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カテゴリ:工芸( 37 )

「よみがえれシーボルトの日本博物館」②

9月13日〜11月6日まで
江戸東京博物館

よみがえれ!
「シーボルトの日本博物館」展

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HPはこちら→http://siebold-150.jp/

特別内覧会に参加してきました。

全体の感想はこちら→http://chibakkye.exblog.jp/24677692/

個人的な感想です。

数多の展示で
やはり個人的に惹かれるのは
カワイイもの。

今回はこちらに目がハートになりました。
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上:花鳥螺鈿シガレット箱
下:ミュンヘン五大陸博物館@Museum Fünf Kontinente

シーボルトは日本で「サクラ」という名の
犬を飼っていて、
欧州へ連れて帰ったそうです。

こちらは毛植人形。
兎の目が青いのがcute。
絹糸や羽毛を植えつけた人形です。
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毛植人形 上から時計回りに犬、山羊、兎、猿2匹
所蔵: ミュンヘン五大陸博物館@Museum Fünf Kontinente

物販もついつい購入してしまいました。
クリアファイルとポストカード
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今回、特に感激したのは
シーボルトが国王に博物館設立を建議した際の文章です。
第III章に翻訳が展示されています。
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⑨にて、シーボルトは20世紀フランボワーズの提唱する文化相対主義に先駆けた文化的民族的平等を謳っています。今も欧州で目の当たりにする有色人種への差別意識を、150年前に否定する人がいたのです。これは特筆すべき事ではないでしょうか。

副館長の話によれば、
浦賀に来航する前に、
ペリーはシーボルトの『日本』を熟読していたそうです。ペリーは開国を要求し、1年後の再来を言い渡して帰国します。シーボルトはペリーに再訪日の際の仲介役を申し出ますが、ペリーはこれを拒否したそうです。開国の強引さと締結された条約の内容からみてもペリーはシーボルトに自分と対極の思想を見ていたのではないでしょうか。

最終章には再来日を希望したシーボルト直筆の手紙があります。同じ角度に傾斜した端正な文字です。歴史の波に翻弄されながら、遠い異国のために人生を燃やし尽くした律儀な筆圧のその撓みに、しばし見入ってしまいました。


撮影は特別内覧会につき主催者の許可を得て行っています。

<開催概要>
2016年9月13日(火)─2016年11月6日(日)
○会場
東京都江戸東京博物館
〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
○休館日
月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)と
10月11日(火)は休館
○主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、朝日新聞社
○企画連携
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
○特別協力
ミュンヘン五大陸博物館、
ブランデンシュタイン=ツェッペリン家
○協力
全日本空輸
○後援
日本赤十字社
○チケット観覧料 (税込)
当日
一 般 1,400円
大学生・専門学校生 1,120円
小・中・高校生と65歳以上 700円

☆☆☆☆☆☆☆
シーボルトの最大の贈り物は
2人の息子かもしれません。
開国後、
日本再訪に同行したアレクサンダーは
赤十字設立に関わり、政府・佐賀藩・薩摩藩を万国博覧会へと参加をコーディネートします。通訳としてまた仲介役として、日米修好通商条約の不平等性の是正交渉にも尽力するのです。その行動は、「世界中のあらゆる国家は平等な立場にある」という父シーボルトの想いを受け継いだ賜物と言えるのではないでしょうか。
父の遺志を継いだハインリッヒの膨大な日本コレクションはこれから研究がされるそうで、こちらはどんな成果を生むでしょうか。


by abby819lucky | 2016-09-16 22:32 | 工芸

「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」展 ①

9月13日〜11月6日まで
江戸東京博物館

よみがえれ!
「シーボルトの日本博物館」展

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HPはこちら→http://siebold-150.jp/

特別内覧会に参加してきました。

私的サブタイトル
イメージ一新!シーボルト

「シーボルト事件でスパイ扱いされた
彼の評価を変えたい!」
との小林江戸東京博物館副館長の狙いが
ピタリはまった興味深い展覧会です!

副館長によれば
サイエンティストらしく
分類、記録は細かく、
収集が体系的だとのこと。

その中から精選された約300点が
150年ぶりに里帰りしました。

シーボルトが感じたであろう新鮮な驚きは
現代の私たちの目線と重なるところが
あるかもしれません。

本展は5章で構成されています。

第I章 日本に魅せられた男、シーボルト

第Ⅱ章 シーボルトの日本研究

第Ⅲ章 シーボルトの日本展示と民族学博物館構想

第Ⅳ章 ようこそシーボルトの日本博物館へ

第Ⅴ章 日本研究者シーボルトの最期


近年、シーボルトが長崎に開いた学塾だと判明した、鳴滝塾模型
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実物が展示されています。非常に精巧です。

子孫のフォン・ブランデンシュタイン=ツェッペリン家が所蔵する日本植物誌の図版の美しいこと。

感嘆の連続なのですが
メインはやはり第Ⅳ章と言えるでしょう。

単に美しいものをコレクションしたのではない事にも注目したいです。

下の椀は当時日常使いされていた量産品です。
配色が粋じゃありませんか。
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上:松竹梅鷹蒔絵丸盆
下:塗分蓋付椀
所蔵 :ミュンヘン五大陸博物館 @Museum Fünf Kontinente

右上の小箱は香割道具なのですが
目録では「若い王子の玩具である指物師の道具」
などと記されているそうです。
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左側中ほど
内側の螺鈿が美しい小箱の中は
シーボルトが興味を持った鍼灸の鍼。

今回の見どころ、No. 1
シーボルトが再来日のおりコレクションしたものをアムステルダムで展示した展覧会の再現。
当時の雑誌の木版イラストを元に
「日本の宗教」の場面が再現されました。
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右手には元になったイラスト。
展示と対応させてみるのも面白いです。
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左手奥には立体のマッピング。
映し出されていく様子が面白い!
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見逃せないのは
川原慶賀の「人物画帳」
江戸の市井の人々を描います。
不思議な職業があったりして
興味が尽きません。

川原慶賀筆「人物画帳」
川越人足
所蔵 :ミュンヘン五大陸博物館 @Museum Fünf Kontinente
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全身の刺青は魔除けでしょうか、、、?
こちらは109人全てを確認できる
ありがたいパネルが併設されています。
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こちらから好みの画像を選び
拡大して見ることが出来ます♫
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鎖国の最中、外国人は決して出島から出る事は出来なかったのですが、
シーボルトは医師である事で特別な計らいにより
出島の外に鳴滝塾を開きます。
生徒たちを使って様々な資料を集めることが出来ました。
さらに幸運だったのは、商館長に従い、江戸参府の機会が巡って来たことです。用意された籠に殆ど乗らず、植物採集などに夢中だったとのこと。
その際、同行し、シーボルトのもう一つの目となって、詳細なスケッチをしたのが長崎の町絵師、川原慶賀でした。

その江戸参府の際、東北への調査を熱望しましたが叶いませんでした。しかし、最上徳内や間宮林蔵といった一級の学者との交流により、アイヌ文化の重要性を深く認識したそうです。

2度目の来日の際は将軍家茂に拝謁し
太刀を賜わりました。
アルフォンス・ドーデの「盲目の皇帝」の中で描写されている太刀。ドーデがシーボルトを訪ねた際の邸宅内の描写に出てきます。余談ながら、「盲目の皇帝」とはドーデの時の仏皇帝への揶揄はあるものの、シーボルト江戸参府の帰路、大阪で観た歌舞伎の妹背山を指しているのだそうです。
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黒石目塗桐紋散太刀
下:諫鼓蒔絵刀掛
手前:蜀江文刀袋
左:法螺貝
所蔵 :ミュンヘン五大陸博物館
@Museum Fünf Kontinente



かなりランダムな内容になってしまいましたが
魅力が少しでも伝わったでしょうか。

私個人としては
シーボルトという人物像が一変した
意義深い内容でした。

欧州において、現代でも
アジア研究と言えば中国が主流のなか、
こんなにも日本に情熱を傾けたシーボルトは
特別な存在だったと感じます。

多くの方が訪れますように!
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青幻舎さんの図録も見開きが大きく開いて読みやすいです♫

撮影は特別内覧会につき主催者の許可を得て行っています。

<開催概要>
2016年9月13日(火)─2016年11月6日(日)
○会場
東京都江戸東京博物館
〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
○休館日
月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)と
10月11日(火)は休館
○主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、朝日新聞社
○企画連携
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
○特別協力
ミュンヘン五大陸博物館、
ブランデンシュタイン=ツェッペリン家
○協力
全日本空輸
○後援
日本赤十字社
○チケット観覧料 (税込)
当日
一 般 1,400円
大学生・専門学校生 1,120円
小・中・高校生と65歳以上 700円

☆☆☆☆☆☆☆☆
ライデン大学の教授職を断ってまで
日本研究に没頭し
「日本博物館を作りたい」
という情熱に突き動かされ
「死に場所は日本」
とまで言っていたシーボルト。

切望した3度目の来日は叶わず、
研究のさ中に倒れ、還らぬ人となりました。
そんな認識の元に見直すと
会場にシーボルトの日本への愛情が
溢れているような気がしました。

by abby819lucky | 2016-09-15 22:53 | 工芸

驚き!「驚きの明治工藝展」イカしてる編

2016.9.7〜10.30
東京藝術大学大学美術館(東京・上野)

驚きの明治工藝展
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オープン前日の
特別内覧会
の感想を書いています。

HPはこちら↓
http://www.asahi.com/event/odorokimeiji/


本展は何点かを除き
会場内、写真撮影可能
です!

日本初公開❗️台湾にある「宗 培安プライベートコレクション」

準備に四年。充実の内容です。
http://blog.taiwannews.jp/?p=33923

展示は
2章構成 前後期合わせて
131点
プラス特別出品2点。

1章の感想はこちら
http://chibakkye.exblog.jp/24654255/

2章前半の感想はこちら
http://chibakkye.exblog.jp/24659886/

画像説明は①タイトル②作者名③制作年代④材料・技法の順に記しています。④に関しては可能な限りの記述になります


第2章 ◉技巧を凝らすーどこまでやるの、ここまでやるかー

2章、83作品。
その後半です。

地階、左の展示室の右側半分と
右手の展示室全部です。

左の展示室。
自在もの、カワイイもの、
ときて、やはり外せないのは
イカす作品群。

染付菖蒲文花瓶
宮川香山 明治-大正時代 白磁
正面も良いのですが
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私は背面推し!すっと伸びた葉の描写が素晴らしいです♡
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もう一つ、自在物も。
美術博覧会で二等賞を受賞した鷹!
羽根が閉じるそうです。

自在鷹
板尾新次郎 明治時代 鉄
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何気に美しいパーツの展示。
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背負籠香炉
海野 勝みん(王偏に民)明治-大正時代
金、銀、四分一、赤銅 高彫色絵
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微妙なカーブか美しいです。

梅竹文酒燗器
加納 夏雄 明治6年(1873年) 銀 片切彫
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蓑亀図花生
塚田 秀鏡 明治-大正時代 銀、金、片切彫、象嵌
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犬図薬缶
海野 みん乗(みんは王偏に民) 明治時代 銀、片切彫
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シンプルな線の犬がイカしてます〜程よい丸みも好みで、欲しい☆

芙蓉菊図花瓶
佐藤 一秀 明治-大正時代 銀、片切彫、象嵌
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蒔絵螺鈿芝山花瓶
虎爪 明治時代 銀 蒔絵 、螺鈿
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右の展示室
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天鵞絨友禅が目を引きます。
その写実性は絵画のよう。驚きです。

ビロードは針金を織り込み、織り上がった後、その針金を引き抜いてループにしたパイル状の織物。本来は、施すことは困難な友禅染を、明治時代に京都の老舗呉服店「千總」の西村惣左衛門によって、可能にする事ができました。殆どが海外向けで輸出され、日本には残っていないそうです。
実物を目にする貴重な機会です!

展示は前後期で分けられ
現在展示されている作品は
10月2日までになります。

厳島神社鳥居図壁掛
無銘 明治時代 天鵞絨友禅
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近寄っても細密さを保っています。小さな飛翔する鳥の描写、本当に水墨画のよう!信じられない。

富士山図壁掛
無銘 明治時代 天鵞絨友禅
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こちらは刺繍。これも凄いです。
大文字焼図壁掛
無銘 明治-昭和時代 刺繍
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双鳥文手箱
旭玉山 明治-大正時代 桐、象牙、螺鈿
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鮎図煙管筒・鮎金具煙草袋
桂 光春 明治-昭和時代
煙管筒:木 /煙草袋:革 /金具:四分一
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「無銘なのが惜しい」と、高村光太郎の箱書が残っている根付
邯鄲夢
無銘 明治-大正時代 木
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箱書の写真
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最後はこの猫に見送ってもらいましょう。
猫置物
善拙 江戸-明治時代 木
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「ニャめるにゃよ💢」とどこかのスマホのCMより迫力ある猫。写実性と擬人化の絶妙なバランスに拍手。

イカしているのは
宗さんの審美眼。
無銘であっても、良いと思えるものを
コレクションしている点が素晴らしいと思いました。

本展は
2016年11月12日〜12月25日(土)
京都 細見美術館に巡回します。

多くの方が
驚き、楽しまれますように❣️


≪開催概要≫
○会期
2016/9/7(水)~10/30(日)
※会期中、一部作品の展示替え。
○休館日
月曜日(9月19日、10月10日は開館)、10月11日(火)
○開館時間
午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
※10月21日(金)、22日(土)は、上野「文化の杜」TOKYO数寄フェス(仮称)開催のため、午後8時まで臨時夜間開館いたします(入館は午後7時30分まで)。
○会場
東京藝術大学大学美術館
○主催
東京藝術大学、朝日新聞社
○後援
台東区
○協力
あいおいニッセイ同和損保、日本航空
○観覧料
一般1,300円(前売1,000円、団体1,100円)/大学・高校生800円(前売500円、団体600円) 
○お問い合わせ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
出品目録はHPよりダウンロードできます。

by abby819lucky | 2016-09-09 01:38 | 工芸

驚き!「驚きの明治工藝展」カワイイ編

2016.9.7〜10.30
東京藝術大学大学美術館(東京・上野)

驚きの明治工藝展

オープン前日の
特別内覧会
の感想を書いています。

HPはこちら↓
http://www.asahi.com/event/odorokimeiji/


本展は何点かを除き
会場内、写真撮影可能
です!

台湾にある「宗 培安プライベートコレクション」
より100件以上まとめての展示は
日本初公開!

準備に四年もかけたすごい内容です。
http://blog.taiwannews.jp/?p=33923

カワイイ
作品たくさんでした〜♡

展示は
2章構成 前後期合わせて
131点
プラス特別出品2点。

1章の感想はこちら
http://chibakkye.exblog.jp/24654255/

画像説明は①タイトル②作者名③制作年代④材料・技法の順に記しています。④に関しては可能な限りの記述になります


第2章 ◉技巧を凝らすーどこまでやるの、ここまでやるかー

1章が48作品で
残りの83作品は2章。

地階、左の展示室の右側半分と
右手の展示室全部です。

左の展示室。

入ってすぐに自在龍に驚き、
はっと我にかえると
ポスターで惹かれた置物が
手前にありました。

色絵金彩鴛鴦(おしどり)置物
宮川香山 明治-大正時代 白磁、色絵
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か弱い?雌
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を、守るように立つ凛々しい雄
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見飽きることがありません〜♡
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その横には
また驚きの美しき置物。
蒔絵螺鈿芝山硯屏
易信 明治-昭和時代 象牙、蒔絵、螺鈿
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裏面
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とても期待していました
「ふたりのナミカワ」
にも、もちろん会えました!

月に梅図盆
濤川惣助 明治時代 七宝
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こちらは無線七宝のナミカワさん
輪郭の柔らかさが美しいです
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秋草鶏図花瓶
濤川惣助 明治時代 七宝
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裏側
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秋草の細かなグラデーションに息を飲みます
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有線七宝の並河靖之
龍文壺 明治時代 七宝
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高さ9.3㎝ですが美しさが充分味わえます。

その他の七宝

楓林キジバト文花瓶
林 小伝治 明治時代 七宝
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菖蒲文花瓶
太田 甚之栄 明治時代 七宝
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黄色が味わい深い二品
黄釉朱竹図香炉
二代伊東陶山、橋本関雪、三代秦蔵六
大正-昭和時代 白磁、銀(蓋)、色絵
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黄釉牡丹文壺
三代清風与平 明治-大正時代 白磁
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宮川香山の3点も外せません
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特にうさぎの皿が!
兎文鉢
宮川香山 明治-大正時代 白磁
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と、お顔もカワイイのですが……
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手のぷっくり加減がたまりません〜♡

兎と言えば
こちら山田宗美の鉄の打ち出しも見事です。

山田宗美 明治時代 鉄、打出
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躍動感溢れる姿。素晴らしい。
古獣文壺
山田宗美 明治時代 鉄、打出
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山田宗美はロンドン万博にも出品。
その様子は新聞記事となったそうです。
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ライオンつながりです。
この小さな鉄の塊が、、、
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こんな風に変化するなんて。
ビックリ!
ライオン
黒瀬宗世 明治-昭和時代 鉄、打出
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驚きは続きます〜〜✨

≪開催概要≫
○会期
2016/9/7(水)~10/30(日)
※会期中、一部作品の展示替えがございます。
○休館日
月曜日(9月19日、10月10日は開館)、10月11日(火)
○開館時間
午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
※10月21日(金)、22日(土)は、上野「文化の杜」TOKYO数寄フェス(仮称)開催のため、午後8時まで臨時夜間開館いたします(入館は午後7時30分まで)。
○会場
東京藝術大学大学美術館
○主催
東京藝術大学、朝日新聞社
○後援
台東区
○協力
あいおいニッセイ同和損保、日本航空
○観覧料
一般1,300円(前売1,000円、団体1,100円)/大学・高校生800円(前売500円、団体600円) 
○お問い合わせ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
出品目録はHPよりダウンロードできます。

by abby819lucky | 2016-09-08 23:13 | 工芸

驚き!「驚きの明治工藝」展

2016.9.7〜10.30
東京藝術大学大学美術館(東京・上野)

驚きの明治工藝展
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オープン前日
特別内覧会
に行ってまいりました。

HPはこちら↓
http://www.asahi.com/event/odorokimeiji/


本展は何点かを除き
会場内、写真撮影可能
です!

台湾にある「宗 培安プライベートコレクション」
より100件以上まとめての展示は
日本初公開!

すごい内容です。。。
準備に四年。。。
http://blog.taiwannews.jp/?p=33923

驚きも、驚きなのですが
私には
カワイイ
ツボがたくさんでした〜♡

展示は
2章構成 前後期合わせて
131点
プラス特別出品2点。

画像説明は①タイトル②作者名③制作年代④材料・技法の順に記しています。④に関しては可能な限りの記述になります

地階へ降りましたら
先ずは左の部屋へ

入った途端、歓声があがります!
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恐竜博ではありませんよ〜〜

自在龍
宗義 明治-昭和時代
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上から吊るす、
という発想に驚かされ
また影の絶妙さに感心!
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きゃ〜〜踏みつぶさないで〜〜💦

第1章 ◉写実の追求ーまるで本物のようにー

左のケース
自在物がズラリと並びます。
圧巻!

自在蛇
宗義 明治-昭和時代 鉄
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こちらは2週間毎に
ポーズが変わるそうです♬

大小並んでの展示が
なかなかオツだと思いました♫

右:自在伊勢海老
守由 明治時代 銅
左:自在伊勢海老
明珍清春 江戸時代 鉄
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(守由作の方、部分)
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どんな花を生けましょうか。
自在龍釣舟花生
宗義 明治-昭和時代 鉄
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小首を傾げた姿が可愛いです。
瓦上の雀置物
好山 明治-昭和時代
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小さな昆虫も、そっくり!
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特に気になったのは、カマキリ
自在カマキリ
好山 明治-昭和時代 鉄
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≪本物そっくり≫は
他の素材、でも。

こちらは竹製に見えますが
紙!!!
で、出来ています!
竹塗煙管筒
橋本市蔵 江戸-明治時代 紙 漆塗
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胴体は銀、羽根は水牛の角で出来ています

竹江 明治時代 牛角、木、銀
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ヌメッとした感じもリアルな爬虫類は、
本物でないとわかっていても
気味が悪くて写真に撮れませんでした。

びっくり作品は
まだまだ続きます!

≪開催概要≫
○会期
2016/9/7(水)~10/30(日)
※会期中、一部作品の展示替えがございます。
○休館日
月曜日(9月19日、10月10日は開館)、10月11日(火)
○開館時間
午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
※10月21日(金)、22日(土)は、上野「文化の杜」TOKYO数寄フェス(仮称)開催のため、午後8時まで臨時夜間開館いたします(入館は午後7時30分まで)。
○会場
東京藝術大学大学美術館
○主催
東京藝術大学、朝日新聞社
○後援
台東区
○協力
あいおいニッセイ同和損保、日本航空
○観覧料
一般1,300円(前売1,000円、団体1,100円)/大学・高校生800円(前売500円、団体600円) 
○お問い合わせ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
出品目録はHPよりダウンロードできます。

by abby819lucky | 2016-09-07 22:53 | 工芸

ふらりと旅する、文字の世界 (3)


古代オリエント博物館(池袋)
2016.4/9〜6/5

世界の文字の物語
ーユーラシア 文字と形ー

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不勉強でかなり幼稚な感想になりますが、楽しかった事がお伝え出来れば〜〜m(_ _)m

HPはこちら→http://aom-tokyo.com/exhibition/160409_writing.html

感想1 はこちら→http://chibakkye.exblog.jp/24441255/

感想2はこちら→http://chibakkye.exblog.jp/24444531/

展示構成は以下の通りです。

◯歴史のなかの文字、変わりゆく文字
◯古代西アジアと楔形文字
◯古代エジプトの聖刻文字
◯アルファベットの誕生
◯シルクロードとユーラシア大陸を駆けた文字たち
◯アラビアの文字とイスラーム
◯東アジア世界の文字
◯日本列島の文字


たくさんの未知の世界を
提示してくれた本展

例えば
トルコ系の古代の文字が
北欧のルーン文字に似ている
とか
方形ヘブライ文字、ナバタイ文字が
パルミラ文字とほぼ同時期に成立した
など

枚挙に暇がないのですが
そんななかで
取り分け印象に残ったのは

トークン


です。
最初の「古代西アジアと楔形文字」
のコーナーに展示されています。

なぜ印象に残ったのか。

現在の歴史では

人類最古の文字は
楔形文字
であり
BC3300年頃
(漢字の元の甲骨文字はBC1400〜1050年頃)

イラク南部の都市ウルク
で発明された
となっています。

この楔形文字の元になったのが

ものの出納管理に用いられた
数え駒、トークンです。

BC8000年頃、定住集落の出現と共に
農耕・牧畜の計量や管理のために
編み出されました。

BC3500年頃、メソポタミアに都市が現れると
交易や出納管理、証書などに用いられ
形が複雑化していきました。

駒はやがて粘土板に刻まれ
形が単純化して楔形文字へと繋がりました。

この文字の発明は非常に短期間で成立していることから、ウルクの一握りの人々、もしくはたった1人の「天才」によって発明されたのではないか、と解説にありました。

とても感激したのは

文字の元は
立体だった

という事実です。

掌に掬えるような
ころころとした素焼きの駒が
文字の赤ちゃんのように思えて
なんとも愛おしくなりました。
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驚いのは
BC2300年頃には
円筒印章があり
転がして複雑な情報を伝えていたことです。

日本人が縄目文様を、必死に作ってい時代に
海の彼方では
こんな精密な模様が使われていたなんて!
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文字の歴史を辿る旅

刺激がいっぱいの
大変楽しい旅になりました。
足を運んで良かったです。
ありがとうございました〜🌹

会場ロビーには
楔形文字、
ヒエログリフ、
ヒッタイト文字のスタンプが置かれ
自由に押せるようになっていました。
こんな時は
なぜか名前ばかり押してしまいますね〜
気の利いた言葉を
咄嗟に思いつくとよいのですが〜

文字のシールも可愛かったです♡
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展示品の画像は本展図録よりお借りしました。©️The Ancient Orient Museum,Tokyo/Museum of Yayoi Culture,2016


by abby819lucky | 2016-06-07 21:58 | 工芸

ひしめきあって「ブルガリ展」

東京国立博物館 表慶館にて

11月29日まで開催中

THE ART of
B V L G A R I
130年にわたるイタリアの美の至宝

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詳しい情報、HPはこちら
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1733

最初に記しておきます。

本展のカタログは好評につき、完売。再販予約分も終了!

これ、先に知ってると
見る気合いも変わってきますよね。

ポストカードすら販売無し!

ですので
「至宝」
と謳っている数々のジュエリーは
しっかりと目に焼き付けて
おきたいところ……

なのですが!

作品リストだけでも
232

これは 「ネックレスとイヤリング」
のように、セットの表示を含むので

実際は250を超えるのでは
ないかとおもいます………。

私が訪れたのは
10月21日水曜日の昼間。

どうしても動かせない
受診があり
朝から病院だったのですが、

予想外に早く終わったので
ここぞ!とばかりに
足を運んだのです。

前回、エルメスは
終盤にいって大混雑だったので
今回は余裕で見られるぞ!
と。

平日の昼間!
ですからね。

ところが
目論見は見事にハズレました。

入場規制こそないものの
ガラスケースには
見学者が数珠繋がりです。

係の方に聞きましたら
これでも空いている方で

土・日はこの3〜4倍!

というから驚きです。

ブルガリ人気、恐るべし☆

会場は
上野、東京国立博物館 表慶館
昨年のエルメス展と同じ場所です。

1F
room0〜2

2F
room3〜7

再び1Fへ
room8〜9


出口

ほぼ時系列の展示です。

1F room8〜9に
リズ・テイラーの逸品が並んでいます。


わたくし
room1と2で
精魂使い果たしてしまい
出口に辿り着いた時は
もうヘロヘロでした。苦笑。

そのせいか、
やはり初期の作品に
大変感動。
記憶に残っています。

多分、カッティングもあると思いますが
石そのものの輝きがとても美しい。

room1には
中央に

タイロン・パワーとの結婚式で
リンダ・クリスチャンが着用したウエディングドレス(1949年 ミコル・フォンダナ財団アーカイヴ、ローマ)

の展示があります。

これがベージュがかったサテンで
本当に美しい。
花嫁の幸福感をいっそう高める
滑らかな輝きです。

夢見るトレーンに向かって
右奥に
ルビーを用いたケースがあり

そこで
あまりの美しさに
涙が出てしまいました💧💧💧

隣のご婦人に
「本当に美しいわね〜〜」
と、声をかけて頂けて
なんとか我に返ったものの

そうでなければ
変な人になるところでした💦

でもほんとーーーーに
美しかったんです。

特に惹かれたのが
エレン・バーキンのコレクションだったという1934年のブレスレット。

赤い果実の雫のような
ルビーが整然と並び
周りを控えめにダイヤが取り囲む

バランスと
フォルムの
見事な調和

いえいえ

そんなことより
このケース内の
宝石一粒一粒が
奥行きある色を保ちながら
心まで浄化してしまいそうに
透き通っているのです。

石のもつ透明感に
感動したのかもしれません。


なぜエレン・バーキンがこんな凄いジュエリーを?と疑問をもち、帰宅後、検索してみました。エレン・バーキンはレブロンを現金で買い占めた資産家との5年半の結婚生活で素晴らしくセンスの良いコレクションを築いたそうです。ハイジュエリーを3ヶ月に2つの頻度で!う、羨ましい!しかし離婚によって一つを除き全て売り払ったそうです。その一つは庶民が知る術もない伝説の宝石職人「JAR」からの友人としてのプレゼント、だそうです。「JAR ジュエリー」でググると驚きの内容です。ふは〜〜勉強になりました。


このルビーの
ウエディングドレスを挟んだ
向かい側のケースに
「トレンブラン」と思われる
ブローチが並んでいました。

その最初の、
カラーのない
ダイヤモンドとプラチナの
ブローチが

喜びを凝縮しているようで
感動しました。





余談ですが

作品リストの管理番号と
展示ナンバーは呼応しておらず
メモが意味をなしません。

なんの手掛かりもないので
落胆していましたら
写真がたくさん載った
ページがありました!

こちらのページ
飛ばない時は下記URLへ↓
http://s.fashion-press.net/news/17598

このページの下方、
写真のみ並んでいるなかで
上から8段目の右端のルビー。
こちらがエレン・バーキンのではないかと
思います。

もう一つのトレンブランは
上から7段目左から2番目です。

良ければ見てみて下さいませ。

長くなったので
もう少し感想を続けます。

(1243日目)

ご覧下さり、ありがとうございます!あなたに煌めく時間がたくさんありますよ✨💎✨
by abby819lucky | 2015-10-25 22:24 | 工芸

国宝 曜変天目茶碗

大阪 藤田美術館の至宝

国宝 曜変天目茶碗

東京に貸し出されるというので
大変楽しみにしていました。

やっと!見に行けました。

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混雑覚悟で出掛けましたが
好きなペースで見ることが出来ました。

勿体無い!
もっと混雑しても良いと思います。笑。

10月6日〜11月23日(祝)
福岡市美術館に巡回します。

博多観光と抱き合わせで
観に行くのもオツかもしれません。
福岡会場のみ貸し出される作品が
結構あるのです。

第1章 傳三郎と廃仏棄釈

第2章 国風文化へのまなざし

第3章 傳三郎と数寄文化

第4章 茶道具収集への情熱

天下の趣味人

以上の構成になっています。

件の茶碗は
第4章の第3展示室
直ぐにあります。

この一点に広いスペースがとられ
全方位
鑑賞出来るようになっていますので

人だかりでしたが
正倉院展よりは
ずっとゆとりで見られました。

照明を落とした
コーナーに入り
実物を目にすると

どなたからも
「ほぉ〜〜〜〜」
「まぁっ!」
と、感嘆が漏れます。

見れば見る程
その場を離れられなくなります。

まさに小宇宙。
奇跡を閉じ込めた
珠玉の茶碗。

国宝 曜変天目茶碗
中国・南宋時代 12〜13世紀 藤田美術館蔵
撮影/三好和義
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身長によって、このアングルからみるのは
不可能ですので、この絵葉書は買いだと思いました。

こちらの形では
展示されていません。
胴回りの美しさも
忘れ難いです。
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撮影/三好和義

本当に本当に
あの空襲をよくぞ生き延びて
こうやって伝わってきたものだと
思います。

大事に伝えて来られた方々に
感謝せずにいられません。

眼福。


本展
他にも素晴らしい作品が
目白押しでした。

第1章の
国宝 大般若経 奈良時代 8世紀
涙ぐみたくなるような素晴らしさでした。

書かれた方の
一文字、一文字に込めた
祈りのようなものが伝わって

仏教徒でなくても
お経の有り難さが分かるような
神々しさに満ちています。

第2章の
国宝 紫式部日記絵詞 鎌倉時代 13世紀
も、その色鮮やかさに驚き
伸びやかな筆致に魅入りました。

第3章
国宝 柴門新月図 応永12年(1405年)序
も、細やかな描写に心奪われました。

第4章は
情熱を傾けた茶道具だけあり
先の国宝を除いても
逸品揃いだと思いました。

私が特に好きなのは
飛青磁片口 中国・元時代 13〜14世紀。
青磁の滑らかな質感と
羊毛を散らしたような温かな赤茶いろの
飛点模様が愛らしく
とても和みました。

砧青磁双魚小鉢 中国・南宋時代12-13世紀
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こちらと2点並んで展示されていました。

今回、図録は絶対購入すると決めていたのですが、見本を手にしてなんとなく止めてしまいました。大阪へもう一度、会いに行きたい、と思ったからかもしれません。

物販でお得なものを発見。
こちらのクリアファイル
好きな作品がたくさん!
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黒楽の太郎や
野々村仁清の鴨形香合
菊花天目や大井戸、赤楽
うーん、ワクワクします。

会場では見られない面も
このとおり。
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会場、最後を飾っていたのが
愛らしい小品。

交趾大亀香合 中国・明-清時代 17世紀
撮影/三好和義
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藤田傳三郎が
ずっと手に入れたいと願い
死の床で漸く
(個人コレクション放出のオークションにて落札)
手に入れたという香合。
現物が届く前に
息を引き取った傳三郎を
キャプションでは
「死ぬまで美を追求した」
と評していました。

死の床で9億の買い物。。。

凡人には計り知れない世界です。

物語を纏って
美は益々その奥行きを深める。

生まれた時代に
感謝です。


いよいよ東京会場の終了まで
あと6日。

「名品ずらり。見逃したら、あかん!」
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(1208日目)

ご覧下さり、ありがとうございます。あなたに珠玉の時間が訪れますよ✨✨

by abby819lucky | 2015-09-20 23:52 | 工芸

厚 藤四郎

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粟田口吉光
名物 厚藤四郎
銘 吉光

鎌倉時代 13世紀


東京国立博物館 本館


(1206日目)

ご覧下さりありがとうございます。あなたにステキなことが降り注ぎますように✨
by abby819lucky | 2015-09-18 20:38 | 工芸

中村橋で・舟越保武彫刻展(2)

9月6日まで

舟越保武 彫刻展
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最終日に鑑賞した感想
続きです。


たまたま持って帰った
「練馬区立美術館 ニュース」
好きな作品の写真が載っていました。

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左:≪隕石≫ 1940年 大理石(紅霰) 岩手県立美術館
右:≪聖セシリア≫ 1980年 砂岩(諫早石) 岩手県立美術館

≪隕石≫は
1F、入口入ってすぐに
私たち入場者を
出迎えてくれていました。

昭和15年、氏が28歳の頃の作品。

とても若々しく清冽な印象です。

写真だと分かりにくいのですが
とても透明感のある大理石で
まるで水晶のように
透き通った淡い紅色を帯びています。

この石の魅力を
最大限に引き出し、
「隕石」
と、名付けた才能に
感服。

1番惹かれたのは後頭部。
なんというのでしょうか
髪型がユニークで
ギリシャ神話の妖精のような
または鉄腕アトムのようの

くいっとホイップの角を
押し潰したような
形が可愛らしかったし

石に閉じ込められている
物語の尻尾のようにも思えて
面白かったです。

この頃の作品は
良い意味でまだ鷹揚さが
漂っているように感じました。

この辺りの壁でしたか
舟越氏の随想の抜粋があり

初めて憧れの大理石を買った時の
重さ、
その重さも喜びになるほど
嬉しかった心情を
回想された内容でした。

左の
≪聖セシリア≫
昭和55年、68歳の頃の作品です。

≪隕石≫から40年。
完成度の違いは歴然としています。

単なる技術的な面だけでなく
積み重ねられた人生が
作品の純度を高めているように
思えます。

諫早石の温かみもありますが
石そのものが語るような
まさに魂の宿っている
作品です。

私がこの作品を好きな
1番の理由。

それは
ハミングが聴こえてくるからです。

聖セシリアは音楽の聖人と聞き
納得しました。

ほんの少し
右口角を上げて
星の瞬きのような
メロディーを
細く低く歌っている。


しかし
その死は壮絶で
それ故、早くから聖人として
崇められたそうです。

この作品は今回1番人気。
再入荷した絵葉書も
すぐに完売だったそうです。

セシリアに会いに
岩手へ行ってみたいです。
作家の生地の風の中で
作品はどのように纏う空気を
変えるでしょうか。

生命力溢れる小北嬢や
ショートヘアの魅力的なT嬢など
岩手には美女がたくさんいます。
県立美術館へいつか必ず
行きたいと思います。

そういえば、
田沢湖畔のたつ子姫も
舟越氏の作品だったのですね。

氏がたつ子姫のモティーフを求めて
雪道を移動の最中、
峠の作業員の中の
無心に働く
菅笠の下の女性の横顔に
そのモデルをとった
というエピソード。
確かそれも田沢湖畔で知ったような
気がします。

ダミアン神父や殉教者記念像など
感想はありますが
氏が敬虔なクリスチャンであったことから
安易な感想を述べるのは
控えたいと思います。

宗教を持たない者には
計り知れない
信仰の深さというものを
教えられました。

本当に素晴らしい時間でした。


(1118日目)

ご覧下さり、ありがとうございます。あなたの幸せがずっとずっと続きますよ🍀うに

全然関係ないのですが、聖セシリアでググりましたら、祝日は11月22日。aikoさんと同じです。オルガンと共に描かれる聖セシリアは多くの芸術家にインスピレーションの源として信仰されたそうです。一方で、盲人の守護聖人でもあるそうです。
by abby819lucky | 2015-09-10 23:42 | 工芸