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カテゴリ:国立新美術館・乃木坂( 10 )

マグリット展🎩Ⅴ章と感想

6月29日まで
国立新美術館で開催中

ルネ・マグリット展
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2009年開館、ブリュッセルのマグリット美術館およびマグリット財団の全面的協力のもと、10カ国以上約130点の代表作が日本に集結。


質、量共
見応えのある展覧会。

HPはこちらhttp://magritte2015.jp/smartphone/


手持ちの画像を
ざっとUPしています。
参考にして頂ければ
幸いです。


第Ⅴ章 回帰
1930年代の画風に回帰。日常に潜む神秘を描いて、世界的大成功をおさめる。

79.光の帝国 Ⅱ 1950年 ニューヨーク近代美術館
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「風景は夜を思わせ、空は昼を思わせる。このことは私達を驚かさせ、魅了する。この魅了する力を私は、詩情 と、呼ぶ。」マグリット『マグリット全著作集』1972年」

89.心臓への一撃 1952年 個人蔵
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92.イメージの裏切り 1952年 チャーリー・エリスコヴィッチ蔵、マグリット財団協力
(参考)イメージの裏切り 1948年個人蔵
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93.ゴルコンダ 1953年 メニル・コレクション
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98.夜会服 1955年 ヒラリー&ウィルバー・ロス蔵
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99.旅の思い出 1955年 ニューヨーク近代美術館
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104.青春の泉 1957-58年 横浜美術館
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105.ヘーゲルの休日 1958年 ヒラリー&ウィルバー・ロス蔵
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115.真理の探求 1963年 個人蔵
(参考)
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116.現実の感覚 1963年 宮崎県立美術館
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118.大家族 1963年 宇都宮美術館
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123.白紙委任状 1965年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
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『「題名は空間のある移動に関係するものである。見えるものは常に他の見えるものを隠している。4本の樹の前を過ぎる女性はそれらの樹を隠す。≪白紙委任状≫とは彼女がしていることを許す許可証である』マグリット「『ライフ』誌のためのインタヴュー,『マグリット全著作集』

124.上流社会 1965-66年 テレフォニカ・コレクション
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125.空の鳥 1966年 ヒラリー&ウィルバー・ロス蔵
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マグリットと、友人が社長を務めたベルギーの航空会社(サベナ・ベルギー航空)の契約で描かれた作品。同社の宣伝・事務の凡ゆる備品に用いられた。


128.王様の美術館 1966年 横浜美術館
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130.白紙委任状 1966年 宮崎県立美術館
(参考)
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Amourを隠した「会話術」も、面白かったです。



以上 131点より抜粋しました。


他に
写真やカタログなど55点
と、盛りだくさんです。

時間に余裕をもって
楽しまれることをオススメします。

私が観覧した日は
フランスの方?ベルギーの方?
が多くて
フランス語が飛び交って
雰囲気満点でした♡


学生の割引もあったらしく
カップルや友人同士で
絵の意味を語り合う様子が
とても楽しげでした。
「これは、こういう意味で、だからこれはこうで、、、」「すっげーな!お前、謎解いちゃったじゃん!」「うん。まあな。」
えー?そうなの?!教えて〜!
と、心の中で叫んでいました。笑。

もちろん、わたしのように1人でも
十分楽しめること請け合いです。
ちなみにわたしは
ドレスコード🎩帽子🎩で
鑑賞しました🎵

それにしても
姫路市立美術館をはじめ、
国内にこれ程マグリットの
それも佳品がズラリ有るとは
知りませんでした。
シアワセですね。



(963日目)

ご訪問ありがとうございます。あなたにあり得ない程のトキメキがありますよ🌟うに



♣︎オマケ
88年のカタログで興味深い写真を見つけました。すごいメンバーです💦
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左から:マグリット、マルセル・デュシャン、マックス・エルンスト、マン・レイ。1966年アムステルダムにおけるビル・コプリーの展覧会にて

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by abby819lucky | 2015-04-08 00:33 | 国立新美術館・乃木坂

マグリット展🎩Ⅲ、Ⅳ章

6月29日まで
国立新美術館で開催中

ルネ・マグリット展
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2009年開館、ブリュッセルのマグリット美術館およびマグリット財団の全面的協力のもと、10カ国以上約130点の代表作が日本に集結。


質、量共
見応えのある展覧会。

HPはこちら
http://magritte2015.jp/smartphone/

手持ちの画像を
ざっとUPしています。
参考にして頂ければ
幸いです。


第Ⅲ章 最初の達成
不条理かつ非現実的な情景を用いて、日常に潜む詩的イメージを抽出するという独自の手法を確立した1930年代の作品を中心に展示。

42.凌辱 1934年 メニル・コレクション
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「うーん、男にはこういうところがあるね〜」「え!そうなの?(ガーン)」と、初々しい学生カップルの会話。鑑賞後の2人はどうなったでしょうか、、、?


47.野の鍵 1936年 ティッセン=ボルネミッサ美術館
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(参考)哲学者のランプ 1935年 個人蔵
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「ジョルジェット」や「絶対の探求」などが好きでした。


第Ⅳ章 戦争と戦後
明るく優しいタッチで反ナチスを密やかに表明した「ルノワールの時代」(1943-47)と戦後の激しいタッチ「ヴァーシュ(雌牛)の時代」(1947-48)。しかし画風の激変に世間はついていけなかったようです。

65.夢 1945年 宇都宮美術館
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ほんとうに、夢のように美しい女性裸像です。ヴェルヴェットのようなタッチ。

67.不思議の国のアリス 1946年 個人蔵
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68.快楽 1946年 リュシアン・ビリネリ・コレクション
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(72.参考)観光案内人 1947年 姫路市立美術館?
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76.シェヘラザード 1948年 ベルギー王立美術館
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84.オルメイヤーの阿房宮 1951年個人蔵
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「絶対の探求」や「星座」などが好きでした。「完全なる調和」ではインスパイアされました。これは後日書ければ、と思います。


(962日目)

ご覧くださり、ありがとうございます。あなたにステキな一日でありますように🌟

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by abby819lucky | 2015-04-07 21:08 | 国立新美術館・乃木坂

マグリット展🎩Ⅰ、Ⅱ章

6月29日まで
国立新美術館で開催中

ルネ・マグリット展
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2009年開館、ブリュッセルのマグリット美術館およびマグリット財団の全面的協力のもと、10カ国以上約130点の代表作が日本に集結。


質、量共
見応えのある
展覧会でした。

物販が激混みで
何も買えませんでした。

本展チラシと

我が家にあった古いカタログ
1988年、東京国立近代美術館で
開催された時のものから

ざっと画像をUPします。

展示は5章に構成されて
いますが

ここでは
ほぼ制作年順で
並べていきます。

尚、
マグリットには
バリエーション作品が多いこと

手持ちのカタログが27年前!
と、たいそう古いことから
所蔵先が変わり
展示作品と一致しない場合が
あるかもしれません。

何卒ご容赦くださいませ。

HPはこちら
http://magritte2015.jp/smartphone/

第Ⅰ章 初期作品

1.風景 1920年 個人蔵
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その他、展覧会HPにある「水浴の女」など4点を展示。

出発点を確認です。
この辺りもキライではありません。


第Ⅱ章 シュルレアリスム

11.天才の顔 1926年 イクセル美術館
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12.無題 1926年 個人蔵
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この絵だったか、確信がもてません、、、m(_ _)m

14.田園 1927年 個人蔵

(参考)田園Ⅲ 1927年 トゥルネ美術館寄託
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17.一夜の博物館 1927年 個人蔵
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22.恋人たち 1928年 ニューヨーク近代美術館
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27.風景の魅惑 1928年 個人蔵
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30.本来の意味 1929年 ギャラリー・カイテルマン協力 (画像、下)
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37.夏 1931年 イクセル美術館
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デ・キリコとの類似を感じました。一時期、傾倒していた模様。
田園シリーズ、良かったです。


(961日目)

ご覧下さり、ありがとうございます。あなたに楽しい出来事がありますよ🌟うに

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by abby819lucky | 2015-04-06 01:09 | 国立新美術館・乃木坂

ルーヴル美術館展・その2

国立新美術館(乃木坂)
にて
2015.2.21〜6.1.mon
開催

ルーヴル美術館展

風俗画の歴史にフォーカスした
展覧会です。

印象に残った作品を
ピックアップします。

<会場図>
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第Ⅲ章
雅なる情景ー日常生活における恋愛遊戯


48.ジャン=アントワーヌ・ヴァトー
「二人の従姉妹」1716年頃
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ロココの帝王、ヴァトー。と、勝手に呼んでいます。36歳と、早くに亡くなりますがその画業はまさに帝王の名に相応しい、と勝手に思っております。この絵もヴァトーらしさが溢れた一枚。美しい従姉妹たちと甘い予感。サテンの輝きと優美な庭園。そこはかとない寂寥感。この章では出色!の作品です。


第Ⅳ章
日常生活における自然ー田園的・牧歌的風景と風俗的情景


54.アンニーバレ・カラッチ
「狩り」1585-88年頃
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画面いっぱいの登場人物と動物たち。ブリューゲルを彷彿とさせます。想像が膨らんで楽しいです。

55.ペーテル・パウル・ルーベンス
「満月、鳥刺しのいる夜の情景」1635-40年頃
夜の色彩、とりわけ満月の輝きが美しいです。

59.ウジェーヌ・フロマンタン
「アルジェリアの鷹狩り」1862年
オリエントな風景が新鮮でした。鮮やかな色彩とダイナミックな動きの伝わる構図が印象的。フロマンタン、と名前を入力したら「風呂満タン」って変換されて。笑。カナ入力です。ワタシ。

61.コンスタン・トロワイヨン
「柵」1853年
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牛!水辺!そして牛飼いの青いセーター。まごうことなきトロワイヨンの佳品。

62.ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
「水汲み場のブルターニュの女たち」1840年頃
コローにしては珍しい、空の広い作品。その空のブルーと子供の赤い頭巾が明快なコントラストで美しいです。そして井戸の石組み。石の画家、コロー(と、勝手に名付けています)面目躍如の生き生きとした石の描写が素晴らしいです。

この章、フラゴナールもありました。
中央のベンチから鑑賞するも良し。
休憩コーナーで、外光を浴びるも良し。
ひと休みして後半に備えるのにも良いスペースです♫



第Ⅴ章
室内の女性ー日常生活における女性


63.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
「鏡の前の女」1515年頃
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99 × 76 という大きさから放たれる輝きに圧倒されます。デコルテの白さも美しいですが、私が惹かれたのは左手小指のピンキーリング。ルビーなのかガーネットなのか、まろやかで可愛らしい。間近で見る女性像は、瞳が潤んでいるよう。恋人の為の支度なのか、高揚した気持ちが伝わってhappyになります。

67.ヤン・フェルコリエ1世
「授乳する女性」1675年
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背後の豪華な室内装飾がモデルの裕福さを物語っています。女性の衣装も素材が高級です。それより目を引くのはテーブルの織物。高価な赤色をふんだんに用い、目の細かい多様な模様。ため息が出るほどゴージャス。赤ちゃんに目がいくのはそのあと。金髪の巻毛のカワイイ子は、オッパイに気持ちを寄せつつ、好奇心いっぱいで犬を見つめています。


71.フランソワ・ブーシェ
「オダリスク」1745年(?)
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モデルはブーシェ夫人と言われているそうです。キレイな方。画家の奥さんもたいへんですね……。

73.ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
「コローのアトリエ」1873年頃
どうしてこの絵葉書を買っていないのか、自分で自分を叱りました(T_T)
キャンバスに向かって座る後ろ姿の女性。モデルらしき衣装を着けています。周りにはマンドリンなど、コローの絵に登場する小道具がたくさん。セピアな色調がコローらしい、美しい絵です。

ほぼ同じ構図の絵が三菱一号館美術館で開催中の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」に出ています。比べて見ると面白いですね。
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(画像はワシントン・ナショナル・ギャラリー展カタログに依ります。©2015 Yomiuri Shimbun)


コローの絵はもう一枚ありました。
が、こちらのほうがコローらしさが感じられて好きです。


第Ⅵ章
アトリエの芸術家


76.ニコラ=ベルナール・レピシエ
「素描する少年」1772年
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キャプションの記憶が曖昧なのですが、画家の友人の子息が弟子入りしていて、それを描いた、という説明だったと思います。「少年はデッサンが得意らしく口元に自信に満ちた微笑みをたたえている」とも。簡素な家具の描写や少年の表情がとても魅力的。少年の着るグレーのコートにも惹かれます。
この展覧会でBest3に入る位、好きな作品です。絵葉書になっていてとっても嬉しかった🎵です。

その他、ブーシェのアトリエ絵画もありましたが、オクターブ・タサエールがなかなか好きでした。

猿を擬人化して描いた絵が何枚かありました。フランドルで流行したそうです。
個人的にはあまり気持ちの良いものではなかったです。同じ擬人化なら、鳥獣戯画や北斎漫画の方が、ずっとセンスが良いと思います。でも、擬人化の手法が東西で共通するのは面白いですね。人間を客観視して、冷めた視線を笑いに転化出来るのが、人間の良いところでしょうか。


おっと。最後にこの作品がありました。
81.ユベール・ロベール
「ルーヴル宮グランド・ギャラリーの改修計画、1798年頃」1798年頃
廃墟の画家、ユベール・ロベールの一枚。ルーヴルに入って数多作品を手掛け、「ルーヴルのユベールのアトリエ」と言われる程だったそうです。ルーヴル美術館展をルーヴル美術館内部の描写で締めくくる、洒落た展示でした。



風俗画の視点から
まさに絵の中に生きる人々、
描いた人の生きた時代を感じ
想いをはせる、
人間賛歌
といっても過言でない
幸せな気持ちを与えてくれる
ユニークな企画に感謝!

そして。

ルーヴルの質の高さを
しみじみと感じます。
パリを訪ねたくなる
罪作りな企画展。
でした。



(937日目)

ご覧下さり、ありがとうございます。あなたに楽しい出来事がたくさん!ありますよ🌟うに

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by abby819lucky | 2015-03-13 00:39 | 国立新美術館・乃木坂

ルーヴル美術館展・その1

国立新美術館(乃木坂)
にて
2015.2.21〜6.1.mon
開催

ルーヴル美術館展

風俗画の歴史にフォーカスした
展覧会です。

印象に残った作品を
ピックアップします。

<会場図>
e0295455_233267.jpg


プロローグⅠ
「すでに、古代において…」風俗画の起源


古代オリエントや古代エジプトなどの
レリーフや壺など
状態の良いものが並びます。


プロローグⅡ
絵画のジャンル


10.クロード・ロラン(本名クロード・ジュレ)「夕暮れの風景」おそらく1639年

やはりクロード・ロランの描く風景は素晴らしいです。


11.リュバン・ボージャン
「チェス盤のある静物」17世紀前半
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チェス盤の市松模様に赤いカーネーションが意味ありげに映えます。たくさんの物が置かれているのに、なぜかステキにまとまっています。

第1章
「労働と日々」ー商人、働く人々、農民


13.クエンティン・マセイス
「両替商とその妻」1514年
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妻が聖書を開きながら、夫の手元のお金を見るのは、
人間の欲を描いているのか、
はたまた
聖書の戒めを諭しているのか

背景や細部の描写も見事です。
2人の他に
私は5人の人物を見つけましたが
本当は何人いるのでしょうか?

17.アドリアーン・ファン・オスターデ
「魚売りの屋台」 1659年
躍動感があって見ていて楽しい絵です。

18.ハブリエル・メツー
「リンゴの皮を剥く女」1655-57年頃
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リンゴの皮を上手に剥くのは良い奥様の条件だったとか。果物ナイフではなく、やけに長い料理包丁です。耳飾りと大きな白い付け襟が可愛らしいです。で。このあとは、隣で〆られているウサギの調理でしょうか〜〜?(>_<)


20.ジャン・シメオン・シャルダン
「買い物帰りの召使」1739年
日時の一コマを巧みにとらえた作品。
2012年のシャルダン展。素晴らしかったです。
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21.マルタン・ドロリング
「台所の情景」1815年
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壁の銅鍋や白い陶器、床と床ブラシ。
窓の外の青空と新緑が何より美しいです。


29.バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
「物乞いの少年(蚤をとる少年)」1647-48年頃
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いじましさに切なくなる題材です。足の裏の汚れ具合から、孤児になって日が浅いように感じます。この絵は、背景が素晴らしいと思います。マットなヒラ塗りのダークカラーの組み合わせ。マネを思い出すのは私だけでしょうか。


この章は
この他、「抜歯屋」の絵が
印象に残りました。
いつの世も、虫歯の痛みは同じですね。


第Ⅱ章 日常生活の寓意ー風俗描写を超えて

32.レンブラント・ハンメルスゾーン・ファン・レイン
「聖家族」、または「指物師の家族」1640年
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光の魔術師、レンブラント。庶民の暮らしを神々しく描いて秀逸です。窓の外の景色まで見事。

42.ジャン=バティスト・グルーズ
「割れた水瓶」1771年
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解説には、年齢を重ねるにつれて喪失した純粋さを思い起こさせる為の絵画。というような解釈の一つが紹介されていました。女の子が可愛らしいだけに、後味の悪さが残りました。(と、感じるところが既に世俗に塗れ過ぎている⁈)

そしてお待ちかね!
このセクションにフェルメール!

位置はここ。(★マーク)
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この一枚で1スペース設けられています。

ヨハネス・フェルメール
「天文学者」1668年
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完璧な絵!!!
ルーヴルが滅多に貸出さないのも分かります。この一枚の為だけに、出向いても良い、と思える素晴らしさです。

「日本人はフェルメール好き」と言われますが、私はあまり該当しません。何故スゴイと評されるのか分からない。子供の頃から、なんとなく、、、奇妙な違和感を感じるのです。構図もデッサンも優れているのに、意図的に均衡を崩しているような。突然描くのを投げ出したような。ジキルとハイド(別人格)が描いたような、、、。でも、予告でこの絵を見た時は、雷に打たれたような衝撃を受けました。真作が極めて少ないとされる画家の、これは正真正銘本物、と。これはスゴイ!!!と。展示では事細かな解説があり、柵が設けられ、壁にポツンと。例によって51 × 45 cmと、小ぶりでありますが、、、燦然と輝いています。これは素晴らしい‼︎ 特に顔!
一説には同郷の科学者レーウェンフックを描いたとも言われます。(福岡先生〜!)
とにかく顔、手といった肉体描写から手前の織物、背後の絵画、窓の光、、、全てが素晴らしいです。

時には独り占めで。
じっくりじっくり鑑賞できたのは
本当に幸せでした。
企画、運営に尽力された方々に心より感謝。そして、この絵を遺してくれたフェルメールに、感謝🌟



(936日目)

ご訪問ありがとうございます。あなたにたくさんの喜びがありますよ🌟うに

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by abby819lucky | 2015-03-12 01:54 | 国立新美術館・乃木坂

ルーヴル美術館展・混雑

6月1日まで開催中

ルーヴル美術館展
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国立新美術館(乃木坂)

を、見てきました。


有難くも月曜日開館している
美術館。

しかし過去の経験上
月曜日は意外と混み合うので

平日の午後に行ってみました。

閉館が18:00
ですので
16:00に入っても
たっぷり2時間は見られます。


前の用事が早くに済んだので
15:30に入りました。

最前列はずぅっと列を作って見る
状態でした。

勿論、
フェルメールは
長い行列。

全83点を約45分で一周
(後ろから眺め、解説はスルー)

少し休憩して
16:30から2週目。
行列も少しは緩和。

作品によっては
独り占めで眺められました。

特に混雑していた
最初の部屋、古代のカテゴリー
は、まだ最前列は多少待つ状態。

フェルメールも行列は解消。
間近でじっくり鑑賞。
(後から来る方への配慮も必要)


音声ガイドのある作品は
人が溜まります。
仕方ないですね。


3週目は
17:15位から。

最初の古代の展示コーナーも
さすがにゆっくり見られました。

この時間は
殆ど会場内、ゆとりがあります。

フェルメールも少しですが
独り占めできました♪

83点ですので
予習をしておくと
17:00過ぎからでも
案外充実した鑑賞が
出来るかもしれません。

金曜ナイトが良いかもしれないですね。

音声ガイドのある作品と
ルーベンスやコローなど
有名な画家の作品は
人だかりができます。

でも
そうでない画家も
さすがはルーヴル
と唸る素晴らしい作品が
集まっています。

フェルメールやティツィアーノ
だけでなく
「風俗画」の歴史に着目した
学芸員の狙いを汲み取りたいです。

絵画そのものと

絵画の映し出す
ヨーロッパの生活や精神性を
読み解き
味わえる
興味深い展覧会です。

会期後半は混雑すると思います。

お早めに、是非どうぞ。


(935日目)

ご訪問、ありがとうございます。あなたに思わぬラッキーがありますよ🌟うに

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by abby819lucky | 2015-03-11 21:57 | 国立新美術館・乃木坂

私のお気に入り🌷チューリヒ美術館展、後半

12月15日(月)まで

乃木坂 国立新美術館で開催中

チューリヒ美術館展


たらたらと
チョーコジンテキ感想の続きです◯

毎回、工夫が凝らされている会場

今回の構成。
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8 ココシュカ
オスカー・ココシュカの5点

このなかでは「モンタナの風景」
が、良かったでしょうか。

9 フォーヴィスムとキュビスム
マティス
ピカソ
ブラック が2点ずつ
それと、ブラマンク 1点

お気に入り、ブラックの2点
なぜ好きなんでしょう?
分からないけど、好きです〜!
「レモン、バナナ、プラム、グラス」1925年
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「暖炉」 1928年
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実物は本当に美しいです。


10 クレー
パウル・クレーの4作品

チラシに載り、
人気投票でも上位に入った
スーパーチェスは私も好きです。
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人物と優しいカーブが見事なバランスの
こちらも素敵。
「狩人の木のもとで」1939年
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絵葉書はありませんでしたが
1番好きなクレーは「深淵の道化師」。
深い色合いと涙の形に惹かれました。


11 抽象絵画
カンディンスキー、
モンドリアン、
レジェ、
アルベルト・ジャコメッティ、
ヨハネス・イッテン
5作品。

アウグスト・ジャコメッティの
「色彩のファンタジー」も爽やかですし

モンドリアンもいい。
日本人の好みを考慮したかのような
馴染みやすい作品が集まりました。

わたしが特に惹かれたのは
ヨハネス・イッテン
「出会い」 1916年
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イッテン展があったのは04年。竹橋。
イッテンのアートには伸びやかさを感じます。作品という小宇宙に築かれるハーモニーが突出して素晴らしいと思います。


12 シャガール
シャガールの長い画業の
幅広い年代から6作品。

珍しく人のいない風景画。
人気投票でも20位に食い込んだ作品。
「窓から見えるブレア島」1924年
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13 シュルレアリスム
デ・キリコ
マックス・エルンスト
ダリ
イヴ・タンギー
マグリット 各 1点

ジョアン・ミロ 2点

マックス・エルンストもこの作品が来たか〜!と感激しましたが、
1番好きなのはマグリット。
来年、大規模な回顧展があるそうで
楽しみです。

チラシにもあるミロも良かったです。
「絵画」1925年
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14 ジャコメッティ
アルベルト・ジャコメッティ
ブロンズ彫刻が5点
油彩が1点

ジャコメッティといえば
細長い人体彫刻。
これを見るといつも
メーテルランクの「青い鳥」
を思い出すのは私だけでしょうか?

チルチルとミチルが訪れた飽食の国。
でっぷり太った人たちが
「光」の魔法で、痩せこけた現実に戻り、パニックするというくだり。

そんな不安を喚起するジャコメッティの彫刻の中で一点丸いラインが特異でした。
「スプーン型の女」 1926/27年
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以上
駆け足で振り返った74作品でした。

これだけの個性が揃うと
なかなか印象を整理するのが難しいですね。チューリヒ美術館には名品が揃っていることが良く分かりました。



(845日目)

勝手な感想をお読みくださり、ありがとうございます。あなたの優しさに山ほどのリターンがありますよ🌟きっと!

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by abby819lucky | 2014-12-11 00:39 | 国立新美術館・乃木坂

私のお気に入り🌷チューリヒ美術館展

12月15日(月)まで

乃木坂 国立新美術館で開催中

チューリヒ美術館展


たらたらと
チョーコジンテキ感想を
述べたいと思います◯

国立新美術館は
毎回、会場構成に
工夫が凝らされて

とても感動なんです。

今回の構成。
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これを見ただけで!
行きたくなってしまいます。


全74作品。


1 セガンティーニ
スイス、アルプスといえば、
セガンティーニ。
リルケが愛した画家として
印象深いです。

今回は、セガンティーニにしては
少し異色な題材に感じました。

でも、色彩の清浄さはそのまま。
のっけからスイスの空気満載です。


2 モネ
セガンティーニの小部屋を抜けると
正面に出迎えてくれる
モネの大作「睡蓮の池、夕暮れ」
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(NHK教育「新日曜美術館」アートシーンのコーナーより)

これまで国外への貸し出しは2回のみ
とのこと。

私は見慣れているせいか
上野の西洋美術館の睡蓮、
また1度しか見ていませんが
オランジュリーの睡蓮、
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアム「夢見るフランス絵画」展の睡蓮

の方が
ずっと眺めていたいです。

今回、気に入ったモネは
「ノルマンディーの藁葺きの家」1885年
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ノルマンディーの風景に
惹かれたのかもしれません。

他に
ロダンとドガが並びます。


3 ポスト印象派
ゴッホ
ゴーギャン
セザンヌ
ルソー

6作品が並びます。

ここではやはり
セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」
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(NHK教育「新日曜美術館」アートシーンのコーナーより)
より完成度の高い作品は他にあると思います。

ゴッホは、人気投票で1位の白い家よりもこちらが好きです。
「タチアオイ」1886年
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4 ホドラー
ホドラーのみ6点。
つくづくホドラーはスイスに愛されているのだな〜と思います。

キミドリ色の印象的なサレーヴ山や
左右対称のデザイン的な真実、
リズミカルな印象の「遠方からの歌」など面白いです。上野の西洋美術館を先に見ておいたので、より楽しめました。


5 ナビ派
ボナールとヴァロットンで
6作品

ええっと、ヴァロットンは
「外国人のナビ」と呼ばれ
ナビ派には距離を感じていたのでは
なかったでしたっけ?

ま、いっか。

アートシーンでも
アンティミテ的アプローチを
標榜していましたが
私のヴァロットンはもっと綺麗。
例えば本展のフライヤーの日没の海も
配色が面白い。キツイ補色を用いながら、配分が絶妙でカワイク見えます。
ウグイス色の効かせ方なら、こちらも抜群。「アルプス高地、氷河、冠雪の峰々」
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(NHK教育「新日曜美術館」アートシーンのコーナーより)ストーリーを織り込むのは挿絵画家ならでは。それ以外のキレイなヴァロットンにも、もっと注目して欲しいです。っと、なんだか友人の弁護のような力説になってしまいました💦

ボナールは温かなタッチが魅力です。
「≪ブラック≫あるいは≪犬と一緒にいる女性≫」1907年
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6 ムンク
ムンクばかり4点。
肖像画と風景画が2枚ずつ。
「叫び」ではないムンクを
知ることができます。
でも、やっぱりムンクは叫びに尽きる
とも思ったり。
だって世界中の、誰もが知っている。
恐らく、美術に興味のない子供でさえ
ムンク、といえばあのポーズをとるほど有名な絵は、そうそうありません。
モナ・リザのように芸術の枠を超えて、現代人の精神的モニュメントになっている、凄い絵です。
それを生み出した後もなお、困難を生きた画家の魂の軋みが聞こえるような、ムンクの部屋です。


7 表現主義
キルヒナーとバルラハが一点ずつ
ベックマンが3点

バルラハは木彫の魔術師。
本当に木を知っている素晴らしい彫刻です。2006年、芸大美術館に来たバルラハ展は圧巻でした。そして翌年、リューベックへ会いに行きました。

キルヒナーも自然を大胆に捉えた
ステキな作品でした。


なんだか呟いていると
取り留めなくなるのが悪い癖。

後半に続きます。



(844日目)


勝手な感想をお読みくださり、ありがとうございます。あなたの寛容に倍以上のリターンがありますよ🌟きっと!

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by abby819lucky | 2014-12-10 00:04 | 国立新美術館・乃木坂

チューリヒ美術館展のBest20

12月15日の会期終了間近。

チューリヒ美術館」展
於:国立新美術館(六本木)

主催の朝日新聞で
出口アンケートによる人気投票が
行われたそうです。
(☆印はHPに画像があります)
(以下、説明文も抜粋です)

*-*-*-*-*-*-*-*-*

1位 159票
フィンセント・ファン・ゴッホ ≪サント=マリーの白い小屋≫ 1888年 ☆

2位 93票
マルク・シャガール ≪婚礼の光≫ 1945年 ☆

3位 83票
クロード・モネ ≪国会議事堂、日没≫ 1904年

4位 80票
ルネ・マグリット ≪9月16日≫ 1956年 ☆

5位 78票
アウグスト・ジャコメッティ ≪色彩のファンタジー≫ 1914年

6位タイ 66票
パウル・クレー ≪スーパーチェス≫ 1937年 ☆

6位タイ 66票
サルバドール・ダリ ≪バラの頭の女≫ 1935年 ☆

6位タイ 66票
マルク・シャガール ≪パリの上で≫ 1968年

6位タイ 66票
クロード・モネ ≪睡蓮の池、夕暮れ≫ 1916/22年 ☆

10位 63票
ピート・モンドリアン ≪赤、青、黄のあるコンポジション≫ 1930年 ☆


シャガールは、6点が出展されていることもあり作家別では最多得票でした。亡き妻ベラへの想いが共感を呼んだようです。


さて、ここからは紙面で紹介しきれなかった11位~20位までを発表します。
11位 60票
フィンセント・ファン・ゴッホ ≪タチアオイ≫ 1886年

12位 57票
アンリ・ルソー ≪X氏の肖像(ピエール・ロティ)≫ 1906年 ☆

13位タイ 49票
クロード・モネ ≪ノルマンディーの藁葺きの家≫ 1885年 

13位タイ 49票
ワシリー・カンディンスキー ≪黒い色斑≫ 1921年 ☆

15位 44票
マルク・シャガール ≪戦争≫ 1964/66年

16位 42票
マックス・エルンスト ≪都市の全景≫ 1935/36年

17位 39票
フェルディナント・ホドラー ≪日没のレマン湖≫ 1915年

18位 35票
ポール・セザンヌ ≪サント=ヴィクトワール山≫ 1902/06年 ☆

19位 33票
パブロ・ピカソ ≪大きな裸婦≫ 1964年

20位 29票
マルク・シャガール ≪窓から見えるブレア島≫ 1924年

*-*-*-*-*-*-*-*-*


画像が無いので
イメージしにくいかもしれません。

1〜10位も

11〜20位も

4作品ずつ好きな作品がランクインして
嬉しいです。

ゴッホのサント=マリー
は、圧倒的多数ですね。
白と青のくっきりとした
コントラストが目を引きます。
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これだけ巨匠の作品が並ぶと
自分だけのBest10
を考えるのも
いいかもしれません。

一年後、見返したら
違う順位になっていて
心境の変化が良く分かるかも
しれないです。



(843日目)


ご覧くださり、ありがとうございます。あなたにゆっくり過ごす時間がありますよ🌟うに

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by abby819lucky | 2014-12-09 00:25 | 国立新美術館・乃木坂

魅惑の「バレエ・リュス」国立新美

東京・乃木坂の
国立新美術館で

9月1日まで開催中

「バレエ・リュス」展
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を観てきました。

詳しくはこちら

入り口を入るとすぐに
バレエ・リュスについての
短い映像解説があります。

これを観て、
期待に胸を膨らませて
細い通路を進むと

ぱっと空間が開け、

思わず歓声をあげて
しまいます。

そこは

会場を大胆に区分けして

意匠を凝らした
コスチュームが

まるで舞台に立っているかのように
展示されています。


演目毎に
ストーリーの説明もあって

バレエをよく知らなくても
とても楽しめる内容になっています。


マリーローランサンの絵画や

デ・キリコの衣装

貴重なデッサンや写真
パンフレットなど

衣装以外の展示も充実しています。


さまざまな
アイデアに触れるのに
良い展覧会だと思います。

それはとりもなおさず

ディアギレフという
稀有な才能、存在の息吹を
間近に感じる得難い幸運の機会。

僅か20年で
バレエの世界に革新をもたらした
その活動の一端を
俯瞰できる
素晴らしい展覧会です。


【構成】
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Ⅰ. 初期 1909-13 ロシア・シーズン

東洋趣味に彩られ、一世を風靡した時代。1911年からは伝説のダンサー、ニジンスキーが振り付けを行い、
ストラヴィンスキーが「火の鳥」「春の祭典」を提供するなど、まさにバレエ界に革新をもたらした黄金期。

カルナヴァル
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レオン・バクスト「キアリーナ」
1910年頃 オーストラリア国立美術館


シェラザード
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レオン・バクスト「シャー・ゼーマン」
1910-30年代 オーストラリア国立美術館

クレオパトラ
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レオン・バクスト「シリア人女性」
1909及び1930年代
オーストラリア国立美術館
踊りやすいかは別として、シルエットが綺麗で夜会服にもなりそうです。好き。


タマール
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レオン・バクスト「レスギン人」部分
1912年頃 オーストラリア国立美術館


青神
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レオン・バクスト「青神」
1912年頃 オーストラリア国立美術館
ニジンスキーの汗が染み込んで……

<参考出品>

バレエ・リュス公式プログラム
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1910年6月
パリ、オペラ座
オーストラリア国立美術館

公式プログラムの表紙はどれも凝ったデザインがステキでした。特にナルシスのが綺麗と思いました。




全体を振り返っても、レオン・バクストの衣装は出色ですね。色彩やフォルムの美しさ。衣装だけで舞台を想像させ、夢見心地になってしまいます。




Ⅱ. 中期 1914-21 モダニズムの受容

第一次世界大戦が勃発すると、ディアギレフは東洋趣味を排し、モダニズムを取り入れました。ピカソやジャン・コクトーといった気鋭のクリエイターを積極的に起用して、新風を巻き起こしました。

女の手管
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ジョゼ=マリア・セール 「ドレス」
1920-24 オーストラリア国立美術館

奇妙な店
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アンドレ・ドラン「白いプードル」
1919年頃 オーストラリア国立美術館

<参考出品>

金鶏(アゼルバイジャンの物語)
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ナタリア・ゴンチャローワ「農婦」
1914年 オーストラリア国立美術館

他、「三角帽子」映像 38分

マティスの写真なども展示。

ダリル・リンゼイの「金鶏」の鉛筆画。軽やかなタッチでダンサーの様々なポーズを巧みに捉えて、素晴らしいと思いました。
衣装はとても凝った作りが多く、本当にこれを着て踊れたのか?オペラの間違いではないか?と変な驚きがありました。



Ⅲ. 後期 1921-29 モンテカルロ

ニジンスキーの妹、ニジンスカが振り付けを手掛けた時期。ディアギレフはプティパなどの古典の掘り起こしを図り、「眠り姫」など名作を上演します。
一方で、若きプロコフィエフの才能を見抜き、実験的な試みもしました。
尚、本展にシャネルのデザインした衣装は出品されていませんが、ピカソの衣装による「青列車」のビデオが常時放映されています。(パリ、オペラ座 25分)


鋼鉄の踊り
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ゲオルギー・ヤクーオフ「女性労働者」
1927年頃 オーストラリア国立美術館





Ⅳ. 解散後 バレエ・リュス・ド・モンテカルロを中心に

ディアギレフが亡くなると、バレエ・リュスは解散。その影響を受けた数々のバレエ団が設立しました。
中でも バジル大佐とルネ・ブリュムが創設したバレエ・リュス・ド・モンテカルロは、バレエ・リュスの主要メンバーが多く参加したため、リュスの流れを汲む重要なバレエ団といえます。ここで活躍した団員がまとまり、オーストラリアのバレエの礎を築きました。

プルチネッラ
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ジョルジョ・デ・キリコ
左から 「チュニック」「死のコート」「ドレス」
1932年オーストラリア国立美術館

この頃になると、日常に着られるようなデザインも見受けられました。<予兆>アンドレ・マッソンの「行動のドレス」(1933,オーストラリア国立美術館)などレーヨンでサーモンピンクのプリーツが普通に可愛らしかったです。


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(719日目)


拙ブログにお運び下さりありがとうございます。あなたにも非日常の夢見心地がありますよ〜✨

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by abby819lucky | 2014-08-07 21:21 | 国立新美術館・乃木坂