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カテゴリ:貴婦人と一角獣 展( 17 )

貴婦人とリルケと⑦「視覚」

*** 六枚目の壁掛け ***

「しかし、まだ祝祭が催される。だれもそれへ招かれてはいない。そこでは憧れがはいりこむ余地がない。欠けているものがないからである。すっかりなにもがそろっているからである。獅子はほとんど威嚇するように睥睨(へいげい)している。」
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「だれも来てはならないのだ。女はこれまでに疲れた様子は一度も見せなかった。ついに疲れたのだろうか。」
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「それともなにか重いものを持っているからすわってしまったのだろうか。聖体顕示台を持っているとも考えられそうである。」
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「女はほかの腕を一角獣にさしのべ、」
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「一角獣はうれしそうに後あしで立ち上がり、女の膝へ前あしをかけてのび上がっている。」
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「女が持っているのは鏡である。そらね、女は一角獣にその姿を映して見せているのだ ー。」
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「アベローネ、僕は君もここにいるように考える。君にはそれがわかるね、アベローネ? 君にはそれがわかるにちがいないと僕は考える。」





抜粋は
「マルテの手記」
望月市恵 訳 岩波文庫 によります。

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(328日目)
by abby819lucky | 2013-07-12 22:07 | 貴婦人と一角獣 展

貴婦人とリルケと⑥「触覚」

*** 五枚目の壁掛け ***

「どうしたというのだろう。なぜ下のあの小兎は跳ねているのだろう。」
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「なぜ僕たちは兎が跳ねていることが一目で感じられるのだろう。なにもが沈みきっているからである。獅子は手持ちぶさたである。」
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「女が自分で旗を持っているのである。それとも旗へよりかかっているのだろうか。」
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「そして、別の手で一角獣の角につかまっている。」
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「これは悲しみだろうか。悲しみがこのように端正であることができるだろうか。そして喪服が、このところどころ萎えの見える暗緑色のビロードのように、ひっそりとした感じを与えられるであろうか。」
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抜粋は
「マルテの手記」
望月市恵 訳 岩波文庫 によります。


(327日目)
by abby819lucky | 2013-07-11 16:18 | 貴婦人と一角獣 展

貴婦人とリルケと⑤「我が唯一の望み」

*** 四枚目の壁掛け ***

「島が広くなる。天幕がつくられている。青い緞子の天幕で、金色の波模様がある。」
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「動物がそれを左右に開き、」
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「女はきらびやかな衣装が質素に見えるほど美しく歩み出る。真珠の頸飾りも女の美しさにくらべればなんであったろう。」
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「女は侍女が開いている小さな櫃(ひつ)から、いつも奥深く秘められている重い美しい宝石の緡(さし)を取り出している。」
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「女のかたわらに設けられている高まった場所に小さな犬がすわっていて、それを見守っている。」
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「そして、君は天幕の上の端にしるされている言葉を見ただろうか。『わがただ一つの憧れのために(ア モン スール デジール)』としるされている。」
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抜粋は
「マルテの手記」
望月市恵 訳 岩波文庫 によります。

(326日目)
by abby819lucky | 2013-07-10 12:29 | 貴婦人と一角獣 展

貴婦人とリルケと④ 「聴覚」

*** 三枚目の壁掛け ***

「この静けさのなかに音楽が聞こえずにいたろうか。今までにもかすかにいつも聞こえてはいなかったろうか。女は重そうなひそやかな着つけをして、」
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「持ち運べるオルガンの前へ進み(なんというつつましい歩みだろう)、」
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「立ちながら弾く。」
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「侍女はパイプを隔てて主人に向かい立ち、ふいごを動かしている。」
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「女は今までにもまして美しい。」
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「髪は不思議な結い方で、二つに編み分けた髪が前へ持って来られて、髪飾りの上でたばねられ、末端がたばねた髪から兜の短い羽毛飾りのようにつき出している。」
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「獅子はうなりを噛み殺し、不きげんそうに我慢して音楽を聞いている。」
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「しかし、一角獣は律動しているように美しい姿である。」
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(325日目)

抜粋は
「マルテの手記」
望月市恵 訳 岩波文庫 によります。
by abby819lucky | 2013-07-09 00:14 | 貴婦人と一角獣 展

貴婦人とリルケと③ 「嗅覚」

*** 二枚目の壁掛け ***

「二枚目の壁掛けでは女が物思いに沈んでいるのを見て、僕たちは思わず足音を忍ばせて近づく。女は花輪を編んでいる、小さな円い花冠を。」
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「一本の石竹を編み加えながら、」
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「侍女のささげ持つ平盤から」
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「つぎに編む石竹の色を考え深い目で選んでいる。」
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「うしろのベンチにはバラをあふれるばかりに入れた籠が、手をつけられずに置かれていて、一匹の猿がそれを見つけ出している。」
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「今は石竹を編むのであろう。獅子はもう興味を持たないが、」
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「右の一角獣にはわかるらしい。」
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(324日目)

抜粋は
「マルテの手記」
望月市恵 訳 岩波文庫 によります。
by abby819lucky | 2013-07-08 00:21 | 貴婦人と一角獣 展

貴婦人とリルケと② 「味覚」

抜粋は
「マルテの手記」
望月市恵 訳 岩波文庫 によります。


*** 一枚目の壁掛け ***

「女は鷹に餌を与えている。」
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「なんというきらびやかな衣装だろう。」
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「鷹は手袋をはめている女の手にとまって動いている。女は鷹を見つめ、」
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手を侍女のささげ持つ皿へのばし、餌を与えようとしている。」
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「右下に広がっている女の引き裾の上には、絹のような毛なみの小さな犬がすわって、目を上げて、自分も思い出してもらいたそうである。」
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「バラの低い垣が島のうしろをかぎっていることに君は気がついたろうか。」
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「紋章の動物は紋章ふうに昂然としている。その動物が着せられているマントも紋章である。」
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「美しいブローチがマントの前を合わせている。」
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「風がある。」
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(323日目)
by abby819lucky | 2013-07-07 10:23 | 貴婦人と一角獣 展

三度目の貴婦人

金曜日、夜間開館に
貴婦人にもう一度会ってきました。

やっぱりすごいです。

三度目でようやく
修復の跡も丹念に観察出来ました。

作った人
作らせた人

守ってきた人

直した人

多くの人の心が一つに繋がって
いま、
東洋の端の小さな島国の

平凡な市井の1人
である私の目の前にあるのだ

と思ったら
感動が全身を包みました。

会場の出口でもう一度振り返ったとき

会期を終えて

やがてまた長い旅路に着くことを思い、
無事を祈らずにいられませんでした。

陸路も空路も
関わる多勢の人の尽力があってこそ

このような素晴らしい機会に恵まれたのだと思うと

また感謝の念を新たにしました。

なんだか
いい人ぶってますか⁉

でも、
本当に本心なのです。
あえて言い訳するなら

身を粉にしてタピスリーを織った
無心の職人さんたちの
純粋さが

そんな感応をもたらしている
とも考えられます。

優れた作品は
あ、
いま、15世紀からの時間の流れを
一瞬、
感じました。

優れた作品は

宗教のように
人の心を美しく
浄化してくれるのかもしれません。


なんだか
とても幸せな夜です。



取り留めない感想になってしまいました。
読んでくださり
ありがとうございました。

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(321日目)
by abby819lucky | 2013-07-05 00:12 | 貴婦人と一角獣 展

貴婦人とリルケと①

乃木坂の「貴婦人と一角獣」展。

照明は落としていますが
広々として

写真で見るクリュニューよりも
伸び伸びと見学出来るのかもしれません。(あくまで勝手な憶測ですが)

勢い、想像の翼は広がります。

「マルテの手記」を片手に
リルケと共に鑑賞していきたいと思います。

「マルテの手記」では

リルケは、1人クリュニューの展示室で

もちろん心の中ででしょう、


若き日の恋人、
記憶の中の恋人、
アベローネに優しく語りかけながら
タピスリーを説明しています。

リルケの観た時は

味覚

嗅覚

聴覚

我が唯一の望み

触覚

視覚

の順番で進んでいます。

この順番で
展示されていたのですね。


一枚ずつを見つめるまえに

リルケは、まず全体を見るように
促しています。

「静かで」
「慎ましい感じ」
「ほとんど変化がない」


最初の二つには共感しますが、
変化がない、ですか?

私には
それぞれが個性的に見えます。
恐らく、バックのミル・フルールが

全体の統一感を
醸し出しているのかもしれないですね。

もしかしたら
15世紀には
とても煌びやかで派手なものだったのかもしれません。


リルケが観た時は
修復まえで
さらに落ち着いたトーンだったのかもしれないですね。



また

TV「日曜美術館」では
6枚にそれぞれ違う貴婦人を配することによって、寓話性を高めている

と、説明されていました。
が、リルケは

「着付けはそれぞれ違うが、同じ女」

であると書いています。

いえ、正しいとか
美術的な知識が、とか
言うのはやめにしましょう。

タピスリーを巡って
時空を越えた
感想の交歓が、楽しいのですから。

リルケさん、
私も
同じ女性と思いましたよ。

年齢が違うのか
境遇が違うのか
あえて変化をつけている、
と思いました。

そして、

一角獣と獅子、
時に侍女がいることに言及したあとは

紋章のついた旗について指摘しています。

「銀色の上弦の月が三つ」

これが
ル・ヴィスト家のものだと分かったのはつい最近のことでした。

では
リルケさん、
あなたに倣って
一枚目から観ていきましょう。


(320日目)
by abby819lucky | 2013-07-04 07:07 | 貴婦人と一角獣 展

二度目の一角獣

のこのこと
新国立美術館まで
貴婦人と一角獣のタピスリーを再び
観てきました。

平日の11時位でしたが、
月曜日に開館しているところは
少ないせいか

結構な混雑でした!

デジタルシアターなどは
ベンチが少なく
椅子取りゲーム状態で
……ちょっと怖いです(^_^;)


物販では
品切になった物があるようです。

会期も残り約2週間となり、

もう入り口のポスターは
次の催しに変わっていました。
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(317日目)
by abby819lucky | 2013-07-01 19:55 | 貴婦人と一角獣 展

貴婦人と一角獣展 物販

オリジナル絵葉書
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付箋
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ノート
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何故か、MITSUKOSHI 473円とシールが……実際は650円でしたが……

もちろん図録も買いました。
2000円で充実の内容!

本当にありがとうございました!

(308日目)
by abby819lucky | 2013-06-22 00:40 | 貴婦人と一角獣 展