤独死した人の
葬儀をすること。

事務的にも行えるこの仕事を
彼は病的なまでの几帳面さで
丁寧に執り行う。

遺品から個人を特定出来るものを
探し出し
写真や物品を手掛かりに
丁寧な弔辞を書き
葬送の音楽を選び
葬儀が終われば死者の写真を
自宅にある分厚いアルバムに貼っていく。

関係者が分かれば電話をするが
求めに応じて葬儀に参列する者は
ほとんどいない。

墓地での埋葬の時、
立ち会うのはいつも自分独りだけ。

大勢の身内が囲む別の葬儀との
落差につい眼を伏せてしまう。

保管所がいっぱいになるのも構わず
丁寧に死者を弔う仕事は
しかし評価されず
行政区の合併により
彼はリストラを宣告される。

最後の仕事は

電話を受け、メモを取りながら
絶句して手が止まった
死者だった。

そして
最後の仕事が始まる。

死者はジョン・メイを突き動かし
彼の人生が動き出す
しかし彼の運命もまた、、、。

「ラスト1分は号泣です」
と聞いていたのですが

本当に
号泣
しました。
久々使った大文字。

私も末は明らかに
孤独死
が待ち受けていると思うので
身につまされました。

けれども
最後の号泣は
彼に対する賛美でも
同情でも安堵でもない、
なんでしょう。

感動

なのでしょうか。

人生に対する信頼、
とでも言うのでしょうか。

映画を観た直後は
ずーっとジョン・メイの幸せを
考えていたのですが

人生の苦さと真の幸福を。

けれども
自分の愛すること
自分の信じること
それらを全うする
ジョン・メイの生き方が
心に刺さったのだと思います。

ずっと
人生のご褒美は死んだ後に貰える
と、思ってきたけれど

いま、この一瞬一秒を
自分に嘘をつかず
正直に
人間の善性を発露させる方へと
生きること

それによって得る安息こそが
人生のご褒美
ではないかと

なんとなく
考え直したりしています。

主人公のセリフがとても少なく
微妙な表情で語るところや

絵画のように見えるショットなど

ちょっとカウリスマキを感じさせる
ところも好きな作品です。

パンフレットに
イギリスの地図が載っていて
ジョン・メイの旅の範囲の広さに
改めてびっくりしました。
まさに東奔西走。
ジョン・メイ、頑張ったのね。

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映画では一瞬しか映りませんでしたが
南部のトゥルーロー
に惹かれました。
風が強く
低い家並みが続き
庭先の樹に白い花が咲いている。
いつか行ってみたいな〜。

ジョン・メイは
食事も決まったものしか
摂らないのですが
そのセッティングも
なんか可愛かったです。
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孤独と寂寥
貧富の差
その中で紡がれる人との繋がりは
儚いけれど温かい
灯火のようで

現代、
が市井人を取り巻く状況は
世界共通なのかと
感じました。

パゾリーニ監督自らの体験を元に
実際に30箇所の民生課を取材して
撮られた作品。

人生の長さよりも
今日一日の生き方を考えさせられる
映画でした。

良い映画を
ありがとうございました。

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画像は本作パンフレットよりお借りしました。発行・編集 ビターズ・エンド 印刷 三永印刷

☆ジョン・メイが弔辞を考えるシーン。書き出しを、躊躇ってから「We」で始めるのが切なかったです。後は、いつもネクタイに三つ揃いのスタイルが水色のセーターに変わったところ、思わず微笑んでしまいました。あのケリーのお利口なワンコと向かいあうシーンも笑えました。思い出すとキリがないですね。観てよかったです☆


by abby819lucky | 2016-03-05 22:07 | 映画

映画『ピクニック』感想の続き


9/18まで柏のキネ旬シアターで
上映されていた古い映画を見ました。

ピクニック
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この映画が
すごいのは
製作に関わったスタッフの面々。

ルノワールの助手を
長年勤めたベッケルはもとより

スチールと撮影助手に
なんと、ブレッソン!

うそ、、、マジですか、、、。

そして公開時はノークレジットながら
助監督の1人に
ルキーノ・ヴィスコンティ。
しかも、ヴィスコンティをルノワールに
紹介したのがココ・シャネル。

シナリオ協力に
シャンソン「枯葉」の作詞も手掛けた
詩人、プレヴェール。
どうりで、アンリエットの台詞や
何気無い状況の説明に
詩の朗読のような部分があったりして
とてもロマンチックです。

ご、豪華過ぎてクラクラします。

主人公の娘役
アンリエットを演じる
シルヴィ・バタイユは
当時、あの!バタイユと結婚中。
バタイユと離婚後は
哲学者ジャック・ラカンと再婚。
フランスきっての知性派女優として
今尚人気だそうです。

映画の中で
彼女がブランコを漕ぐシーン

美しさ、生の賛美
輝かしさの象徴のようなのですが

美しい乙女がブランコにのることは
この時代、
割とお転婆な行為だったらしく
現代なら
露出度の高いビキニで泳ぐ
みたいなものでしょうか。

「座って漕げばもっと眺めがいいのに」
とはナンパくんの台詞です。苦笑。


子供から大人まで
みんな彼女に釘付け。

見惚れる修道士を叱る
神父さまも、うっとり。

ちなみに神父役でバタイユが
魚釣りをする少年にルノワールの息子アラン、
レストランのメイド役でルノワールの奥さんマルグリット
ルノワール本人も
レストランにくる親父役で
登場します。
なんて贅沢な。

これで
男性役がもう少し今風だったら
もう少し感情移入出来たかも。笑。

いや
感情移入出来ないからこそ
良かった、ともいえます。笑、

時代を越えて
遠く海を越えて
日本まで来てくれたフィルムに
感謝、です。

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ルノワール監督

画像は本映画パンフレット
2015年6月13日 発行:クレストインターナショナル
よりお借りしています。




(1212日目)

ご覧下さり、ありがとうございます。あなたの懐かしい人との再会に幸多かれ✨
by abby819lucky | 2015-09-24 03:25 | 映画

映画♦︎J.ルノワール監督の「ピクニック」


9/5〜18
キネ旬柏で上映していました
古い映画。

「ピクニック」
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ジャン・ルノワール監督
1936年 フランス

ルノワール監督は
言わずと知れた
印象派の巨匠
ピエール・オーギュスト=ルノワール
の息子

この映画は
モノクロながら
ピエールの絵画の世界観を
フィルムに映したとして
公開時、絶賛されたそうです。

パリ占領下、ドイツ軍によって
破棄されたフィルムは
オリジナルネガが
密かに持ち出されており

アメリカ亡命中の
ルノワール監督の許可を得て
編集され
撮影後10年経って公開。

それが
デジタルリマスター化され
2013年に再公開されました。

名作は時の流れを
ものともしないのです。


本編はわずか40分の短編です。

印象に残るのは
ポスターにもなった
ブランコの場面。

木漏れ日のきらめき
躍動感
生命賛歌

ルノワールの絵画を
切り取ったような
幸福感に溢れています。

音声は
どうしても復刻が
厳しいようですが
充分に情感を盛り立てます。

モノクロ写真を好きな人なら
映像美を堪能するのに
良い映画と思います。

ストーリーは
モーパッサンの「野遊び」
を下敷きにしています。
(新潮文庫『モーパッサン短編集Ⅱ』)

近いうちに、読んでみます。

モーパッサンといえば
『女の一生』

そのような時代であったとはいえ
女性の人生の哀感を
シビアに見つめ容赦のない人です。

それは印象派オーギュスト=ルノワールの
絵画の幸福感とは相容れないもの。


果たして
この映画も
最後の部分は
もう少し撮り方があったのでは
ないかと
素人ながら
図々しくもケチをつけたりする訳
ですが、、、(~_~;)


あの
川面に雨の降るシーン

あの美しさは
なんとも言えません。

一目で
「ブレッソンの雨だ」
と、感じましたが
果たしてどうでしょうか。

万感胸に迫る
美しいシーンでした。

このシーンだけでも
みて良かったと
思えました。

(1211日目)

ご覧下さり、ありがとうございます。あなたに木漏れ日の優しさが届きますように🍀
by abby819lucky | 2015-09-23 14:25 | 映画

2014年・今年観た映画Best3

今年はなんとか
二桁乗せたのですが

観たい分の半分も観られず
不甲斐ない(;_;)

でも
一本、一本
しっかり心に残っています。

少ない中から
敢えて
個人的記憶の
今年!を代表する
映画を選んでみます〜


第3位 🎶🎶🎶

コーヒーを巡る冒険
ドイツ映画

イラク映画「花嫁と角砂糖」
オランダ映画「オランダの光」
と、かなり迷いましたが

映画としての初々しさに一点!

監督の等身大の主人公ニコの
青春の彷徨は
きっと誰もがリアルに実感
もしくは懐かしく共感
するはず!

ニコが偶然出会う人々から
感じられる人生や


観る者に解釈を委ねた
ラストシーンも
良かった。

もちろん私は
希望を感じました。

小説のように
味わい深い映画です◎




続いて

第2位 🎶🎶🎶🎶🎶

世界の果ての通学路
フランス映画


もうもうもうも〜〜〜〜う!
涙なくしては観られません!
思い出すだけで
こみ上げてきます!

語られる4つのエピソード。

笑っているのに
ジン
ときちゃう。

子供たちの無垢な笑顔に
完敗です。

そして…
この世界の在り方にも
思い至らずにいられなくなります。

揺れたりブレたりする軸を
元に戻してくれる映画です。

なんと❗️
来年1月3日 pm5:30〜6:50 NHK教育で放送❗️

是非是非!
正月から心洗われましょうぞ!!!



そして

栄えある第1位は🎶🎶🎶🎶🎶🎶🎶

✨✨✨プレイタイム✨✨✨
フランス映画

ジャック・タチ!
ブラボー🌟🌟🌟🌟🌟❗️

この映画に出逢えて
本当に❗️❗️❗️

シアワセでした。

🌹🌹🌹生きる喜びを感じる🌹🌹🌹


タチのハイセンスな
舞台セット

フルカラー
極彩色の夢の世界

こんなに笑えるのに

ピリッと辛口なところもあって

そこに人生を感じさせる
フランスのエスプリ

タチの人生とも重なり合って
ブラボーと
何度も拍手したくなる

お腹がよじれるほど
笑って

ちょっぴりセンチになって

でも

生きてるっていいことだな

って
素直に思わせてくれる

ほんとに
宝箱のような
素敵な映画です。

教えてくれたMちゃんに感謝!
Mちゃんの情報ソース、
いとうせいこうさんのツィートに
大感謝!


人は人とつながって
シアワセは地球を巡る

映画という芸術に
ブラボー🎉🎉🎉🎉🎉







(863日目)

勝手な感想、お読み下さりありがとうございます。あなたに偶然の嬉しい出逢いがありますよ🌟うに



一年間振り返ると
イメージフォーラムさんと
TKP柏のものが殆どでした。
大感謝!<

by abby819lucky | 2014-12-29 02:51 | 映画

アイスランド映画!「馬馬と人間たち」

アイスランド映画「馬馬と人間たち」

公式HPはこちら
http://www.magichour.co.jp/umauma/


やっと感想を書けるくらい
落ち着いたような気がします……。
と、わざとらしくナイーブさをアピール。(←誰に?笑)

昨年の東京国際映画祭で
観そびれたので
公開を知った時は大喜び。


しかし。

衝撃的なポスターに
怯みました。

でも!
観ました。

素直に好きな作品!
とは言えないけれど、

愛すべき作品
と言えます。
私にとって。

結論。
ポスターの印象は
侮れない。
笑。

長々とした前置きを踏まえ
感想いきます。


この映画、
舞台は
アイスランドの郊外の
集落です。

まるっきりの農村
ではないのか?
イメージがつきにくいです。

馬との距離も。
酪農家ではないらしい。
でも生活に深く入り込んでいる。

季節も分かりにくい。
「1日に四季がある」
と言われる位
天気の変わりやすいアイスランド。

海に流氷が漂い
荒れ野に雪が舞う。

冬の初めの一週間位
の話と思ったら

馬の交尾期間は春だし、

最後のエピソード、
放牧の馬を集める
一大イベント、「レッティル」は
9月
なのだそうです。

長い季節を追っていたのでした。


熟年カップル?の恋の行く末を
主軸として
いくつかのエピソードが
重ねられていきます。

劇場なら幕間に当たる部分を
馬の瞳
に負わせています。

馬目線で見ると
人間って
クレイジーそのもの!
なのかもしれません。
いや、きっとそうでしょう。

ひとつ、ひとつのエピソードを
「え。ウソでしょ? (笑)」
と、ブラックジョークだと思って
笑っていると

「え?ウソでしょ……。」
と、打ちのめされます。


多分

「生」

の実感に圧倒された
のだと思います。

それだけ。

「生」の実感から
遠ざかって
当たり前の日々を
送っているのだと思います。


そう考えると
幾つかのクレージーな結末も
愛おしくなります。

いや。
これはキレイにまとめすぎ。

本音が纏まらないなぁ……。


画面に映るアイスランドの大自然!
このスケールはスゴイ!
これには純粋に見入りました!



そして
俳優さんの身につけるセーター!
なんてカワイイの!
これにも目が釘付け💕


さらに
馬が!
モコモコしてカワイイ〜〜

前髪やたてがみが
麻紐のヨリを細かく解いたように

雨の日のソバージュヘアのように
モワモワ♫

頑丈そうな脚と
厚い毛並みが
モコモコとカワイイ♫

カワイイ上に、
なんだか走り方が
変なのです◯!☆*$△

パンフレットの
楠瀬 良 農学博士の解説
によりますと

アイスランドの馬は
1100年以上、そして現在も
外部からの混合が行われない
純血種

132cm 350kgで
分類的にはポニーに属する

普通の馬が出来る3種の歩法
の他に

トゥルトゥ
側体速歩

という2種を併せた
5種類の歩法が可能
(オリコウ〜♡)

アイスランド・ホースは
特別な調教をしなくても
見事な
トゥルトゥ(=4ビートを刻む速歩)
を行える



と!いうことで、
アイスランド・ホースの
トゥルトゥの安定性は

ショットグラスを持って乗っても
中身がこぼれない


と!
言われる!

もう、びっくり!
です!

そんな
カワイイ上にお利口な
馬が

雄大な自然の中で
時に人間の都合に振り回されながらも
その生をあるがまま
生きている

原初的な
生命賛歌
に満ちた映画です。

内なる生命力を
喚起されます。

例えば
未開部族の
獲物の亡骸を用いた
打楽器から生み出される
野太い、腹の底に響く
それでいてどこか郷愁を感じる
リズム

それに近いものがあります。


見るときっと
アイスランドへ行きたくなります。

アイスランドへ行くなら
ブルーラグーンなどの観光だけでなく
乗馬もしましょう!


やっぱり最後まで
馬賛美になってしまいました。


おしまい。


(850日目)


とりとめない感想をお読み下さり、ありがとうございます。あなたに驚異的な出逢いがありますよ🌟うに

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by abby819lucky | 2014-12-16 01:04 | 映画

トークショー・映画「馬馬と人間たち」

シアターイメージフォーラム(青山)
にて
最終日(12/12 Fr.)に鑑賞しました!

アイスランド映画
「馬馬と人間たち」

公式HP
http://www.magichour.co.jp/umauma/

はぁ〜〜〜
久々に倍角使用。。。

圧倒されました。

ちょっと今は虚脱感。。。

パワフル過ぎる!!!



この日は
朝日新聞の競馬担当33年
有吉正徳 記者
によるトークショーもありました。

間近に馬を観察されてきた方の
「競馬裏話」
こちらも結構赤裸々で💦💦

興味深いところもあり、
ちょっと馬が可哀想にも感じたり、、、
ほんの20分ほどですが
面白かったです。


映画の衝撃が和らぐまで
先にこちらの感想を書きます〜


まずまず
競馬の歴史は300年!
そんな昔からあるのですね。
知りませんでした。

そして、
レースというのは結局、
強い種馬を見極める!
ということに尽きるみたいです、、、。

毎年、雌雄あわせて7000頭生まれる
サラブレッドの競走馬のうち
残るのは2,3頭なんだそうです。(国内)
厳しい、、、、、、。


例えば、競馬未経験者の私でも
知っている
ディープインパクト。

すごい馬ですよね。
武豊さんが
「ペガサスみたいに、羽が生えて飛んでいるようだった」
と、回想されたのをTVで見ました。

天馬、ディープインパクト。

彼の父系祖先は辿って辿って、、、
300年前の
ダーレイアラビアン
という馬に辿り着くそうです。

現在いるサラブレッドの
父系祖先は
このダーレイアラビアンを含めた
3頭に絞られるらしいです。

血統証明って
そういうことなんですね〜。

競走馬として優秀な馬が
種馬として優秀かどうかは
また別の話だそうです。

ディープインパクトは
現役時代は二敗しか
したことがなく
その二敗も2位とか3位の上位。
競走馬として文句無しでした。

そして種馬としても
男の子が2勝
女の子が4勝
をあげており、
優秀なのだそうです。

そのため
種付け料が
大体、、、

と、値段のことなど
生々しくなるので
やめておきます。。。。
リクエストがあれば、、、そのうち、、、書いても良いかな、、、。有吉さんは、金額の凄さを説明されていらっしゃいましたが、私は素人なので(>_<)1年の内、たったの3〜4ヶ月の交尾の時期に、可哀想だなぁ〜と思ってしまいました(;_;)


とまあ、競馬のあれこれ。
初めて聞く話ばかりで
とても面白かったです。

そして
馬を制御することで
人類は行動範囲が劇的に広がったと。

また、有吉さんは
このアイスランド映画をふまえて、
馬、全般のことにも言及されて
いました。

馬は人間にとても近しい存在で
それがこの映画にはとても良く描かれていた。

かつて日本に100万頭いたという馬は
現在約9万頭に激減。


一つ、馬の特徴を挙げると
馬は自分の視界に入る限り、絶対にヒトを踏むことがない。
この性質から、特にヨーロッパなどでは蹄鉄を車のお守りとしている。

また、騎馬警察がデモのコントロールを良く出来るのはそういう馬の特徴が役に立っている。

馬も、仕事を与えないと生きていかれない。
馬が生き生きとしているこの映画は、日本でもかつて見られた光景だと思うと、大変羨ましかった。



映画の印象に上手くつながる
馬のお話、
新鮮な驚きの連続でした。
とっても楽しかったです。

もう少し時間があれば
司会の方とのやりとりや
質問コーナーなど
より充実したな〜と
残念に思いますが、、、

映画館でこういう企画、
なかなか面白かったです🎵
大感謝❗️


(848日目)


お読みくださり、ありがとうございます。あなたに予想外の楽しい出来事がありますよ🌟うに
by abby819lucky | 2014-12-14 14:21 | 映画

感涙!「世界の果ての通学路」

フランス発のドキュメンタリー映画
「世界の果ての通学路」
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を見てきました。

映画の公式HP
http://www.sekai-tsugakuro.com/news/?page_id=3
を、ぜひご参照ください❗️

やっと
やっと
柏に来てくれて

やっと
やっと
見ることができて

期待以上の
感動❗️
感激❗️
号泣💦💦💦💦❗️


号泣は、人によりますね。
私には、思うところあって
感涙です〜


「学びたい!」
その一心で
過酷な通学路を
必死に前進する子供たち。

その姿に心打たれない人間が
いるでしょうか?

子供たちの境遇は
先進国の目線からすれば
とてつもなく
過酷。

けれども
その子供たちには
希望があり
それは「明確な目標」

勉強はそのための手段であり
学校は手段を得るチャンスの宝庫
であると分かっている。

そして何より
子供たちは
未来を信じています。

環境がその強さと明るさを育んだとしたら

果たして先進国と言われる環境は
幸せと呼べるのだろうか。

いえ、
かつて先進国も通ってきた光景だからこそ
こんなに胸打たれるのだろうか。


いろんなことを考えてしまいます。

けれども一番大切なのは

私たちの
知らない
想像を越えた

あるいは
いつの間にか忘れてしまった

世界が
いま、同じ地球にある
ということ。

そういう
新しい
もしくは
異なる
視点を与えてくれる
という側面があるからこそ
映画はブラボー🌟なのです。



このテーマを見つけ出し、
丹念に
誠実に彼らを追った
パスカル・ブリッソン監督に感謝!

そして
カメラの向こうに何倍もいる
たくさんの頑張る子供たちに
幸運を!


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(755日目)

読んで下さり、どうもありがとうございます!あなたの希望に万歳🎉🎉🎉

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by abby819lucky | 2014-09-12 23:48 | 映画

貫禄!「なまいきチョルベン」

柏・キネ旬シアターで
9月12日(金)まで上映中

『なまいきチョルベンと水夫さん』
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公式HPはこちら


とにかく❗️
カワイイ‼︎


なにがカワイイって

チョルベンと
スティーナ
それに
ペッレ

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子供たち

大人たち

動物たち

e0295455_0174462.jpg


みんなみんな
生命豊かに輝いています!

そして
その生命を優しくつつむ
北欧の夏

海、森、空、

すべてが眩しいです
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もちろん
家周りに
北欧家具や雑貨
何気ないファッション
(マーリンの白い木綿のワンピースが特に💛)
も、可愛らしさ盛りだくさん

脚本がリンドグレーン本人
の手によるものだからでしょうか。

楽しい展開ながら

しっかりと
生命の尊さや共存の思想が
伝わります。

いつか
こんな懐かしい夏に
出会いたい。

かつて子供だった人間に
じんわり思い起こさせてくれる
ステキな映画です。

オススメです💛💛💛




(746日目)


読んで下さりありがとうございます。あなたの生命も輝きますように💖

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by abby819lucky | 2014-09-03 21:18 | 映画