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カテゴリ:Bunkamura 渋谷( 9 )

水彩の魅力「ピーターラビット展」


Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)

ビアトリクス・ポター生誕150周年
ピーターラビット展


e0295455_01243911.jpg

HPはこちら

http://www.peterrabbit2016-17.com/


世界中で愛されているウサギ
の貴重な原画展

繊細な水彩画を
堪能してきました。
作品はすべてナショナル・トラスト所蔵

ビアトリクス・ポターは
早くから絵の才能を認められ
父の友人であるエヴァレット・ミレイ
の影響もあったようで
デッサン力の確かさと
女性らしい色彩感覚、
細やかなタッチが魅力的でした。

どれもリアルながら可愛らしい。

絵本のように可愛らしい本展カタログから
気に入った作品ピックアップ。


暦シリーズの3月。
昔、中学の英語の授業で教わった歌を
思い出しました。
「♫Wind in March」
「ピーターラビットの暦(アルマナック):1929」挿絵左:3月 右:4月
e0295455_23105272.jpg



ポーズに性格が滲み出ています。凄いな。
「ベンジャミン・バニーのおはなし」挿絵
e0295455_01072413.jpg



「こぶたのピグリン・ブランド」は
ウィリアム・ヒーリスとの
結婚直前に発表されたため
「お二人がモデルでは?」
と、よく尋ねられたそうです。
その度に、ポター女史はきっぱり否定し、
「もしウィリアムを登場させるなら、もっと背を高い動物でないといけません」
と答えたそうです。
けれども、絵からは特別な幸せ感が
伝わると思うのは、
やっぱり無粋な先入観でしょうか?
「こぶたのピグリン・ブランドのおはなし」挿絵
e0295455_23105295.jpg


ただ、ビアトリクス、猫はあまり?
と思ってしまったのは私だけでしょうか(~_~;)
「こねこのトムのおはなし」左:表紙絵 右:挿絵
e0295455_23105317.jpg


スケッチも味わい深かったです。
e0295455_01072453.jpg


出口近くの映像も必見。
ディーン・フジオカがレポートする映像の
湖水地方の素晴らしさといったら!
e0295455_01072509.jpg


建物の映像にも魅了されました。
とくに黒光りする家具に囲まれた
書斎の映像には
目が釘付けになりました。
e0295455_01072625.jpg



次から次へとアップしたくなり
キリがなくなってしまうので
見た瞬間、欲しいと呟いてしまった
一枚を最後に。

『アプリィ・ダプリィのわらべうた』口絵

e0295455_01072616.jpg

ともかく、コートの質感や色合いが
丁寧に丁寧に塗り重ねられているのが
素晴らしく、
うさぎの仲良く寄り添う愛らしさ
全体の落ち着いた色調など
すべてが大好きです❣️


そして、映像にも流れ
とても心に響いた言葉が
カタログにも載っていました。

最後に知ったこの一言で
ビアトリクス・ポターという人の
人間性に触れられたような気がします。
e0295455_23105360.jpg


良家のお嬢様で、
才能があって、
先見の明があって
ビジネスウーマンで…
マルチに活躍した凄い人、
と感じながら見ましたが

彼女にしたら
やってくる出来事に
精一杯、誠実に取り組んだだけ
なのかな、と。
もちろん好奇心とバイタリティに
溢れてもいたのでしょうが

迷いなく
真摯な姿勢に
無垢な情熱に
とても感じ入りました。

そんな人生にとても憧れを感じました。
憧れは、実現出来ないから
憧れでもあるのですけれど……。

メルヘンだけでない
彼女の人生を知れたことが
この企画の一番の収穫でした。
関わった全ての方々に、感謝🌟

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by abby819lucky | 2016-10-06 23:36 | Bunkamura 渋谷

ポター女史生誕150周年「ピーターラビット展」

Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)

ビアトリクス・ポター生誕150周年
ピーターラビット展


e0295455_17040972.jpg

HPはこちら

http://www.peterrabbit2016-17.com/


世界中で愛されているウサギ
を生み出したビアトリクス・ポターの
生誕150周年

その世界観を鑑賞してきました。
10月2日日曜日の午後の混雑については
こちらへ→http://chibakkye.exblog.jp/24708827/

全208点
【構成】
プロローグ
1章 ピーターラビットの誕生
2章 絵本シリーズの世界
3章 ビアトリクス・ポターの人生

2章が大部分を占めます
シリーズ毎の展示なので、見やすいです。

帰宅してから後悔しているのですが
3章から出口へ向かう間に

日本における<ピーターラビット>受容の過程
をたどる翻訳本の展示があり、
大変興味深かったのです。

しかし、作品リストにも
カタログにもなんの記載もされておらず
今となっては手がかりがありません。
ちゃんとメモしておけば良かったです。。。

私家版を、自費出版した翌年、
絵本の大手フレデリック・ウォーン出版社から
ピーターラビットの初版が出版されたのが
1902年

時は明治。日本では翻訳本が大流行。
世界に先駆けて
ピーターラビットの翻訳がなされたのは
1906年(明治39年)

すごい早さです。
ヨーロッパでは最も早いオランダで1912年
といいますから、
洋の東西や距離を考えても
驚くべき事ではないでしょうか。

もっともこの時は
『御伽小説 悪戯な小兎』
として、似たような挿絵があるものの
原作者の情報などは記載されていませんでした。

文章は漢字とカタカナで書かれており
(「サイタ、サイタ、桜ガサイタ」のような)
昔の国語の教科書を彷彿させる
リズミカルな表現。
ピーターはペターに、
マグレガーさんは杢兵(もくべえ)爺さんに
翻訳されているのが面白いと思いました。

時代変わって大正期のものは
《ピータロー兎》と翻訳されていて
その後は《ピーターうさぎ》が主流となったようです。

明治、大正はまだ日本で農業が盛んな時期であり
兎が身近な存在であった事と
兎が畑を荒らすというシーンが
共感を得やすい理由だったとの
解説がありました。

私は幼少時、ピーターのお話には
あまり馴染みがなかったのですが
(↑単に興味がなかった?)
日本でももう100年以上
読み継がれている事に驚きました。

もう一つ興味深かったのは
ポターのビジネス感覚でしょうか。

これほど夢のある絵を描きながら
商才に長けている点は見逃せません。
商業出版の翌年には
自らピーターの縫いぐるみを製作し、
商標登録して特許をとっています。
食器やゲームなど多岐にわたっての
商品展開、
その商品の品質にも大変こだわりをもって
仕上がりに細かい注文をつけています。

そしてナショナルトラストの活動。
特に、自分の原画を全て買い戻し、
ナショナルトラストへ遺贈した例など
作品に関してビジネスライクに考える
彼女の一面に全く感心させられました。

ポター女史は
大変裕福な階級の家に生まれ育ちました。
産業革命の時流に乗って
ビアトリクスの祖父が捺染業で大成功を
収めたのがきっかけです。

「同じ年の子とはばい菌がうつるから
遊んではいけない」
と、言われて育った少女は
6歳年下の弟と
自然や動物に夢中になりました。
その興味は当時流行の解剖学にも向けられ
コウモリやネズミなどの死体を拾ってきては
鍋でぐつぐつと煮込み
煮出した骨を取り出して
寸法を細かく計測して記録する
ということも行なったそうです。

これが絵画にも生かされ
ビアトリクスの描く動物は

例えば、この動物が二本脚で立つなら
こうなる、
という骨格の確かさに
裏打ちされたものだそうです。

こんな面からも
彼女の現実的な面がうかがえました。
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by abby819lucky | 2016-10-05 22:56 | Bunkamura 渋谷

キャベツ畑の中「ピーターラビット展」

2016年8月11日〜10月11日
Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)

ビアトリクス・ポター生誕150周年
ピーターラビット展


e0295455_17070594.jpg

HPはこちら

http://www.peterrabbit2016-17.com/


世界中で愛されている
うさぎ
の世界を
モフモフと彷徨ってきました。

、、、と、
メルヘンに書くつもりが
あまりの大混雑
に、
キャベツ畑を右往左往して
マグレガーさんから逃れた
ピーターの気分でしたww

208点という膨大な展示を

パステルカラーの壁をたどって
子供部屋を次々覗いていくような
夢ある構成にして

飽きずに見させてくれました。

特に混雑しているのが、
入場すぐの1章
「私家版 ピーターラビットのおはなし」

各ページ毎にストーリー付きで
展示されているので
読み込むにも時間がかかるのだと思います。

私は会場最後まで見てから
戻りましたら
列がなくなっていてラッキーでした。

2章では
「ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし」
「ピーターラビットの暦」
の辺りが行列でした。

終盤には
子供スケールの椅子や本棚のスペースがあり、

寝そべったりして本を読む子供たちや
読み聞かせをするお母さんたちで賑わい、
保育園のような幸せな光景がありました。

その更に先には
ポター女史の遺愛品が展示されており、
壁紙も実際に
ポター女史が愛用したもののコピーで
女史の部屋の雰囲気が伝わりました。
使い込まれたライティングデスクには
しばし見入ってしまいました。

出口手前には
映像コーナーがあります。
案内役、ディーン・フジオカが
ポター女史縁の場所をリポートします。
彼が適任だったかどうかはともかく
11分間ですので、
並んででも見て良かったです。

外の物販ももちろん、
行列〜〜〜〜〜〜。

カタログ専用のレジが別にあります。
私はそこで、カタログのみ購入。
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今回、購入特典で
🍰アフタヌーンティーのハーフスイーツチケット💖
を貰えます。
有効期間は10/31まで。
早速使いたいと思います❣️

会期も残り少なくなり
ますます混雑必至。
得難いこの機会を逃さずに❣️

来年、初夏まで全国を巡回します。
東京での感動を
もう一度、旅がてら味わうのも
良いかもしれません♬

<巡回情報>
◯福岡会場 2016.10.28ー12.11
福岡県立美術館
◯仙台会場 2016.12.20ー2017.2.1
TFUギャラリー Mini Mori
◯大阪会場 2017.2.11ー4.2
グランフロント大阪 北館ナレッジキャピタルイベント・ラボ
◯広島会場 2017.4.15ー6.4
ひろしま美術館
会場は変更の可能性があるとのこと。

by abby819lucky | 2016-10-04 21:39 | Bunkamura 渋谷

目がハート『ラファエル前派展』

2015.12.20-2016.3.6

Bunkamuraザ・ミュージアム

リバプール国立美術館所蔵
ラファエル前派展

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HPはこちら
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_raffaello/


最終日ギリギリで
観てきました。

大変混雑していましたが
場内三周して
存分に鑑賞してきました。

≪夢≫と、サブタイトルにあるように
夢のように美しい作品がズラリ。

ただただ純粋に
癒されました。

ラファエル前派そのものが
急速な合理化を遂げる近代社会に
反旗を翻す理念を柱に据えていたわけで

時代を経た現代にこそ
必要な芸術と言えると思います。

1番好きな絵画は
絵葉書に無かったので
残念でした。

代わりに購入したのは
以前、六本木で「鳥の巣ハント」
と、その名を目にし
その鳥の巣を見たい!!
と、思っていた
ウィリアム・ヘンリー・ハント
≪卵のあるツグミの巣とプリムラの籠≫
1850-60年頃 リバプール国立美術館
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この水彩画に
目が釘付けになりました。
籠に比べて
鳥の巣の丹念さはどうなんでしょう。
本当に素晴らしかったです。

初見ではない気がしますが
人物の気分も伝わって
素敵でした。
エドワード・ジョン・ポインター
≪テラスにて≫
1889年に最初の出品、リバプール国立美術館
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選べないくらい
好きな作品がたくさんでした。
アルマ・タデマや
フレデリック・レイトン
それにペルジーニの2枚も
心に残っています。

どうも最近、プチイギリスブーム?
みたいです♫

ポターの世界を想わせて
行ってみたい
暮らしてみたい
そんな気持ちになりました。
ヘレン・アリンガム
≪ピナーの田舎家≫
1890年代初め、リバプール国立美術館
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まだまだ余韻を楽しみます〜〜♡
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by abby819lucky | 2016-03-06 20:38 | Bunkamura 渋谷

My best「ボッティチェリとルネサンス展」②

6/28(日)まで
Bunkamura ザ・ミュージアム
(東京・渋谷)にて開催中

ボッティチェリと
ルネサンス
〜フィレンツェの富と美
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HPはこちら
http://botticelli2015.jp/spindex.html

中世イタリアを
存分に味わえる展覧会。


今回は私の大好きな絵を
紹介します。


数字は作品リストの番号。
カタログ解説は緑字。


53.「幼子イエスを礼拝すルート聖母」
フランチェスコ・ボッティチーニ
1465-70年頃
フィレンツェ貯蓄金庫財団コレクション
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赤いドレスの袖の膨らみは、15世紀の流行。多種多様な草原の花は後期ゴシックの装飾モチーフを思わせる。画面左側は、画家の好んだ片岩質の地層。右側はフィレンツェにも当てはまる川沿いの鐘楼が林立する城壁都市。留守を守る女性たちは、このような絵を見て、夫や息子の旅の無事と商談の成功を祈った。

一目見てまず、聖母の愛らしさに惹かれました。明るい表情に見えるのは口元がほころんでいるからでしょうか。衣服の金の縁取り、特に右側の草花たち、右手奥の山々に霞んで見えるのは烽台でしょうか。そして左側の水辺の街に至るまで画家の丁寧なが描写が施された珠玉の一品です。


同じ画家の絵がもう一点
展示されています。

36.「大天使ラファエルとトビアス」
F・ボッティチーニ 1485年頃
フィレンツェ文化財特別監督局
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14,15世紀のフィレンツェの商人や銀行家の子弟は10代前半にナポリやジュネーヴ、ロンドンなどの遠隔地へ危険な長旅に出る慣習があった。本作は出立の際の祈祷に家庭用に描かれた類。
魚をもったトビアスが大天使ラファエルに助けられる物語。昨年の都美の「ウフィツィ美術館展」でも、印象深いです。
画面上の紋章から、依頼主はボッティチーニと同じ「大天使ラファエル同心会」所属のアッタヴィアーノ・ドーニと特定出来るそうです。何度会場を巡っても、どうしても引きつけられてしまう左下の男の子。解説によると、アッタヴィアーノの14歳で死んだ息子ラファエルらしいです。腰のバッグは硬貨をいれる財布だそう。左奥の山の形や水辺の風景は53.とそっくりですので、助手の手によるものかもしれません。ラファエルの豪華な赤いブラウス。そして斬新な結び方の二人お揃いの布ベルトがとってもステキです。下の男の子のベルトも高級らしいのですが、革にスタッズ的な?靴と同じ色でシンプルなコーディネートがカワイイ♡あとね、髪型が、子供ラファエルとトビアスとほぼ同じ。ウェーブがかって、先っぽが軽くクリンクリンと外巻きになっていて、こちらもキュート。あれ?なんかファッションチェックみたいになっちゃっいました💦


43.「聖母マリアの結婚」
フラ・アンジェリコ 1432-35年
フィレンツェ、サン・マルコ博物
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板にテンペラの横長の絵。もう一つ出品されていた42.「聖母マリアの埋葬」と、共に祭壇画の下に飾られていた。新郎新婦の指輪の交換場面。当時の奢侈禁止令を反映して、マリアの衣服は簡素。ヨゼフの肩を友人が叩いているのは、「独身生活を捨てる」ことを表す民間習慣。フラ・アンジェリコのピンク。ひと目でアンジェリコの作品と分かるこの色が大好きです。ほんとうに夢見るような薔薇色。これを見られただけで、極上の幸せ気分です。


56.「聖母子と二人の天使、洗礼者聖ヨハネ」
サンドロ・ボッティチェリ 1468年頃
フィレンツェ、アカデミア美術館
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ボッティチェリ25歳の作品。ヴェロッキオの影響が濃い。本作は長くフィレンツェの歴史ある施療院が所有していた。この作品を見た瞬間に思い出したのが、昨年の都美の「ウフィツィ美術館展」で観た「海の聖母」。(宜しければ拙記事をご参照下さい。こちら)「海の聖母」は、まだボッティチェリ帰属で、反対意見もあるそうですが、どちらも宗教画にありがちな威圧感のまるでない、柔らかな印象が魅力です。同じアカデミア美術館所属です。イタリアへ行って、同時に見比べてみたい!


16.「商業活動とメディチ家の紋章」
フィリッポ・カランドリ『算術論』より
ボッカルディーノ・イル・ヴェッキオ工房
15世紀末 手稿、羊皮紙 17×12cm
フィレンツェ、リッカルディアーナ図書館
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ロレンツォの息子ジュリアーノの算数の教科書。商家の人間の自覚を促す工夫が施されている。もう可愛くて可愛くて!目が♡。こういうの本、好きなんです。挿絵も細かくて、題字の装飾がカラフル!しかも写真に載っていないのですが、恐らく保護のために後世誂えた装丁がステキです!水色のベルベット?で、栞代わりのベルトが重厚。持って帰りたかったです!

他にもありましたが、
厳選して今回はこれだけ。
ぜひぜひ会場で
体感して欲しい作品です🌟



(975日目)
ご訪問、ありがとうございます。あなたにステキな✨ハプニング✨がありますように✨⭐️✨

More
by abby819lucky | 2015-04-20 23:37 | Bunkamura 渋谷

「ボッティチェリとルネサンス展」感想①

6/28(日)まで
Bunkamura ザ・ミュージアム
(東京・渋谷/東急本店隣)にて
開催中

ボッティチェリと
ルネサンス
〜フィレンツェの富と美

e0295455_19551169.jpg


HPはこちら
http://botticelli2015.jp/spindex.html

中世イタリアを
存分に味わえる展覧会

まさか!
こんなに!
ボッティチェリが
まとまって来日するとは
驚きました。


そして
「富と美」
の副題通り

ルネサンスの美を支えた
💰マネー💰
についてフォーカス
しているのが興味深いところ!


メディチ家の興亡を
フィレンツェ金融史の一部として
紹介しているのが
面白かったです。

面白くて
ついカタログを
購入してしまいました。
e0295455_19551259.jpg
表題が「Money and Beauty」。ステキです💰✨

割と薄めですが、
表紙のレイアウトがカッコイイ!
黒い部分には
ヴィ○ンみたいな押し模様が
入っています。

大判なのに
柔らかくて
ページをめくりやすいです。

解説や資料のページ
クリーム色でざらっとして
(紙の種類を知らなくてすみません)
目に馴染みやすいです。

中表紙っていうのかな?
表紙を開けてすぐの無地のページ。

貝白色で光沢があって
ヴィーナスの誕生の
アコヤガイを思わせます。

あと
各章見開きの
縁取り模様がカワイイ!

とにかく
レイアウトと製本デザインが
なんかすごくイイんです!

2300円で
これは嬉しいかも。

と、これだけ絶賛して
中身をまだ読んでいないという、、、
f^_^;)

デザイン・制作は
D-CODE(垣本正哉、河野素子)

ステキ。
名前、覚えておこう。


展示は

序章&6章構成で
全80作品

出口側の
映像コーナー(10分間)
も、フィレンツェ紹介中心で
とても参考になりました。

そういえば
イタリアの歴史って
勉強不足かも、
と思わず反省。

そんな別の切り口からも楽しめた
面白い展覧会です。

イタリア政府が「門外不出リスト」に登録している
「聖母子と洗礼者ヨハネ」(ボッティチェリ、1477-80年頃、ピアチェンツァ市立博物館)
e0295455_19551277.jpg


ガラスケースに収められ
5月6日までの限定公開です。

この作品も
瑞々しい色彩と
漂う優美さが
素晴らしかったです。

4月26日には
NHK教育の「日曜美術館」でも
取り上げられるこの展覧会。

ぜひ!
多くの方に
楽しんで頂きたいです。


好きな作品は
もちろん♪
追って、ピックアップします〜。


(972日目)

ご訪問、ありがとうございます。あなたに予想外の楽しいことがありますよ🌟🌟うに

More
by abby819lucky | 2015-04-17 07:38 | Bunkamura 渋谷

「夢見るフランス絵画 展」その2

12月14日まで
渋谷の東急
Bunkamura ザ・ミュージアム

で、開催中

夢見るフランス絵画 展
e0295455_17444018.jpg
「宝石をつけたガブリエル」 ピエール=オーギュスト・ルノワール 1908-10年

を、見てきました。


HP、開催概要は
昨日の記事をご参照ください。
http://chibakkye.exblog.jp/22601073/

第3章 エコール・ド・パリの画家たち

34点・・・ユトリロ 11点
ローランサン 4点
モディリアーニ 2点
フジタ 6点
シャガール 4点
キスリング 7点



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雪のモンマルトル界隈
モーリス・ユトリロ 1943年頃
ユトリロは今回一番出品数が多く、従来のイメージとは違う印象を受けました。ユトリロというと湿った空気感を思い起こすのですが、それとは逆の乾いた風景。定規を当てたような直線的な絵など興味深かったです。一番好きなのは「モン・スニ通り」でしょうか。絵葉書のモンマルトルも、遠くに白いサクレ=クールの丸屋根が見えて、、、なぜか安心します。笑。


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キスリング 1935年
キスリングらしい重量感から解放された一枚。この手前にあった「百合」(1947年)やキスリングの中では最後にあった「裸婦」(1941年)の方が画家の特徴が表れています。が、こんなキスリングもステキ、と思いました。もっと好きなのは制作年不詳の「サン=トロペ港」です。キスリングには珍しい風景画。港、と謳っているわりには、海は遠景で手前に丘陵があり、赤い屋根がポイントになって可愛らしいです。

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バラをつけた若い婦人
アメデオ・モディリアーニ 1916年



続くのは藤田嗣治。「北那覇」が印象的。淡雪のようなトレードマークの白色とは全く逆の青い海と黄土色の甍のコントラストが鮮やか。画家が沖縄から受けた感銘が伝わります。

その後はマリー・ローランサン。
ローランサンは晩年になるほど絵に明るさが増すように感じます。展示の中では「花を持つ乙女」(1923-24年)が好きです。グレーを基調にした中に白い肌の少女がピンクの花を一輪持っている。やがて色褪せる哀しみを画家だけが知っているような、やるせなさが心に染みます。



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大きな花束
マルク・シャガール 1978年
締めくくりはシャガールで華やかに!
大きな明るい色彩の作品が並びました。この大きな花束のデフォルメ感。心象を具現化していく、それも私的な記憶を。その作画テーマはデ・キリコに通じるところがあるような気がしました。
しかし、シャガールの方が絵に喜びが満ちていますね。哀しみを孕みながらも生命を賛美しているところが好きです。



以上で「夢見るフランス絵画展」
の感想を終わります。

個人コレクションは
コレクターの個性が表れるものですが、

全体的に
「赤」
がお好きな方のように感じました。

昨年、三菱一号館で見た
クラークコレクション展では
「青」が印象に残ったのと
対照的でした。

よく知っている画家ばかりなのに
見たことのない作品ばかり。

本当に得難い機会をいただいて
深く感謝です。
ありがとうございました🍀

金曜・土曜は21:00までと
太っ腹なBunkamura. ザ・ミュージアム
ぜひぜひ多くの方に楽しんで頂きたいです〜🎶



(830日目)


ご訪問ありがとうございます。あなたが稀有なチャンスに恵まれますよ🌟うに

by abby819lucky | 2014-11-26 02:14 | Bunkamura 渋谷

驚愕!「夢見るフランス絵画展」

12月14日まで
渋谷の東急
Bunkamura ザ・ミュージアム

で、開催中

夢見るフランス絵画 展
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「宝石をつけたガブリエル ピエール=オーギュスト・ルノワール 1908-10年

を、見てきました。

HPはこちら
http://yumemiru2014.jp

なにが驚愕って、

ほんとに余計な個人的感想なのですが
これが全部!!
日本人のイチ・コレクターの所蔵ってことです。

もう本当にビツクリです。

そんな羨望で前のめりになりつつ
鑑賞しました。

全71点です。


第1章 印象派とその周辺の画家たち
17点・・・セザンヌ 、シスレー 各2点
モネ 4点
ルノワール 7点
ボナール、マルケ 各1点


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イル・ド・フランスの風景
ポール・セザンヌ 1879-80年

昨日の記事のアートシーン冒頭の作品、「大きな松と赤い大地」も素敵ですが、こういう空の開けたセザンヌも好きです。


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四月の森
アルフレッド・シスレー 1885年


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サン=マメスの船着場
アルフレッド・シスレー 1885年

この絵の左に
モネの「小さな積藁」、「エトルタの断崖」が並びます。



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ヴェトゥイユの柳
クロード・モネ 1880年

こういう木立の絵、大好きです。緑のバリエーション。



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睡蓮のある池
クロード・モネ 1919年
モネは睡蓮の絵をたくさん(200点以上とも。)描き、日本でも所蔵している美術館は多いですね。あちこちで目にしたうちでも、これは一眼で好きになりました。あまり大きくないのですが、ハスの花が割としっかり描かれていること。水面に映り込む柳の緑や空の青のコントラストが美しいことがその理由です。あとは絵から受ける輝きですね♪


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アネモネ
ピエール=オーギュスト・ルノワール
制作年不詳の作品。ルノワールにしてはちょっと面白いと思いました。

ルノワールはほかにタンホイザーの舞台など他ではあまり見ない作品が並んでいた気がします。アートシーンに取り上げられていた「ド・ガレア夫人」など背景の孔雀と対をなしてるように見え、花のヘアアクセは牧歌的雰囲気を醸し、なんとなくルノワールの反骨を感じてしまいました。



第2章 革新的で伝統的な画家たち
20点・・・ルオー 6点
ヴラマンク 10点
デュフィ 2点
アンドレ・ドラン 2点

モーリス・ド・ヴラマンクの風景画が連なる中で一点「花と花瓶」(制作年不詳)が目を引きました。「橋のある風景」(1910年頃)も、らしさが伝わって好きです。

続くアンドレ・ドラン。「森の妖精」(1938年頃)が面白い!

その隣からルオーが並びます。
ルオーの絵は見る状況によって
本当に違う。見る者の心理を映し出す怖い絵だと思います。
やや大きめの「聖書風景ー夕」(1953-56年)に惹かれましたが、一番は「ニコデモ」(1940-48年頃)でしょうか。


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ニースのホテルの室内
ラウル・デュフィ 1928年
もう一点の「エッフェル塔」(1923-24年あるいは1930年)はとても大きな作品で黄色が使われた軽やかなタッチです。その横に小ぶりに見えますが、こちらも力作。戸外の青や天井の紫などが引き立て役になり、赤の美しさが際立つ絵です。



つづく。



(829日目)


ご覧くださり、ありがとうございます。あなたが夢を手に入れられますよ🌟うに

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by abby819lucky | 2014-11-25 01:10 | Bunkamura 渋谷

シャバンヌ 展

渋谷の東急Bunkamuraミュージアム
で開催中の

シャバンヌ展


このあと巡回します

島根県立美術館
(3月20日から6月16日まで)

の担当の蔦谷学芸部長
構想15年だそうです。

縁結びを兼ねて
島根県立美術館の展示を
観ると、また違うかもしれません。

宍道湖のほとり
水辺のアルカディア

ベストなマッチング!

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窓の外に細い月
シャバンヌの月がいいです。
幻想の世界へ誘われます
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by abby819lucky | 2014-02-12 20:15 | Bunkamura 渋谷